土地を購入するときは、ガス・水道・電気・下水道のライフラインがあるかどうかは大切な確認事項です。
ライフラインの確認が漏れていると、想定していなかった費用や時間がかかる可能性があるため注意しましょう。
この記事では、ガスの引き込みについて、確認方法や工事の費用相場について注意点を含めてご紹介します。
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土地購入時にチェック!ガス管の引き込み状況の確認について
土地を購入するときは、生活に必要なガス管が引き込まれているかを確認する必要があります。
確認方法について見ていきましょう。
ガス管の引き込み状況は重要事項説明書に記載されている
重要事項説明書とは、不動産売買契約時に取り交わされる書面で、対象の不動産の情報や取引の条件などが記載されています。
ガスは大切な生活関連施設であるため、項目ごとに記載されています。
ガスの引き込み状況を確認するときは、まず重要事項説明書を見るようにしましょう。
重要事項説明書に記載されている内容は以下のとおりです。
直ちに利用可能なガスの種類
対象の土地でガスが利用できる場合は、利用できるガスの種類が明記されているので、どのガスタイプが使えるかを確認しておきましょう。
ガスの種類は都市ガス・個別プロパン・集中プロパンの3種類のいずれかです。
都市ガスは道路の下をとおっているガス管を使って供給されるガスで、家の近くまでガス導管の引き込みをしなければならないことを注意点として認識しておきましょう。
個別プロパンは、業者がガスボンベを一戸建てに配送して供給する方法です。
集中プロパンは、マンションやアパートなどの集合住宅を対象にしていることを意味しています。
配管等の状況
重要事項説明書の項目には「配管等の状況」が記載されていて、費用に関わる重要な項目なので入念に確認しましょう。
道路部分の配管の有無と敷地内の引き込み管の有無が確認できます。
利用するガスの「配管等の状況」については、都市ガスかプロパンガスかによって確認方法が異なるため、使用するガスの種類に応じた確認が必要です。
都市ガスの場合、前面道路の配管はガス事業者が所有し、敷地内の配管は敷地の持ち主が所有し、それぞれ責任を持ってメンテナンスをおこないます。
しかし、ガス漏れや不具合がおこったときの対応は専門知識が必要であるため、ガス事業者がおこないます。
プロパンガスの場合、個別プロパン・集中プロパンに限らず、ガス事業者によって配管状況が異なるため、物件ごとの確認が必要です。
整備予定金・負担金
最後の項目は、費用面についての記載です。
整備予定金や負担金の有無と支払い時期が明記されているので確認しましょう。
ガス管を新たに引く必要があるケースでは、いつ頃費用が発生するのかを確認しておくと資金計画が立てやすいでしょう。
ガスの引き込み状況は役所で確認できる
ガスの種類や引き込み状況は重要事項説明書で確認できますが、早めに確認しておきたい場合は役所での確認がおすすめです。
不動産会社から重要事項説明書がもらえるのは契約時なので、契約までに確認しておきたい方は役所に行って確認すると良いでしょう。
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土地購入時にチェック!ガスの引き込み工事の費用相場について
土地を購入するときは、土地の購入費用以外に生活を始めるために必要な経費を洗い出しておくことが大切です。
ガスの配管は見落としやすい費用項目なので注意しましょう。
ガスは生活に必要なライフラインではありますが、住宅用の土地だからといってどの土地にもガスの配管が整備されているとは限りません。
畑や田んぼなど、これまで住宅が建っていなかった土地であればなおさら、ガスが引き込まれていない可能性が高いでしょう。
以前家が建っていたとしてもオール電化の場合、ガス管はありません。
以上のようにこれからガスの引き込みをしなければならない土地は、引き込みの工事費用がかかるので注意しましょう。
ガスの配管工事は基本的に買主が費用負担するものです。
すでにライフラインが整備されている土地であれば不要な出費であるため、土地の設備条件の確認は大切です。
土地の安さに惹かれて購入したものの、初期費用が思わぬところでかかったということがないようにしましょう。
ガスの引き込み工事の費用相場
ガスの初期費用に関して確認が必要なのは、都市ガスの場合です。
都市ガスは地中に配管を整備する必要があるため、すでに配管がとおっていれば問題ありませんが、敷地までガスが引かれていない場合は引き込み工事の費用が必要です。
重要事項説明書や役所での確認をもとに、対象の土地ではどのガスタイプを利用するかを認識しておきましょう。
都市ガスの場合、引き込み工事の費用相場は10〜20万円です。
プロパンガスは各家庭や集合住宅に容器を設定してガスが供給されるため、都市ガスのような大掛かりな工事は必要ありません。
契約によってはガス会社が導入に際して必要な費用を負担してくれることが一般的なので、契約内容を確認してみましょう。
ガスの引き込み工事の注意点
ガスの引き込み工事の注意点として覚えておきたいことは、工事費用は道路から敷地までの距離や経路によって左右されることです。
ガス管の長さ1mあたり1〜2万円くらいかかるのが一般的なので、土地の形状からどのくらい費用がかかるか想定しておくと良いでしょう。
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土地購入時にチェック!ガスの引き込み工事の注意点について
ガスの設備環境は地下の配管の状態や土地の形状によって異なります。
ご紹介する注意点に留意して、ライフラインを整えましょう。
注意点①前面道路にガス管がとおっていない
ガスの引き込み工事は、対象の土地が接している前面道路に埋設されている配管を利用します。
そのため前面道路にガス管がとおっていない場合は、もっとも近いガス管を探してそこから引き込む必要があります。
距離によっては引き込み工事に数百万円かかる可能性があるため注意しましょう。
工事費用はガス会社が負担する部分もありますが、前面道路にガス管がある場合と比較すると金額が大きく上回る可能性は高いです。
ガスの引き込みに金額がかかり、建物の予算が削られてしまうかもしれません。
前面道路にガス管がとおっていない場合は、ガスを諦めてオール電化にすることも視野に入れる必要もあるでしょう。
注意点②旗竿地は費用が高額になりやすい
旗竿地とは竿に旗をつけたような形状をした土地で、接道部分が狭く、細長い形状の土地が続いた先にまとまった敷地がある形状をいいます。
前面道路にガス管がとおっていても、旗竿地の場合は延長する距離が長くなります。
配管のために掘削する工事には重機や人手がいるため、立地によっては工事費用が高くつくことがあるので注意しましょう。
注意点③前面道路が私道の場合は特別な手続きがいる
ガスの引き込み工事は道路を掘り起こして作業しなければならないため、前面道路がほかの方の私道である場合は工事を許可してもらう手続きが必要です。
所有者に工事をおこなうことを伝え、掘削承諾書に了承のサインをもらわなければなりません。
すぐに所有者から許可してもらえれば問題ありませんが、長期間不在にしていたり、空き家の場合は注意しましょう。
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まとめ
土地を購入するときは事前にガスの引き込み状況を確認しておくことで、ライフラインの整備がスムーズになるでしょう。
ガス管を敷地に引き込むときは費用がかかり、土地が特殊な形状や立地だと費用が高額になる可能性があります。
注意点に気を付けて、土地探しを進めましょう。
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株式会社リードホーム スタッフブログ編集部
都心・城南エリアで土地・一戸建て・マンションをお探しの方のために結束したファミリータイプ住宅売買の専門集団です。目黒区・港区・渋谷区・世田谷区・品川区・大田区の居住用物件のみに特化しております。ブログでは不動産売却などの記事をご提供します。