ペット人気が高まっている近年では、ペットと一緒に住める賃貸物件の需要も高まっています。
空室対策として賃貸物件をペット可へとリフォームするのも手段の1つではありますが、ペット可へのリフォームにはリスクもあるため注意が必要です。
この記事では、ペットと一緒に住める賃貸物件へのニーズをはじめ、ペット可の物件へリフォームする際のおすすめ箇所や注意点をご紹介します。
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ペット可へのリフォームは空室対策になる?ペット可物件のニーズ
空室対策でリフォームをおこなう際には、リフォーム後の物件のニーズがどの程度あるかをあらかじめ確認しておくことが重要です。
ニーズがなければリフォームしても意味がありませんし、ニーズがあっても競合が多すぎて差別化が図れないのでは効果が見込めません。
まずは、ペット可物件のニーズがどの程度あるのかをご紹介します。
国内のペット市場は安定している
一般社団法人ペットフード協会によると、日本国内の犬猫の飼育頭数は1,855万頭です。
総務省が発表している同年の15歳未満の人口が1,553万人であることと比較すると、ペット市場の大きさがわかります。
また、子どもの数が年々減り続けているのに対し、犬猫の飼育数は安定しているのも注目すべきポイントです。
ペット市場の規模が大きく安定していることをふまえると、ペット可物件のニーズは高いと言えるでしょう。
ペット可物件は需要過多
ペットを飼育する方が多いにも関わらず、賃貸物件に占めるペット可の割合は全体の3%ほどであり、まだまだ少ないのが現状です。
都市部に絞ってもペット可の賃貸物件は15%ほどと言われており、大きな需要に対して供給が追い付いていないと言えるでしょう。
ペット可の賃貸物件が少ない理由として、ペットを飼うのに適した部屋にリフォームする必要があることが挙げられます。
また、退去後の原状回復や近隣住民とのトラブルなど、ペットがいることで発生するさまざまなリスクへの不安も要因の1つです。
しかし、これらの対策をおこなってペット可にすれば、他の賃貸物件との差別化が図れます。
賃貸物件をリフォームして効果的な空室対策をしたい場合には、ニーズが高く競合が少ないペット可へのリフォームを検討するのも良いでしょう。
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空室対策でペット可にリフォームする際におすすめの工事箇所
ペット可へのリフォームをお考えの方のなかには、どんなリフォームをすれば良いのかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ペット可にリフォームする際におすすめの工事箇所をご紹介します。
床
室内でペットを飼うと、床への傷は避けられません。
しかし、傷をつけないようにと硬いフローリングにするのは逆効果です。
硬すぎる床はペットの足腰に負担がかかるうえに、滑りやすくなってしまいます。
くわえて、ペットの足音が響きやすくなるので、住人同士の騒音トラブルに発展するリスクもあります。
擦り傷に強くなるフロアコーティングをするか、クッションフローリングに変更すると良いでしょう。
また、ペットの排泄物や唾液などが床に付着することもあるため、お手入れがしやすいかどうかも重要なポイントです。
汚れてもすぐに拭き取れる撥水加工がしてある材質を選ぶと良いでしょう。
ドア
ペットを室内で飼う場合は、ドアを閉めていてもペットが自由に室内を行き来できる環境が整備されていると安心です。
自由に動き回れない環境ではペットにストレスがかかってしまい、頻繁に鳴いたり異常行動をとったりなどのリスクが高まります。
ペットの異常行動は、その部屋に住む飼い主はもちろん、同じ賃貸物件に住む入居者や近隣住民の生活の質を下げてしまいます。
ペットが住みやすい環境を整備し、近隣住民とのトラブルに発展するのを防ぐためにも、室内ドアにペット用の通用口を付けておくと良いでしょう。
ペットが自由に行き来できるようになれば、トイレをリビングの外に置いておけるため来客時ににおいを防げるのもメリットです。
室内ドアにペット用の通用口を付ける場合、通用口が付いたドアに交換する方法と既存のドアに通用口を作る方法の2種類の方法があります。
壁
ペット可にリフォームする場合は、壁紙をペット用クロスに変更するのがおすすめです。
ペット用クロスであれば、ひっかき傷に強くなるだけでなく、ペット特有のにおい残りを防ぐ効果も期待できます。
退去後にペットを飼わない方が入居するケースを考えると、消臭対策は重要なポイントです。
空室対策として賃貸物件をペット可にした結果、ペットを飼わない方が入居しにくくなってしまってはあまり意味がありません。
ペットを飼う方はもちろん、飼わない方のことも考えて壁紙を選ぶと良いでしょう。
また、腰壁を設置するのも効果的です。
腰壁を設置すれば、壁のなかでも汚れやすく傷が付きやすい部分を保護できます。
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空室対策でペット可にリフォームする際の注意点
賃貸物件をペット可にリフォームする際には、通常のリフォームとは異なる点に注意する必要があります。
空室対策としておこなったリフォームが逆効果になってしまわないよう、以下の注意点に気を付けましょう。
契約内容を検討する
ペット可の賃貸物件では、ペットに関する契約内容が重要なポイントです。
飼育可能なペットの種類や大きさなどの条件を契約前に確認できるよう、書類に明記しておきましょう。
入居審査のときには、入居希望者に対する通常の審査にくわえて、ペットの状態も確認しておきます。
所定の予防接種などをしっかりおこなっているか、旅行などで長期間不在になる場合はどうするのかなどもあわせて確認しておくと良いでしょう。
また、すでに入居者がいる賃貸物件をペット可に変更する場合、既存の入居者と規約内容を確認することも重要です。
入居者のなかには、動物アレルギーがある方や同じ集合住宅にペットがいることを快く思わない方もいるかもしれません。
既存の入居者と話をして賃貸条件の変更に同意を得てからリフォームに取り掛かるなど、配慮を怠らないようにしましょう。
近隣住民に配慮する
ペット可の賃貸物件では、同じ賃貸物件に住むほかの入居者だけでなく、物件の周辺に住む方への配慮も欠かせません。
ペットの鳴き声が騒音トラブルになったり、排泄物などのにおいが原因でトラブルに発展したりするリスクがあるため注意が必要です。
ペットが原因の近隣トラブルのなかには、賃貸物件の契約内容やリフォームの工事内容で防げるものもあります。
たとえば、ペットのストレスが溜まりにくい室内にリフォームすれば無駄鳴きを減らせるため、騒音トラブルのリスクを軽減できます。
どんなトラブルが発生するおそれがあるのかを想定し、その対処法を検討しましょう。
退去時の原状回復
ペット可の物件では、ペット不可の物件よりも原状回復費用が高額になってしまうケースが一般的です。
必要な金額を請求しても、退去者から高すぎると言われてトラブルに発展してしまうかもしれません。
退去時のトラブルを防ぐためにも、原状回復の費用が高額になることを契約の時点で伝えておくと良いでしょう。
原状回復の費用について双方が納得したうえで契約すれば、退去時のトラブルを防げます。
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まとめ
需要が高いにも関わらず供給数が少ないペット可物件へのリフォームは、空室対策として有効な手段です。
ペット可にするとトラブルが発生するおそれがあるなどのリスクもあるため、リスクを取り除けるリフォーム内容を検討しましょう。
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株式会社リードホーム スタッフブログ編集部
都心・城南エリアで土地・一戸建・マンションをお探しの方のために結束したファミリータイプ住宅売買の専門集団です。目黒区・港区・渋谷区・世田谷区・品川区・大田区の居住用物件のみに特化しております。ブログでは不動産売却などの記事をご提供します。