「未使用の土地を有効活用したいけれど、使い道がない」とお悩みではありませんか?
家を解体した後や庭をDIYしたいとき、土地を整地することにより土地を活用できるようになります。
しかし、整地にはどのような種類があるのか、どのような経費が必要なのかご存知の方はいらっしゃらないのではないでしょうか。
この記事では、土地の整地に関することと、それにかかる費用や種類についてご紹介します。
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土地の「整地」とは
整地とは、土地の状態を整える行為を指します。
ここでは、整地に含まれる具体的な作業や工事、そして「造成」や「更地」といった類似用語との違いについてもご紹介します。
土地を平らにする工事のこと
整地とは、土地に存在する物を取り除き、平坦な状態に整える作業です。
地面の凹凸を均一に整え、邪魔な草木を取り除くことで、整地された土地が完成します。
整地工事に含まれる作業は主に以下のとおりです。
●建物の解体作業
●草木の除去
●ゴミの撤去
これらの作業が先におこなわれ、その後、砂利などの素材を使用して高低差をなくします。
整地工事は、家を建築する前や解体した後はもちろん、庭を整備するときなど様々な場面で必要で、土地を売却する際や新たに建物を建てる際にも欠かせません。
また、整地は、その土地の用途によって工事内容が変わることがあります。
整地により不要物が取り除かれるだけでなく、土地の面積を明確にし、美しい状態に整えられます。
また、整地した土地は目的に応じて使いやすくなります。
整地された土地はすぐ活用できる上に見た目が良いため、購入意欲も高まります。
整地は売却価格の向上にも寄与するため、土地を売却する場合は整地をおすすめします。
整地と造成の違い
造成とは、主に住宅建設のために土地を整える工事のことです。
農地や森林を住宅用地に変えるために必要な作業が含まれます。
宅地として利用できる状態にするためには、地盤の調査や改良が必要な場合もあり、専門業者の判断が重要です。
この工事は専門的であり、一般の個人が簡単におこなえるものとは異なります。
大規模な工事では、土木業者が担当し、場合によっては重機を使用して作業を進めます。
解体業者や外構業者も参加することがありますが、工事の規模や内容に応じて異なるため、一概には断言できません。
なお「宅地造成等規制法」により、災害のリスクがある特定地域での工事は規制されていることに注意してください。
対象となるエリアでは、各都道府県の許可が必要となります。
整地と更地との違い
更地とは、建物を解体した後の土地の状態を指します。
具体的には、住宅地に何も建物がない状態を示し、その土地が整地されているかどうかは重要ではありません。
ただし、更地として扱われるためには、その土地が宅地である必要があります。
他の用途で使われる土地は更地とはみなされないため、その点は留意しましょう。
住宅を解体し、土地上に建物がない状態であれば、それは更地とみなされます。
たとえば、土地に石や草木、土の中に建物の破片があっても同様です。
土地の売却を考えている場合は、整地済みの土地の方が需要は高く、売れやすい傾向にあることを覚えておきましょう。
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整地の種類
土地を整地する方法にはさまざまな種類があり、それぞれの整地作業は異なる方法でおこなわれます。
整地には次のような種類がありますので、用途に合わせた最適な方法を選択しましょう。
粗仕上げ
粗仕上げは、もっともシンプルな整地手法で、建物の解体後に残っているコンクリートガラ・石や木くず、ガラス片などを手作業もしくは重機を用いて取り除きます。
その後、土地全体を重機で均し、転圧をおこなって作業を完了させます。
粗仕上げでは、こぶし大までの石を取り除くことが一般的です。
整地の作業内容は一律ではありません。
土地の状況や業者によっては、表面の整備や清掃を含むこともあります。
粗仕上げは手軽におこなえ、比較的コストや手間が少ない整地方法です。
土地の利用目的が未定である場合や、舗装が必要ない土地などに適しています。
砕石舗装
「砕石舗装」では、整地した土地に砕石と呼ばれる天然の石を砕いて選別したものを敷き詰めます。
砕石は角張った形状をしており、粗仕上げよりも丁寧な整地がおこなわれる点が特徴です。
主に庭や駐車場などに利用されます。
また、砕石舗装では、砕石の代わりに角の丸い砂利を使用する場合もあります。
砂利は砕石と比べて形がさまざまでかみ合わせが少なく、歩くと音が鳴るため、防犯面でも利点があります。
砕石や砂利を敷き詰めた後、表面を整えるために機械を使って空気を抜く転圧作業がおこなわれ、作業は完了となります。
真砂土舗装
「真砂土舗装」は別名「土舗装」とも呼ばれ、整地後の土地に土を敷き詰める工事方法です。
この方法では、より細かいガラや石を取り除き、代わりに砕石を敷いた後に重機などで転圧して仕上げます。
真砂土と呼ばれる花崗岩が使用されるケースが一般的です。
真砂土は西日本などで採取される花崗岩が風化してできた土で、整地後の仕上がりが美しく見栄えが良いことから、土地売却の際などによく利用されます。
土の種類によっては、上から芝生を張っても生育しやすい土壌の形成が可能です。
コンクリート・アスファルト舗装
整地後の用途によっては、コンクリートやアスファルトでの舗装も選択肢のひとつになります。
コンクリートは寿命が長く補修回数は少ないですが、全体的なコストと工期が高くなります。
一方、アスファルトはコストがリーズナブルで工期も短いですが、耐久性に課題があり補修回数が多くなります。
住宅地では主にコンクリート舗装が見られ、屋外の駐車場ではアスファルトが一般的です。
用途に応じて最適な方法を選びましょう。
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土地を整地する際にかかる費用
ここでは、整地を業者に依頼する際の一般的な費用相場についてご紹介します。
種類別
先述したどの素材を使うかによってもかかる費用は変動します。
以下は各整地の費用相場一覧です。
●粗整地:1㎡あたり300~600円程度
●砕石整地:1㎡あたり2,000円~
●真砂土整地:1㎡あたり3,000円~
●コンクリート:1㎡あたり1万2,000円~
●アスファルト:1㎡あたり5,000円~
ただし、土地の位置によって要件が異なり、低い位置の土地は地上げによる費用がかかることもあります。
土砂の持ち込みによる一体化の費用は1㎡あたり約3,500円~5,000円です。
擁壁工事が必要な場合は1㎡あたり約3万円~4万円となります。
ただし、これらは目安であり、実際の工事では土地周辺の構造や埋まっている物の調査が必要になり、その費用が加算されます。
相場の金額は最低限の費用ですので、正確な価格を知りたいときは見積もりを取るようにしましょう。
規模別
土地の整地費用は土地の広さによって異なります。
通常の整地の場合、業者に依頼すると1㎡あたり500円前後が相場です。
この相場は基本的な整地の費用の目安として考えられており、特別な作業が必要な場合は数万円程度かかることもあります。
庭木の伐採や根の除去には1本あたり数千円がかかることもあります。
また、山林や傾斜地の整地では技術が必要で、一般的な料金よりも高くなるケースも少なくありません。
そのため、1㎡あたりの費用は2万円~3万円程度が目安となります。
傾斜のゆるい丘陵地なども作業が困難で、1㎡あたり1万円~2万円程度の費用が必要です。
傾斜角度が15度以上になると、1㎡あたり4万円前後になる場合もあります。
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まとめ
整地には粗仕上げや砕石舗装、真砂土舗装、コンクリート・アスファルト舗装などさまざまな方法があります。
費用は土地の広さや地形によって異なり、1㎡あたり500円前後が相場ですが、特別な作業が必要な場合は数万円程度かかることもあります。
整地には様々な種類があるので、用途に応じた最適な方法を選びましょう。
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株式会社リードホーム スタッフブログ編集部
都心・城南エリアで土地・一戸建・マンションをお探しの方のために結束したファミリータイプ住宅売買の専門集団です。目黒区・港区・渋谷区・世田谷区・品川区・大田区の居住用物件のみに特化しております。ブログでは不動産売却などの記事をご提供します。