天井リノベーションはどのような効果がある？種類や費用相場を解説

▼ 天井リノベーションの素材の効果について
▼ 高さを変える天井リノベーションの種類について
▼ 天井リノベーションの費用相場や工期目安について
▼ まとめ

天井は家のなかでも大きな面積を占める箇所であり、お部屋の雰囲気や印象を変えることが可能です。
さらに素材によって耐久性や断熱性が異なるため、機能面にもこだわると過ごしやすい家になるでしょう。
この記事では、天井リノベーションにおける素材の特徴や高さを変えるリノベーションの種類と併せて、気になる費用面や工期についても解説します。

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天井リノベーションの素材の効果について

天井リノベーションをおこなうときは、どの素材にどのような特徴があるかを認識して選択すると良いでしょう。
天井リノベーションは基本的に、「クロス」「塗装」「板張り」の3種類の方法で仕上げます。

素材①クロス

天井リノベーションで一般的な方法が壁紙用のクロスを貼る仕上げです。
素材の種類やデザインが豊富で、ほかの仕上げと比較して価格が安いところが魅力です。
ここでは、6種類のクロスの特徴を見ていきましょう。
ビニールクロス
ビニールクロスは単色や柄物、キャラクターとコラボしたクロスなどデザインが豊富で価格も安いため、普及している素材です。
デザイン性が優れているだけでなく、防カビ効果があるものや、防火やシックハウス対策の機能が施された素材など、機能面においても選択肢が幅広い特徴があります。
織物クロス
織物クロスとは、麻や絹などの天然素材の糸で織った織物に紙を裏打ちしたものです。
そのため高級感があり、雰囲気にこだわりたい方におすすめのクロスといえます。
また、湿気を吸収したり、放出したりする機能に優れ、織りがこまかいほど破れにくい特徴があります。
紙クロス
紙クロスとは、主に紙を原料としたクロスで、紙ならではの柔らかな質感や見た目が特徴です。
和柄や洋風のデザインなど種類が豊富のため、個人の好みにあわせてを楽しむことができるでしょう。
木質系クロス
木質系クロスとは、特殊な加工が施された天然木やコルクシートに紙やアルミを張ったものです。
木目は目に優しく、あたたかみや上質な雰囲気があり、心地良く過ごせるでしょう。
とくに無垢材は高級感があり、人気がある素材です。
無機質系クロス
無機質系クロスは、珪藻土や漆喰などの素材を塗装したようなデザインのクロスで、実際に塗装するよりも価格が安く、珪藻土や漆喰などに似た質感や見た目を出すことができます。
調湿や消臭の機能をプラスしたクロスもあり、デザイン性と機能面を兼ね備えているところが魅力だといえるでしょう。
オレフィンクロス
オレフィンクロスはビニールクロスに似た性質ですが、耐久性に優れ、汚れにくいことが特徴です。
ビニールクロスとは原材料が異なり、オレフィンクロスはポリエチレンやポリプロピレンでできています。
廃棄するときに有害物質がでないため、地球に優しい素材だと言えるでしょう。

素材②塗装

天井リノベーションの仕上げとして、漆喰や珪藻土、ペンキを建物のコンクリートの躯体に直接塗って仕上げる方法があります。
塗り方によってこまかく風合いを変えることができ、オリジナルの天井が仕上がるでしょう。
クロスの上から塗装することも可能なので、家の印象を変えたい方が手軽におこなえる方法です。

素材③板張り

板張りとは一面に木材を張り合わせる方法で、木の質感を最大限に感じられるでしょう。
自然素材を使用することで、木の香りを楽しめたり、調湿機能の効果を得られたり、メリットは大きいでしょう。
ただし費用がかかるのでコストを抑えたい方は、天然木化粧板やプリント合板を選択することをおすすめします。

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高さを変える天井リノベーションの種類について

天井リノベーションでは天井の素材を変えるだけでなく、高さを変えることもイメージチェンジに効果的でおすすめです。
高さを変える天井リノベーションの種類や効果を見ていきましょう。

天井の高さを高くする

天井の構造は多くの場合、二重天井になっていて、天井裏に断熱材や電気などの配管がとおる空間があります。
この空間をなくすか、狭くすることにより、天井を高くすることが可能です。
リノベーションによって天井を高くすることにより、解放感が増し、明るい空間が実現するでしょう。
ただし、構造上天井の高さを変えることが難しいケースがあるので、工事が可能かどうか専門家の確認が必要です。

天井の高さを低くする

天井の高さを低くすることによって、閉鎖的な空間が生まれ、落ち着きある空間を作ることが可能です。
それぞれ間取りの用途をわけ、天井の高さにメリハリをつけると過ごしやすくなるでしょう。
落ち着いて作業したい空間や、リラックスを目的とした部屋はあえて天井高を低くしてみてはいかがでしょうか。

吹き抜けを作る

天井リノベーションのなかでも大胆な方法で、大幅なイメージチェンジが期待できるのは吹き抜けを作ることです。
吹き抜けは解放感が生まれることや、異なる部屋にいる家族の気配を感じられるメリットがあります。
日光が入りやすく明るい雰囲気になることも、吹き抜けの持ち味だと言えるでしょう。
マンションの場合は構造上難しい場合が多いですが、一戸建てであれば耐震や耐久性が保持できれば吹き抜けを作るリノベーションは可能です。

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天井リノベーションの費用相場や工期目安について

天井リノベーションに興味があるものの、費用や工期が心配でなかなか踏み出せないという方もいるでしょう。
天井リノベーションの費用相場や工期の目安をご紹介します。

費用相場

天井リノベーションの費用相場は、リノベーションの種類やグレード、工事箇所の広さによって幅がありますが、おおよその目安を知っておきましょう。
20㎡の部屋の天井をリノベーションする場合、6万円程度かかることが一般的です。
費用は面積に影響しますが、面積が小さい部屋だとしても人件費や工程がほとんど変わらないため、単価は高くなるでしょう。
仕上げが塗装であれば6〜10万円、天然木化粧合板の板張りであれば15万円以上、無垢材の場合は30万円以上の費用が予測されます。
また天井の高さに変化をつける場合は、工事が大掛かりになるため15〜35万円が費用の目安です。

工期の目安

工事にかかる期間においても、リノベーションの内容に影響されますが、一般的に多いケースを知っておくとスケジュールを立てやすいでしょう。
20㎡の部屋の天井をリノベーションする場合、クロス仕上げは1〜2日、塗装仕上げは3〜4日、板張り仕上げは1〜3日ほどの期間を予定しておきましょう。
天井の高さを変えるリノベーションの場合は期間がかかり1週間ほど要します。
吹き抜けを設ける場合はさらに大掛かりな工事になり、1か月ほどかかるため日程に余裕を持って計画しましょう。
家の築年数によっては、「構造上問題点が見つかり追加工事をおこなわなければならない」「クロスが劣化していて剥がすのに時間がかかる」というケースもあります。
家の状態によって期間が伸びたり、工事内容が変わったりする可能性も頭に入れ、柔軟に対応しましょう。

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