一般的に、マイホームを購入する際は住宅ローンを利用する方が多く、利用にあたっては一定の社会的信用が求められます。
金融機関から融資を断られるケースが珍しくないため、シングルマザーでも利用できるのかと不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、シングルマザーでも住宅ローンは利用可能なのかに加えて、必要な年収や審査を通過するためのポイントについても解説します。
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シングルマザーでも住宅ローンは利用可能?
シングルマザーが住宅ローンを利用するにあたり、おさえたい基本は以下のとおりです。
シングルマザーだとローンの審査に不利?
実は、シングルマザーだからといって、審査で不利になることはありません。
審査項目には家族構成も含まれるものの、それほど比重の大きなポイントではないからです。
審査さえ通過できれば、シングルマザーでも住宅ローンは基本的に利用可能です。
ただし、シングルマザーだからといって、審査基準が緩くなることはありません。
そのため、通常の審査を通過する必要がある点は基本としておさえておきましょう。
住宅ローンの基本的な利用条件
住宅ローンの利用に必要なのは主に返済能力であり、利用希望者の性別や家庭環境はそこまで影響しません。
そのため、先述したように、返済能力があれば、シングルマザーでも審査を通過できる可能性があるのです。
審査で見られているのは返済能力であり、何故なら金融機関にとって貸したお金は返してもらわないと困るからです。
取り決めどおりに返済を続けることは住宅ローンを利用するうえで大前提となっていますが、一定の支払い能力が必要不可欠であり、実は簡単なことではないのです。
シングルマザーの持ち家率
厚生労働省が発表した、ひとり親世帯に関する平成28年度の調査結果によると、シングルマザーの持ち家率は約15%となっています。
シングルマザーの過半数は、賃貸物件や公営住宅を利用しているものの、持ち家に住んでいる方もいることがデータからも判明済みです。
この点からも、一定の基準を満たせば、シングルマザーでも住宅ローンを利用できるといえます。
マイホームの購入を希望するなら、必要な返済能力には注意しつつ、住宅ローンへの申し込みを検討してみましょう。
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シングルマザーが住宅ローンを利用するのに必要な年収
先述したように、住宅ローンを利用するには、相応の年収が不可欠です。
シングルマザーにも一定の年収が求められるため、金額の相場などは把握しておくことが大切です。
審査通過に必要な年収の目安
住宅ローンの審査を通過するには、最低でも200万円~300万円の年収が求められます。
月収に直すと、月々に25万円前後の収入は得ていなくてはならない計算です。
必要な年収の目安は、金融機関によっても変わり、大手銀行では400万円が最低ラインとなることもあります。
また、年収の目安額を下げたいときは、一部のネット銀行でローンの審査を受けるのがおすすめです。
一部のネット銀行は、年収に関するハードルがやや低く、100万円から申し込めるケースがあります。
年収に関する別の目安
十分な年収があるかどうかは、返済額とのバランスでも決まります。
返済額とのバランスを示すのが、年間の返済額が年収に占める割合を指す「返済負担率」です。
住宅ローンにおいて、返済負担率は30~35%以内に収めるのが目安となっています。
年収400万円で返済負担率を30%にすると、年間の返済額は120万円と計算されます。
これを月々の支払い額に直すと、毎月10万円を返済に回す計算です。
返済負担率が目安を超えていると、たとえ年収が高くとも滞納を懸念される可能性が高くなります。
また、返済開始後に家計が行き詰まるリスクも高くなるため、返済負担率には注意が必要です。
なお、返済負担率はカードローンや教育ローンなど、そのほかの借り入れもすべて合算して計算するものです。
他社借り入れがある方は、現在の利用分をすべて含めて、無理のない返済額を計算しましょう。
年収以外のポイント
本人の年収は返済能力を表す主な目安ですが、金融機関から見られるポイントはほかにもあります。
まずは、本人の現職の雇用形態が正社員かどうかです。
正社員は非正規雇用よりも安定しているため、収入が低くかったとしても、審査を通過できる可能性は高いです。
一方、非正規雇用の方は、現時点ではしっかりと収入を得ていても、将来性が不安であると見なされる傾向にあります。
結果、収入自体は目安を超えていても、審査に落ちるケースが見られます。
このほか、返済期間が長期におよびやすい住宅ローンでは、本人の健康状態も重要なポイントです。
健康状態に不安があると、将来的に働けなくなり、返済が途絶えるリスクがあるからです。
返済能力は、雇用形態や健康状態なども含めて総合的に判断されるため、年収以外の条件にも目を向けておきましょう。
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シングルマザーが住宅ローンの審査を通過するためのポイント
住宅ローンの審査を通過できるかどうかは、申し込み時点での条件にも左右されるものです。
審査通過に向け、シングルマザーが押さえたい主なポイントは、以下のとおりです。
自己負担金を用意する
住宅ローンを利用するハードルの高さは、自己負担金によって変わります。
3,500万円の住宅を購入したいとき、自己負担金が500万円あれば、借り入れ額は3,000万円で済みます。
借り入れ額が少ないほど返済の負担が軽減され、滞納のリスクも下がるものです。
それだけ金融機関にとっての懸念も減り、審査を通過できる可能性が高くなります。
また、まとまった自己負担金を用意することによって、十分な収入を得ており、計画性があるというアピールにつながります。
この点も審査では有利に働くため、自己負担金はできるだけ用意するのがおすすめです。
勤続年数を長くする
審査時に金融機関から見られるポイントのひとつには、勤続年数も挙げられます。
現職を長く続けているほど本人の収入が安定していると判断でき、滞納のリスクも下がるからです。
勤続年数は1~3年以上などと、申し込みにあたって具体的な基準があるケースも少なくありません。
十分な勤続年数があれば、申し込みの条件に抵触しにくく、審査でも有利に働くため、現職はできるだけ長く続けておきたいところです。
就職や転職から1年経っていないときは、審査に落ちる可能性がやや高くなるため注意しましょう。
なお、金融機関が重視しているのは返済能力なので、勤務先の情報もあわせて確認されます。
設立からまもない会社や経営の悪化している会社だと、ある程度の勤続年数があっても、審査で不利になるケースも見られます。
他社借り入れを清算する
カードローンなどの返済中でも住宅ローンを利用できる可能性はありますが、他社借り入れは清算しておいたほうが安心です。
他社借り入れの有無は審査でチェックされており、既存の利用分を含めて融資の判断がなされます。
他社借り入れがあると、融資自体は可能だとしても金額を減らされてしまい、希望の住宅を購入できない事態にもつながりかねません。
また、現在利用中の借り入れが多いほど滞納のリスクは高くなり、審査のハードルも上がるものです。
融資自体を断られる可能性も出てくるため、住宅ローンの利用を考えているときは、他社借り入れを事前に清算しておきましょう。
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まとめ
住宅ローンを利用するための主な条件は返済能力であり、家庭環境などはそこまで重視されないため、シングルマザーでも利用できる可能性があります。
必要な年収の目安は、一般的には200万円~300万円ですが、基準は金融機関によって変わる点、雇用形態や健康状態なども見られる点は覚えておきましょう。
審査通過のポイントは、できるだけ自己負担金を用意したり、勤続年数を長くしたりすることです。
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株式会社リードホーム スタッフブログ編集部
都心・城南エリアで土地・一戸建て・マンションをお探しの方のために結束したファミリータイプ住宅売買の専門集団です。目黒区・港区・渋谷区・世田谷区・品川区・大田区の居住用物件のみに特化しております。ブログでは不動産売却などの記事をご提供します。