建売住宅は、ほぼ完成している状態で購入するため、すぐに入居できることに魅力があります。
しかし、建売住宅には最低限の設備だけが取り付けられていることが多く、引っ越してから設備の不足に気づくかもしれません。
そこで今回は、建売住宅に網戸がないときの対応と建売住宅の窓の種類、自分で網戸を設置するメリット・デメリットを解説します。
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建売住宅に網戸がないときの対応
建売住宅を購入するときに、網戸がないのは普通のことなのか戸惑うかもしれません。
まずは、建売住宅における網戸の考え方と、オプションでの設置についてチェックしましょう。
建売住宅における網戸の考え方
90%以上の建売住宅において、網戸は標準仕様には含まれず、オプションでの追加となります。
これは、網戸が快適な生活に最低限必要な設備とは見なされないことに理由があります。
建売住宅を販売する業者は、窓の機能について換気と採光以上の役割は不要だと考えるのが一般的です。
もちろん、少しでも安く建売住宅を購入してもらうために、網戸を省いてコストを削減する目的もあるでしょう。
一方で、建売住宅を購入する方の多くは網戸を生活必需品と考えていることから、建売住宅ではオプションで網戸を追加することになります。
業者側と購入者側で考え方に相違があることを理解したうえで建売住宅の購入前に網戸の有無を確認し、必要に応じてオプションとして追加することが大切です。
網戸の追加工事費用
建売住宅を購入した後で網戸の追加工事をおこなうときに必要になる費用は、窓の枚数と窓のタイプによって異なります。
一般的な網戸だと、1枚あたり4,000円~8,000円が費用相場です。
建売住宅では、1枚だけ網戸を購入するのではなく、家全体で15枚程度まとめて発注することになります。
例として、掃き出し窓3枚と腰窓3枚、滑り出し窓8枚と上げ下げ窓2枚で計16枚の窓に網戸を設置すると、費用は10万9,000円ほどです。
網戸がなくても問題ない?
建売住宅には網戸がないことが多いため、そのまま網戸なしで新生活をスタートさせようと考えるかもしれません。
しかし、快適な換気のためには、網戸の設置が必要です。
網戸がない窓で換気のために窓を開けると、害虫の侵入を許してしまいます。
また、害虫の侵入を防ぐために換気の頻度を減らしたときは、換気が不十分となり建物の劣化が早くなることに注意が必要です。
したがって、快適な生活と大切なマイホームを守るためには、網戸の設置が大切になります。
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網戸を設置する建売住宅の窓の種類
建売住宅にオプションで網戸を設置するときにかかる費用は、窓の種類によって変わります。
購入する建売住宅にどのような窓があるか、それぞれの特徴を見てみましょう。
引き違い窓
建売住宅に多く見られるのが、窓ガラスが左右に付いた引き違い窓です。
引き違い窓では、2枚の窓ガラスを左右に動かして換気をおこないます。
引き違い窓に設置する網戸は、ガラス窓と同様に左右に動かせるタイプの網戸です。
ただし、窓ガラスのように2枚設置するのではなく、窓ガラスを開けたときに害虫の侵入を防げるように、1枚のみ設置します。
上げ下げ窓
洋風住宅に多く取り入れられているのが、上げ下げ窓です。
上げ下げ窓では、2枚の窓ガラスを上下に動かして換気をおこないます。
建売住宅においては、LDKや2階の居室などにある小さな開口部に使われることが多い窓です。
上げ下げ窓に設置する網戸は、窓ガラスと同じく上下に動かせるタイプの網戸です。
ただし、網戸を設置場所は、窓の品番によって異なります。
窓の外側に取り付けるタイプだけでなく、窓の内側に取り付けるタイプがありますので注意しましょう。
滑り出し窓
滑り出し窓とは、キッチンなどの窓に多く使われている窓です。
滑り出し窓の特徴といえるのが、押し出すように窓を開ける動作にあります。
窓のタイプによって、下から上に押し出すものと、左右から押し出すものに分類されます。
また、滑り出し窓の開け方には、レバー式・回転ハンドル式・チェーンオペレーターといった種類があり、さまざまな場所に設置できることが特徴です。
滑り出し窓に網戸を設置するときは、窓の内側に取り付けるほか、上げ下げロール網戸・左右ロール網戸などを取り付けます。
ルーバー窓
ガラス面が帯のように細長く分割されていてブラインドと同じ仕組みで開閉するのが、ルーバー窓です。
ルーバー窓は回転式ハンドルなどで開閉でき、プライバシーが必要な空間に使われます。
具体的には、建売住宅のなかでもトイレ・洗面所・浴室などでよく見られます。
このルーバー窓に網戸を取り付けるときは、窓の内側に設置するのが一般的です。
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建売住宅の網戸は自分で設置できる?
建売住宅で網戸の追加工事にかかる費用を節約するために、自分で網戸を設置しようと考えることがあります。
自分での網戸設置にはメリットだけでなくデメリットもありますので、それぞれの内容を把握することが大切です。
メリット①費用を節約できる
安価で網戸を購入できるならば、建売住宅のオプションよりもコスト削減になることがメリットです。
建売住宅のオプションとして網戸を設置するときは1枚4,000円~8,000円が相場ですが、これより安く入手できれば家全体でまとまった金額が節約できます。
とくに、網戸の卸売業者との直接交渉が可能であるときは、定価より30~40%引きほどで購入できるかもしれません。
メリット②窓の知識が深まる
自分で建売住宅の網戸を設置するときは、窓の構造について調べる必要があります。
そのため、自然に窓の構造についての知識が深まることが、自分で網戸を設置するメリットです。
窓の知識があれば、窓が開きにくいなどのトラブルが発生したときでも、自分でメンテナンスができます。
こうしたメンテナンスを専門業者に依頼したらコストがかかりますが、自分で作業できれば出費を減らせます。
デメリット①安い網戸を見つけにくい
建売住宅に自分で網戸を設置しようと考えたときに、仕入先の候補として挙げられるのがインターネットの網戸販売サイトです。
こうしたインターネット上の網戸販売サイトは建売住宅のオプションよりも安価で網戸を購入できますが、節約できるお金はわずかでしょう。
また、初めての網戸設置作業だと、思いのほか設置作業に手間がかかります。
網戸設置にかかる時間や苦労を考えると、追加工事として業者に依頼したほうが安く感じられるかもしれません。
デメリット②建売住宅の保証外になる
自分で網戸を設置すると、網戸部分については建売住宅の保証外となることがデメリットです。
また、間違って発注したときにも保証対象外となり、自己責任で解決しなければなりません。
自分で網戸を設置するならば、建売住宅の保証範囲を確認したうえで、リスクを許容できるか考える必要があります。
デメリット③調整が難しい
購入した網戸を自分で設置しようとしても、調整が難しいことはデメリットです。
サッシに網戸をはめ込んだだけでは網戸がうまく動かないことがあり、取り付けた後には調整が必要になります。
調整不足の状態では開け閉めがスムーズではないだけでなく、隙間があり害虫の侵入を許してしまうことがあります。
また、面格子付きの窓など窓の種類によっては、専門的な工具と技術が必要になることは注意点です。
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まとめ
建売住宅の標準仕様には網戸がないことが多く、オプションで設置すると1枚あたり4,000円~8,000円が必要です。
建売住宅の窓には、引き違い窓・上げ下げ窓・滑り出し窓などの種類があり、網戸の取り付け方も違います。
建売住宅の網戸を自分で設置するメリット・デメリットをチェックして、自分で設置するかどうかを考えてみてください。
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株式会社リードホーム スタッフブログ編集部
都心・城南エリアで土地・一戸建て・マンションをお探しの方のために結束したファミリータイプ住宅売買の専門集団です。目黒区・港区・渋谷区・世田谷区・品川区・大田区の居住用物件のみに特化しております。ブログでは不動産売却などの記事をご提供します。