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一戸建ての新築と中古の需要は?メリットとデメリットを解説

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一戸建ての新築と中古の需要は?メリットとデメリットを解説

一戸建ての新築と中古の需要は?メリットとデメリットを解説

これから不動産購入を検討している方で、新築と中古で悩む方は多いかと思います。
一概にどちらが良いと断言するのは難しく、予算・住環境・入居日など希望条件に合わせて最適な物件選びをする必要があります。
本記事では、新築一戸建てと中古一戸建ての需要をお伝えしたうえで、それぞれのメリットとデメリットを解説します。

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新築一戸建てと中古一戸建ての需要

新築一戸建てと中古一戸建ての需要

一般社団法人不動産流通経営協会の既存住宅流通量を推計したデータでは、全国の流通量(2017年度)は59万6,884戸と公開されています。
新築住宅着工戸数は96万4,641戸であるため、物件全体に対する既存住宅流通比率は約38%です。
不動産業界では、物件全体のうち新築住宅が大多数を占める状況を新築神話と呼びます。
このような状態に至った背景には、ライフステージの変化に対して物件供給が対応できない賃貸市場・新築向け宅地造成・住宅ローン減税など家を建てる方への優遇措置が充実している点が挙げられます。
全世界を対象とした総務省や国土交通省が発表したデータ分析では、既存住宅取引の割合は、アメリカが83.1%・イギリスが87%・フランスが68.4%でした。
つまりどの国も日本と比べて既存住宅の需要が高いとわかります。
他の国と比べて日本の既存住宅が少ない理由として挙げられるのが、住宅に対しての考え方の違いです。
たとえば欧米だと、住宅は適切な修繕がされていれば住宅の価値は上がっていくのに対し、日本では常に新しいものを好む傾向にあることに加え、住宅そのものの価値が15年を超えるとほとんどゼロになってしまう点も相まっています。
また、超少子高齢化に伴い、日本国内では放置による腐敗・自然災害による倒壊・悪臭・治安の悪化などの問題の種となる空き家問題を解決しようと動き始めました。
具体的にはリフォームやリノベーションをして耐震基準や物件の状態を改善すれば、国から補助金を出してもらえたり、処分するときに減税特例が受けられます。
また、空き家を放置したために近隣住民に迷惑がかかった場合は、所有者に警告が入って罰金や解体処分といったペナルティ対象になっています。
このような政府の取り組みによって、放置される空き家の増加を防止して、代わりに既存住宅として市場に出回るようになりました。
1983年に330万戸あった空き家は2013年には846万戸まで膨れ上がっていたものの、2015年に空き家等対策の推進に関する特別措置法を発足した結果、2018年は856万戸と増加スピードを軽減させました。
他国と比較すると日本国内の既存住宅流通比率は低いですが、国は積極的に空き家対策をして、使われていない物件が放置されない工夫を多くしています。
おかげで、既存住宅であっても新しさを感じられるものが多くなり、新しく家を建てずに今ある物件から購入する方たちが増えました。

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新築一戸建てと中古一戸建てのメリット

新築一戸建てと中古一戸建てのメリット

空き家対策の動きもあり、市場には既存住宅が数多く出回りつつあるものの、実際にこれから不動産を購入するのであれば新しい家と既存の家のどちらを買うべきか悩む方は多いです。
一概にどちらが良いと断言するのは難しいため、それぞれのメリットを比較したうえで、ご自身の状況に適した物件タイプを選びましょう。
新築一戸建てのメリットは、建物と設備の新しさ・耐震性とセキュリティ機能の高さ・住宅ローン控除の優遇です。
新しく建ったばかりの物件は、過去に誰かが住んでないため傷みや劣化の心配がほとんどなく、メンテナンスやクリーニングをすることなく満足感が得られます。
また、キッチン設備・床暖房・追い焚き機能・セキュリティなどで最新の設備が搭載されている可能性が高く、高い住環境が期待できるでしょう。
また、これから建てられる建物はすべて震度6強〜7の地震でも倒壊リスクがないとされる新耐震基準が適用されるため、大きな地震が来ても家にいれば安全が確保されます。
セキュリティを強化するためにオートロック・モニター付きインターフォン・防犯カメラなどがあらかじめ搭載されている物件も増えています。
耐震性とセキュリティ機能を確保すれば、震災や犯罪に対する事前対策ができるため、家族全員が安心・安全に生活することができるでしょう。
最後に、既存住宅よりも新しく建てられた物件は住宅ローン控除が優遇されやすいため、税金の負担を軽減できる可能性があります。
中古一戸建てのメリットは、安価な物件価格・リフォームとリノベーションのしやすさです。
新しく建てられた家と比べると経年劣化があるため、立地や間取りなどの条件にこだわっても物件価格を安く抑えられます。
予算が限られている方や住宅ローンの返済額を少なくしたい方は、既存住宅を検討してください。
安く物件が購入できれば、外装や内装が劣化していてもリフォームやリノベーションの費用に充てられるため、理想的な家を手に入れられる可能性があります。
フローリングや壁紙などでこだわりたい部分があるのであれば、自分好みにすることができます。

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新築一戸建てと中古一戸建てのデメリット

新築一戸建てと中古一戸建てのデメリット

どちらの物件タイプもメリットがある一方で、購入前には確認しておくべきデメリットもあります。
後から後悔しないためにも、問題点を把握したうえで、許容できるかどうかを判断しましょう。
新築一戸建てのデメリットは、高額な物件価格・内見ができない可能性・選択肢の少なさです。
まず、既存住宅と比較すると物件価格は割高になるため、一括払いにしても住宅ローン返済にしても金銭的な負担は大きくなります。
ただし、現在の住宅ローンは低金利が続いているため、住宅ローンで分割返済をしていけば最小限の負担で理想的な家を手に入れられるでしょう。
また、まだ物件が建っていない状態であれば内見はできません。
モデルルームが用意されているとは限らないため、シミュレーションで作成された動画や画像などを見て物件の雰囲気や構造を判断しなければなりません。
引き渡し時に「壁紙の色が思っていた色と違った」「日当たりが良くない」などの不満があったとしても基本的には契約破棄ができないため、注意が必要です。
そのうえ、駅近や人気の立地ではすでに高層マンションが建っている可能性が高く、新しく家を建てるために空いている土地が見つからない可能性があります。
新生活を始めたいタイミングが決まっている場合は、逆算して物件選びをしなければならないため、いくつかの条件を妥協しなければならない点を理解しておきましょう。
中古一戸建てのデメリットは、諸費用の高さ・住宅ローン審査の厳しさです。
売主から既存住宅を購入する際は業者が間に入るため、成約価格に応じた仲介手数料の支払いが必要です。
老朽化や汚れが目立つ場合は、近い将来に壁や外壁の貼り替え・フローリング交換・設備更新などの修繕費用がかかります。
また、築年数が古い物件の場合は住宅ローン審査に通りにくいといえます。
なぜなら、不動産価値のない物件を購入した場合は、債務者の返済が滞ったときに元本を回収できるだけの価値がないからです。
住宅ローン審査の基準は金融機関ごとに異なるため、まずは早いうちに事前審査を済ませましょう。

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まとめ

新築の一戸建ては、設備の新しさや自然災害や犯罪の対策機能が充実している一方で、物件価格の高さや選択肢の少なさが問題視されています。
中古の一戸建ては、リフォームやリノベーション前提で安く購入できる一方で、老朽化や住宅ローン審査の通りにくさが問題視されています。
どちらにもメリットとデメリットがあるため、比較したうえで予算・立地・間取りなど優先順位の高い希望を満たせる物件を選びましょう。

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株式会社リードホーム スタッフブログ編集部

都心・城南エリアで土地・一戸建て・マンションをお探しの方のために結束したファミリータイプ住宅売買の専門集団です。目黒区・港区・渋谷区・世田谷区・品川区・大田区の居住用物件のみに特化しております。ブログでは不動産売却などの記事をご提供します。


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