土地選びをするときに、「方角」は日当たりなどに関係する重要な要素です。
南向きの土地は人気がありますが、どの方角にもそれぞれ異なる特徴や魅力があるため、ご自身の希望に適した方角の土地を選ぶことが大切です。
今回は、土地の方角と前面道路の関係、方角ごとのメリット・デメリットについて解説します。
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前面道路の方角で決まる!「土地の方角」の基礎知識
土地の方角は、日当たりや価格など、土地選びをする際の重要なポイントに影響します。
まずは、土地の方角を決める前面道路との関係と、方角に関する基礎知識を解説します。
土地の方角と前面道路
土地の方角とは、その土地が接している前面道路がある方位です。
たとえば、土地が接している前面道路が南側にあれば、南向きの土地となります。
土地の方角は、東西南北にくわえて北東や南東などがあり、8つの方向に分けられます。
角地の場合は、北東角地や南東角地などになります。
ちなみに、前面道路に接する部分が細長い通路状で、奥まった位置にまとまった土地がある場合は「旗竿地」といわれ、価格も安い傾向にあります。
土地の方角と日当たり
一般的に好まれるのは、日当たりが良いとされる方角の土地です。
そのため、人気が高いのは、前面道路が南側にある南向きの土地です。
家を建てる際は、日当たりの良い方角に採光が欲しい部屋を配置するなど、間取りを考えるうえでも土地の方角が重要になります。
しかし、南向きが必ずしも日当たりに優れているとは限らず、周囲に高い建物がある場合は採光が遮られることもあります。
南向き以外の方角でも、設計などの工夫で、採光に優れた家にすることも可能です。
また、日中に家にいることが少ない方など、日当たりを最優先事項としない場合もあります。
近年では、都心部を中心に、方角にあまりこだわらず土地選びをされるケースも増えています。
価格への影響
方角は価格にも影響し、一般的に南向きの土地は高く、北向きの土地は安い傾向があります。
北向きの土地と比較して、南向きの土地は5%から10%ほど価格が高くなるといわれています。
しかし、北向きの土地でも、角地の場合は利便性に優れていることから、価格が高めの場合もあります。
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全方角に魅力がある!土地の方角ごとのメリットをご紹介
土地は、方角ごとに違った特徴やメリットを備えています。
ここでは、ライフスタイルに適した土地選びをするためにも知っておきたい、方角ごとのメリットをご紹介します。
北向きのメリット
一般的に日当たりが良くないとされる北向きですが、実は複数の魅力的なメリットがある方角です。
直射日光が入りにくいことで、暑い夏も比較的涼しく、部屋のなかでも快適に過ごすことができます。
穏やかなに日照であるため、壁紙やフローリングの床、家具などが日焼けしにくいことも北向きの良さといえます。
日焼けから守りたい大切な蔵書がある場合にも適してします。
北側の窓から外を眺めるときも逆光になりません。
落ち着いた光量により、空や緑もきれいに見えて、眺望を楽しむことができます。
また、北向きの土地は価格面のメリットもあり、立地や規模が同じで方角が異なる土地と比べたときに、もっとも安く購入できます。
南向きのメリット
日照時間が長く、日当たりの良さが南向きのメリットです。
日照が遮られないことが多く、日当たりの良いリビングや庭が設けやすいことが特徴といえます。
冬も暖かな日差しが室内の奥まで入るため、暖房代をおさえることにもつながります。
雪が降ったときにも、日当たりが良いと、玄関前などに積もった雪が解けやすいです。
1年を通じて、湿気がたまりにくく、洗濯物が乾きやすいことも南向きの魅力になります。
東向きのメリット
東向きのメリットとして、午前中の日当たりの良さがあげられます。
東から昇る太陽の光を取り込むことができます。
たとえば、朝日を感じながら起きて、明るい朝の時間を大切にしたいライフスタイルの方に向いている方角です。
朝から日当たりが良いため、洗濯物も乾きやすいです。
冬は、早い時間から部屋があたたまりやすいこともメリットといえます。
東向きは、午後になると直射日光が室内に入りにくいため、夏は過ごしやすいでしょう。
午前中は採光に優れ、午後になると強い西日を防ぐことができる東向きは、南向きに次ぐ人気の方角です。
魅力が多い方角でありながら、価格は南向きよりもリーズナブルなこともメリットといえます。
西向きのメリット
西向きの土地は、長時間にわたって日が当たることがメリットです。
布団なども、日が当たる時間にゆっくりと干すことができます。
天気が良い日には、日没前の美しい夕焼け空を自宅から眺めることもできるでしょう。
午後からも日差しが入るため、冬でも室内があたたまりやすいです。
西向きに限らず、すべての方角において、土地選びをする際には、時間帯を変えて日当たりをチェックするようにしましょう。
朝、昼、夕方で時間帯を変えて訪れると、日当たりの違いが具体的に分かり、検討する際の参考になります。
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失敗しない土地選び!押さえておきたい方角別のデメリット
土地の方角ごとにメリットだけでなく、デメリットもあります。
失敗しない土地選びのためには、メリットとデメリットの両方を押さえて検討することが大切です。
北向きのデメリット
北向きのデメリットは、別の方角と比較すると、日が当たりにくいことです。
冬は、日照が少ないことから、温度が上がりにくい傾向にあります。
湿気がたまりやすく、洗濯物が乾きにくい上に、カビや結露の発生に注意が必要です。
北向きのデメリットを解消するには、窓まわりの断熱性を高め、除湿器を使うといった対策をおこないましょう。
また、明るい室内空間にするには、開口部を大きくとることや中庭を設けることも有効です。
南向きのデメリット
人気の方角である南向きは、資産価値も高いため、土地の購入価格が高いことがデメリットになります。
南向きと、そのほかの方角で、同程度の規模の土地がある場合は、南向きの土地のほうが高くなりがちです。
人気の理由のひとつは日当たりの良さですが、採光に優れているためにフローリングの床や家具が日焼けしやすいといえます。
リビングを南側に設ける場合、前面道路からの目線など、プライバシーの確保に気をつけましょう。
そのような場合、遮光カーテンやすりガラス、スリット窓などを選ぶとよいでしょう。
東向きのデメリット
朝から日当たりの良い東向きですが、デメリットは午後になると採光がしにくくなることです。
そのため、洗濯物は午前中の乾きやすいタイミングで干すなどの工夫が必要です。
冬場は、夜になると冷えやすいですが、その代わりに夏は暑さを避けやすいことが利点といえます。
西向きのデメリット
西向きの土地は、午前中は日を取り込みにくいため、冬場は寒くなる可能性があります。
午後になると西日が射しこむため、日当たりが良くなりすぎて、夏場は特に暑くなります。
西日による家具の日焼けは注意したいポイントです。
しかし、西日が差す西向きの土地も、窓のサイズや断熱性能にこだわった部屋づくりをすることで、快適性は大きく向上します。
手軽な遮光カーテンなども上手に取り入れましょう。
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まとめ
土地は、日当たりの良さで人気の南向きに限らず、それぞれの方角ごとに違ったメリットを備えています。
デメリットも、方角の特徴にあわせた工夫や対策をすることによって、改善できるケースは少なくありません。
ご家族のライフスタイルにあった方角を選ぶことは、失敗しない土地選びにつながります。
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株式会社リードホーム スタッフブログ編集部
都心・城南エリアで土地・一戸建・マンションをお探しの方のために結束したファミリータイプ住宅売買の専門集団です。目黒区・港区・渋谷区・世田谷区・品川区・大田区の居住用物件のみに特化しております。ブログでは不動産売却などの記事をご提供します。