一戸建てと言えば2階建てをイメージする方が多いかもしれませんが、近年では平屋の人気も高まっています。
近年のような情勢のなか、平屋を新築で検討する場合、土地や費用の問題が高いハードルになってしまいがちかと思います。
そこで今回は、一戸建ての購入後にリフォームやリノベーションをご検討中の方に向けて、平屋のリノベーションについてご紹介します。
平屋のメリット・デメリットやリノベーションでできることと費用、注意点について把握し、ぜひ住宅購入のご参考にしてみてください。
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平屋のリノベーションを検討!メリット・デメリットは?
近年、平屋は幅広い世代の方に人気を集めています。
ここでは、平屋のリノベーションを検討するにあたってポイントになるメリット・デメリットについてご紹介します。
平屋のメリット
平屋のメリットとして挙げられるのは、主に次の6つです。
●家事動線が短くてすむ
●階段による転倒などのリスクが少ない
●家族のコミュニケーションがとりやすい
●光熱費を抑えやすい
●間取りの自由度が高い
●地震で倒壊しにくい
平屋は階段がなく、安全性が高いことから老後に備えた中年世代に好まれがちですが、近年では若年世代からの支持も高まっています。
なぜなら、共働き家庭が増えている若年世代では、家事効率や家族とのコミュニケーションを重視する方が増えているためです。
2階がない平屋であれば動線が短いため、家事の負担が減らせるほか、家族と顔を合わせやすい間取りにできます。
段差がない間取りは、冷暖房効率も高めてくれるため、光熱費を抑えられ、家計の負担も減らせるでしょう。
リノベーションをおこなう場合、間取りの自由度が高ければ居住者の好みを反映しやすく、快適な住環境を入手できます。
建物が低くて軽い平屋は、地震の揺れで倒れにくいため、災害におけるリスクが低いことも魅力の1つです。
平屋のデメリット
平屋のデメリットとして挙げられるのは、主に次の3つです。
●採光しにくい可能性がある
●水害時のリスクが高い可能性がある
●プライバシーへの配慮が必要
平屋には2階部分がないため、周りの建物との間が狭い場合に日陰になりやすいデメリットがあります。
平屋に限ったことではありませんが、周りの建物との距離と日当たりについては、事前に確認しておきましょう。
また、川が近いなどの立地によっては、水害時にリスクが高くなる可能性もあります。
浸水した場合、2階があれば逃げ場として利用できますが、平屋ではそれができません。
そのため、ハザードマップなどを確認し、水害の起きやすさについて事前に調べておくことをおすすめします。
お子さまの年齢によっては、プライバシーへの配慮も必要になるかもしれません。
部屋が隣同士など、間取りによっては物音が気になる可能性があるため、部屋の間に廊下や収納を挟むなどの工夫を施すことも大切です。
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平屋のリノベーションにおける費用相場
平屋のリノベーションでできることは、2階建ての場合と基本的には同じです。
ここでは、平屋をリノベーションする場合にどのくらいの費用が必要なのかについてご紹介します。
平屋の費用相場
平屋をリノベーションする場合の費用相場は、500万円~2,500万円と大きな幅があります。
なぜなら、建物の状態や施工内容によって費用が変動するためです。
状態の良い平屋に水回りの設備交換や壁紙、フローリングの張り替えなど、必要最低限のリノベーションをおこなった場合の費用の目安は、1,000万円前後です。
一方で、水回りの位置や間取りの変更までおこなう、いわゆるスケルトンリノベーションの場合は、1,500万円~2,000万円程度かかると想定しておきましょう。
ただし、スケルトンリノベーションをおこなう際、既存の間取りを活用することによって500万円程度の費用を節約することは可能です。
2階建てを減築する方法もある
平屋のリノベーションを検討するなかで、2階建てに比べて物件数が少ない平屋では、希望の物件に出会えないケースもあるでしょう。
このような場合は、2階建てを減築する方法があります。
減築は増築とは異なり、基本的に建ぺい率や容積率の制限を受けないため、増築よりもハードルが低いことがメリットです。
2階部分がなくなれば、大規模な耐震工事が不要なほか、延床面積が減って固定資産税も安くなります。
2階建ては選択肢が多いため、安めの物件を選べば、予算を抑えて平屋のリノベーションをおこなうことが可能です。
ただし、2階部分の解体と新しい屋根を作る必要があるため、場合によっては予算が高くなる可能性もあります。
このような場合は、2階の床面積が小さい物件を選択し、屋根や外壁を解体せず2階部分の床や階段だけを撤去して、吹き抜けの平屋にすれば費用を抑えやすいでしょう。
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平屋のリノベーションをおこなう際の注意点とは?
最後に、平屋のリノベーションをおこなう際の注意点についてご紹介します。
注意点①暮らしやすい間取りを考える
2階がない平屋は、各部屋の配置に注意が必要です。
たとえば浴室やトイレなどの水回りが寝室の隣にある間取りでは、音が気になってゆっくり眠れない場合があります。
また、年頃のお子さまがいらっしゃるご家庭では、先述したようにプライバシーに配慮した間取りを検討したほうが良いでしょう。
居住者が生活しやすい動線を意識してリノベーションをおこなうことが大切です。
注意点②診断や調査でリフォームの可否を判断する
中古住宅の状態によっては、希望するリフォームができない可能性もあります。
そのため、事前に専門家による耐震診断や既存住宅状況調査をおこない、物件の状態を把握しておくと安心です。
現在の耐震基準を満たしているか、不具合がどの程度あるかなどを確認し、必要な工事をおこなったり、施工内容を決定したりしましょう。
注意点③地盤の強さを確認する
平屋は2階建てに比べると軽いため、もともと地盤が強くない土地に建設している可能性も考えられます。
そのため、将来的に2階建てを建設する予定がある場合は、地盤の強さを確認しておく必要があります。
万が一、地盤が弱い場合は、基礎工事や改良工事をおこなっておくと、2階建ての建設がスムーズです。
注意点④補助金や助成金の制度を調べる
自治体によってはリフォームやリノベーションをおこなう場合に補助金や助成金の支給を受けることができます。
制度ごとに要件が異なりますが、断熱リフォームやバリアフリー化、耐震工事などが対象になるケースが多いでしょう。
事前に要件や支給金額を調べておくことによって、希望するリノベーションをお得に実行できる可能性があります。
個人で調べるのが難しい場合は、リノベーションを依頼する業者に相談してみましょう。
注意点⑤日当たりを考慮する
先述したように、2階建てに比べて高さがない平屋では、採光面がデメリットになりがちです。
そのため、平屋の場合はとくに周囲の環境と日当たりについて確認しておくことが大切です。
洗濯物の乾き方や部屋の明るさなど、生活環境に直結することを念頭に置き、生活スタイルと合わせて考えてみましょう。
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まとめ
近年、幅広い世代に人気の平屋は、段差がない室内の安全性のほか、家事動線の短さやコミュニケーションのとりやすさなどがメリットとして挙げられます。
中古物件をリノベーションすることによって、このような平屋のメリットを活かしながら理想の住まいを入手することが可能です。
ただし、2階建てに比べると平屋の物件数は少ないため、2階建てを減築する方法も視野に入れると良いかもしれません。
調査や診断などによって物件の現状を事前に把握し、スムーズに施工が進むように計画しましょう。
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株式会社リードホーム スタッフブログ編集部
都心・城南エリアで土地・一戸建・マンションをお探しの方のために結束したファミリータイプ住宅売買の専門集団です。目黒区・港区・渋谷区・世田谷区・品川区・大田区の居住用物件のみに特化しております。ブログでは不動産売却などの記事をご提供します。