自宅に住み続けながら売却活動をするうえで、内覧対応に不安を抱く方は多いです。
購入希望者にとって、内覧は購入を決めるうえで重要な過程になるため、売主はできるだけ良い印象を与えられるように準備をしなければなりません。
本記事では、家の売却で内覧前にやるべき準備をお伝えし、当日の対応と注意点も解説します。
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家の売却で内覧前にやるべき準備
自宅を売却するとき、引き渡しまで住み続けるのであれば、内覧準備で特別な工夫が必要です。
準備をしないで迎え入れると生活感が強すぎて購入希望者は「これからの新生活のイメージを抱きづらい」と感じて売買契約に結びつかない可能性があります。
そこで売主がまずはじめにやるべき準備は、柔軟なスケジュール調整・掃除・ニオイ対策です。
成約に至るまでは5〜10件ほど内覧をするのが一般的とされており、たとえ成約に結び付かなくても根気よく購入希望者を受け入れなければなりません。
「どうせ成約につながらないだろう」とネガティブな気持ちで、積極的にスケジュール調整をしなければ、成約につながる機会を逃してしまいます。
購入希望者はさまざまな部分を確認しますが、なかでも実際の日当たり具合を見たくて現場に来るケースが多いため、できる限り日中の時間を空けておきましょう。
夜間や悪天候の日に家の中を見ても「どれほど日当たりが良いのか」「部屋のどこら辺まで日が差し込むのか」分からずに購入に踏み込めない可能性があります。
家主として日当たりの良い時間帯を把握しているのであれば、業者の担当者に伝えておくことがおすすめです。
もちろん、購入希望者が多忙で日中に調整できないケースもあるため、日中の部屋の様子などを写真や動画に残しておくとアピールにつながります。
どうしてもスケジュールの都合がつかない場合は、担当者に鍵を渡して不在中に案内してもらう方法もあります。
セキュリティ面で不安を持つ方もいるため、信頼できる業者に依頼しましょう。
また、築年数や経年劣化の度合いを問わず、清潔感のある家のほうが好印象を持ってもらいやすいです。
そこで内覧日の直前はもちろん、いつでも購入希望者を自宅に招けるように定期的に掃除をしておくと直前の手間を軽減できます。
家族が多くて常にきれいな状態を保ちづらい場合、机の上を整理整頓したり簡単にインテリアやフローリングのホコリを落としたりして、目に入る部分のみでも片付けておくと良いでしょう。
とくに、浴室・キッチン・トイレなどの水回りは、衛生面の印象を大きく左右するため、汚れや滑りがあれば真っ先にクリーニングしてください。
最後に、初めて来る場所ではにおいを敏感に感じ取りやすい傾向にあるため、トイレ・浴槽・カーペット・エアコンなどの消臭対策をしておくと安心です。
毎日生活していると自分ではにおいに鈍感になりやすいからこそ、気にならない部分でも消臭スプレーをかけたりフレグランスグッズを置いたりするのがおすすめです。
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家の売却における内覧当日の対応
家の売却では事前準備を入念にするのはもちろんのこと、内覧当日の対応にも注意が必要です。
確認するべきポイントは、部屋の明るさ・きれいなスリッパの用意・内覧の対応者・所有者視点のアピールです。
まず、部屋を明るくするほど好印象を抱いてもらいやすいため、購入希望者が自宅に到着する前にすべての部屋の電気をつけておきましょう。
日当たりの良さをアピールできる部屋は、電気をつけなくて良いです。
照明にこだわりたい方は、LEDや間接照明などを使うと部屋の印象が明るくなったり、おしゃれな雰囲気を演出できたりします。
また、部屋を明るくすると窓ガラスや照明シェードの汚れが目立ちやすくなるため、第三者目線になったときに気になる部分は清掃をしておくと安心です。
ほかにも他人の家をスリッパなしで歩くのに抵抗を感じる方も多くいます。
自分でスリッパを用意したり業者の担当者があらかじめ用意しているケースもありますが、念のために売主側でも準備しておきましょう。
購入希望者はこれから自分が住む家を見にきているため、売主とはいえ裸足で歩いているところを見ると不快に感じられてしまう可能性があります。
普段はスリッパを履く習慣がなくても、購入希望者の前では履いておくと好印象です。
さらに、内覧に来るのは女性が多い傾向にあり、男性が対応すると威圧的な印象を与える可能性があります。
夫婦で所有している自宅であれば、可能な限り女性が対応したほうが円滑にコミュニケーションが取りやすくて有利とされています。
子どもやペットがいる場合は、内覧の間だけは外出してもらって、静かな環境で購入希望者が家の様子を見られる環境を整えてください。
最後に、当日は広告やポータルサイトの情報だけでは得られないような、住んでいる方視点のメリットをアピールポイントとして伝えましょう。
購入希望者の家族構成や購入を検討している理由がわかれば、子育てのしやすさ・シニアライフの送り方・治安の良さなどを伝えると好印象です。
物件を取得したときのパンフレットが残っていれば、用意しておくと、よりイメージを膨らませてもらいやすいです。
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家の売却における内覧対応時の注意点
家の売却で内覧対応するときの注意点は、生活感・積極的なアピール・曖昧な言動です。
まず、今の自宅に住み続けながら売却活動をするのであれば、モデルルームのようにまっさらな状態にはできませんが、生活感が強すぎると敬遠されやすいです。
中古物件を買う以上は誰かが住んでいた跡が残るのは当然ですが、住人の使い方によって経年劣化の速度は違ってきます。
購入希望者が複数の物件を見たときに、生活感が強すぎると新生活のイメージが湧きづらくなって、他の物件を選んでしまうでしょう。
見た目の清潔感はもちろん、ニオイ対策まで入念におこない、できる限り生活感をなくしたうえで購入希望者を迎え入れるのがおすすめです。
また、露骨に積極的なアピールをしすぎると、買わされる感が強くなってしまい敬遠されやすいです。
購入希望者を主体として質問事項に丁寧に答える姿勢を持っておくと、相手からの警戒心も少なくなってコミュニケーションが取りやすくなります。
業者の担当者も同席するため、購入希望者が見たいところを自由に見られるよう、干渉しすぎないよう意識してください。
どうしても物件について伝えたい事項があれば、事前に業者の担当者に伝えておくと、上手に購入希望者に説明してもらえます。
最後に、業者の担当者がいないところで売主と買主だけで勝手な口約束や交渉をしてはいけません。
売買契約では、引き渡し後のトラブルを防止するために些細な事項もすべて記載したうえで、双方からの了承を得て締結に至ります。
「この設備を置いていってほしい」「この部分はいじらないでほしい」などの約束をしてしまうと、後から揉める原因になりかねません。
引き渡し直前で契約が決裂する可能性もあるため、必ず大事な話は業者の担当者を挟んでください。
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まとめ
物件売却を成立させるためには、5〜10件ほどの内覧をするのが平均とされており、売主は積極的に購入希望者のスケジュールにあわせて日程調整をしてください。
定期的に部屋の整理整頓や掃除をして常に生活感が強く出ないようにすることはもちろん、毎日生活していると気づきづらいニオイへの対策も重要です。
不安や疑問があれば業者の担当者に相談しながら、内覧準備を進めて、購入希望者から好印象を持ってもらえるように工夫しましょう。
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株式会社リードホーム スタッフブログ編集部
都心・城南エリアで土地・一戸建て・マンションをお探しの方のために結束したファミリータイプ住宅売買の専門集団です。目黒区・港区・渋谷区・世田谷区・品川区・大田区の居住用物件のみに特化しております。ブログでは不動産売却などの記事をご提供します。