土地を購入したら、できる限り無駄なスペースをなくして土地を有効活用したいものです。
しかし、デッドスペースと呼ばれる空間が生まれてしまうケースもあるため、デッドスペースができてしまう場合は活用方法を工夫する必要があります。
この記事では、デッドスペースの概要や活用方法、収益化の方法をご紹介します。
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土地を購入する前に要チェック!デッドスペースとは
デッドスペースとは、有効活用が難しい空間や場所のことです。
なるべく減らすべき空間ではあるものの、構造や設備の問題でどうしてもデッドスペースが生まれてしまうケースがあります。
デッドスペースの例
土地におけるデッドスペースの例の1つが、土地の形状に由来するものです。
たとえば、土地の形が歪んでいて角が鋭角になっている場合、何も置くことのできないデッドスペースが生まれてしまいます。
また、デッドスペースは土地だけでなく、住宅内の空間にも発生します。
土地と同様に角が鋭角になっているとデッドスペースになってしまうほか、クローゼットの扉がデッドスペースを生み出すケースも少なくありません。
図面上は問題なく物が置ける場所でも、クローゼットの扉の開閉の妨げになってしまうため何も置けないというデッドスペースも存在します。
デッドスペースを減らす方法
デッドスペースを減らすためには、設計の段階から十分な検討が必要です。
たとえば、クローゼットの扉がデッドスペースを生み出してしまうケースでは、扉の開き方の形状を工夫すればデッドスペースを減らせます。
図面上では問題がなくてもいざ完成してみると使えなかったというケースもあるため、デッドスペースをなくすためには設計の段階で導線や使用方法を考慮するのが重要です。
しかし、設計上どれだけ工夫しても、デッドスペースが生まれてしまうこともあります。
典型的な例が、土地の形がもともと歪んでいる場合です。
鋭角になっている角は設計でデッドスペースを解消することが難しく、活用しきれないまま残ってしまうことも少なくありません。
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土地のデッドスペースの活用方法
デッドスペースは使われないまま放置されているケースも多いですが、工夫すればさまざまな使い方ができます。
土地のデッドスペースの主な活用方法をご紹介します。
花壇や菜園にする
設備などを置くのが難しいデッドスペースでも、花壇や菜園としてなら利用可能です。
植物であれば土地の形状を問わず植えられるため、鋭角になっている角でも活用できます。
奥行きがない狭い空間でも、植物が植えられているだけで落ち着いた雰囲気を演出可能です。
季節に応じて色や姿を変える植物を植え、四季の移ろいを感じるのも良いでしょう。
日が当たりにくい場所の場合は、日陰でも良く育つハーブなどを育てればデッドスペースをキッチンガーデンとして活用できます。
駐輪場にする
ある程度の広さが確保できる場合は、駐輪用のスペースにするのもおすすめです。
駐輪スペースは1台あたり60cm×180cm程度なので、1m×2mの広さがあれば駐輪場にできます。
簡単に駐輪場を設置したい場合は、デッドスペースにも置きやすいサイズのサイクルハウスを設置すると良いでしょう。
また、サイクルスタンドの設置もおすすめです。
近年ではデザイン性に優れたサイクルスタンドも多く、玄関アプローチやエントランスに置いても違和感のないものも増えてきました。
玄関前やエントランスを彩るエクステリアの1つとして選ぶのも良いでしょう。
収納スペースにする
デッドスペースを収納スペースとして活用すれば、ご自宅の収納を増やせます。
物置は奥行きが50cm程度のものも販売されているため、幅が1mほどあれば設置可能です。
大きさだけでなくカラーバリエーションやデザインも豊富なので、既製品でもご自宅の雰囲気に合うものが見つかるでしょう。
また、物置を置くだけでなく、屋根や囲いを設置しても収納スペースが作れます。
園芸用の支柱やサーフボードなど、長さがあるものでも収納しやすいのがメリットです。
DIYが好きな方であれば、デッドスペースの大きさに合った屋根や囲いをご自身で作成するのも良いでしょう。
ウッドデッキやレンガを設置する
庭が活用しきれていない場合は、ウッドデッキやレンガを設置するのもおすすめです。
庭の使い道が思いつかず、生い茂る雑草の処理が面倒に感じられる場合は、ウッドデッキやレンガを敷いて庭を整えると良いでしょう。
雑草が生えてくる部分を減らして管理の手間を減らせるうえに、庭としての存在感が生まれます。
整備された庭なら、小物を置いて自分らしい空間を演出したり、趣味の空間として活用したりなどの方法が思いつくかもしれません。
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土地のデッドスペースを収益化する方法
デッドスペースの位置や大きさによっては、収益化することも可能です。
土地のデッドスペースを収益化する主な方法をご紹介します。
自動販売機
道路脇にデッドスペースがある場合は、自動販売機が設置できる可能性があります。
幅100cm・奥行き70cm・高さ2mの広さがあれば、標準的なサイズの自動販売機を1台設置可能です。
スペースにくわえて電源も必要ですが、住宅が建っている敷地であればすでに電気が通っているため問題ありません。
自動販売機を設置してデッドスペースの収益化を始めるには、業者側から提案を受ける方法と、自分から敷地を提供する方法の2種類があります。
デッドスペースの収益化の場合は後者にあたり、自動販売機の売り上げのおよそ20%が収益になると言われています。
ただし、自動販売機の設置にかかる電気代は土地の所有者が負担することになる点に注意が必要です。
利益を出すためには毎月70本から100本ほど売る必要があるため、ある程度の売り上げが見込める場所でなければ自動販売機の設置は難しいでしょう。
二輪車用の月極駐車場を運営する
駐車場を作る場合、立地などの都合で車1台分もしくはそれに満たない程度のデッドスペースができてしまうこともあります。
このような広さのデッドスペースができてしまった場合、二輪車用の月極駐車場として活用するのも手段の1つです。
車の駐車には手狭なスペースであっても、二輪車であればゆとりを持って移動できるため、デッドスペースが無駄になりません。
月極駐車場にすれば継続して収益が得られる点もメリットです。
証明写真機を設置する
証明写真機を設置するのも手段の1つです。
デッドスペースの広さにもよりますが、自動販売機と組み合わせて設置すればバリエーションが出せるため、より高い収益が期待できます。
売り上げに応じて契約料を支払うのが一般的で、契約料は売り上げの15%ほどのケースが多いようです。
コインロッカーを設置する
繁華街にある土地であれば、コインロッカーを設置するのも良いでしょう。
コインロッカーは奥行きが必要ないため、比較的狭いデッドスペースでも設置可能です。
設置費用は売り上げに応じて支払う仕組みが一般的なので、利用者が思うように増えなかった場合でもリスクを軽減できるのがメリットです。
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まとめ
活用が難しいデッドスペースは、設計の工夫で減らせるものもあれば、構造上どうしてもなくせないものもあります。
土地を有効活用するためにも、駐輪場にしたり収納スペースにしたりするなど、ご自身に合ったデッドスペースの活用方法を見つけることが重要です。
人通りが多い繁華街にある土地であれば、自動販売機やコインロッカーを設置するなどの収益化を検討するのも良いでしょう。
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株式会社リードホーム スタッフブログ編集部
都心・城南エリアで土地・一戸建・マンションをお探しの方のために結束したファミリータイプ住宅売買の専門集団です。目黒区・港区・渋谷区・世田谷区・品川区・大田区の居住用物件のみに特化しております。ブログでは不動産売却などの記事をご提供します。