新築一戸建ての購入をご検討中の方の中には、「新築一戸建ては空き巣被害に遭いやすい」と聞いて不安に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
たしかに被害に遭いやすい傾向にありますが、被害に遭いやすい理由や住宅の特徴を把握し、対策を講じることで被害に遭うリスクを軽減することができます。
この記事では、新築一戸建てが空き巣被害に遭いやすい理由や、被害に遭いやすい住宅の特徴、おすすめの防犯対策をご紹介します。
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新築一戸建ては空き巣被害に遭いやすい
一般的に、一戸建てはマンションなどの共同住宅よりも空き巣被害に遭いやすいと言われています。
警視庁が発表している「住まいる防犯110番」によると、2022年における共同住宅の侵入窃盗の認知件数が4,453件なのに対し、一戸建ては12,071件です。
一戸建てと共同住宅を比較すると、一戸建ては集合住宅の3倍近い空き巣被害が出ています。
一戸建てが空き巣被害に遭いやすい理由
一戸建てが共同住宅よりも空き巣被害に遭いやすい理由に、低層階の住宅が空き巣にとって侵入しやすいことが挙げられます。
前述の「住まいる防犯110番」のデータでは、2022年の侵入窃盗の認知総数のうち、4階建て以上の共同住宅の発生割合はわずか4.3%、3階建て以下の共同住宅は7%です。
それに対して、一戸建ては33%とさらに発生割合が高くなっています。
このデータから、低層階の住宅ほど空き巣被害に遭いやすいことがわかります。
また、一戸建てはセキュリティが脆弱なケースが多いのも理由の1つです。
マンションであればオートロックなどのセキュリティ対策がされているものの、一戸建てではマンションほどの防犯対策をする家は多くありません。
こうした理由により、一戸建て住宅は空き巣被害に遭いやすいのです。
新築の一戸建てでも被害に遭いやすい?
新築の家は最新の防犯対策を採用しているイメージがあるため、空き巣からは狙われにくいとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、「完成したばかりの家なら防犯対策ができていないのでは」と考える空き巣犯もいるため、新築一戸建てでも安心はできません。
さらに、新築一戸建てを建てられるだけの余裕がある裕福な家だとみなされ、空き巣のターゲットにされるリスクもあります。
完成したばかりのきれいな新築一戸建てだからこそ、空き巣に狙われる恐れがあるため、新築一戸建ての防犯対策は万全にしなければなりません。
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空き巣被害に遭いやすい新築一戸建ての特徴
新築一戸建ては空き巣被害に遭いやすいものの、すべての新築一戸建てが被害に遭いやすいわけではありません。
被害に遭いやすい住宅には、狙われやすい特徴があるため、ここではその特徴をご紹介します。
人目が少ない立地にある
空き巣犯は犯行現場を見られるリスクを避けて行動する傾向にあるため、人目の多い場所での犯行を避けるのが一般的です。
そのため、人目の少ない場所にある一戸建てや、窓や勝手口などが人目につきづらいところにある一戸建ては、空き巣犯に狙われやすくなってしまいます。
これから土地探しをする場合は、人どおりの少ない路地に面していないかや、死角の多い立地になっていないかを意識すると良いでしょう。
また、目の前に大きな公園がある土地も注意が必要です。
公園の近くは夜になると人どおりが少なくなるほか、長時間滞在していても怪しまれないため、空き巣犯が住宅の下見に利用するケースがあります。
くわえて、最寄り駅など不特定多数の方が使用する施設に防犯カメラがあるか、街灯が少なく夜になると薄暗くならないかなど、街全体の防犯面も確認しておくと良いでしょう。
留守が多い
留守にする時間が長ければ長いほど、空き巣被害に遭いやすくなります。
空き巣犯が留守の多さや帰宅時間を判断する基準として代表的なのが、窓から見えるカーテンや照明の様子です。
ベランダに干してある洗濯物から、生活パターンを推測されるケースもあります。
これらの様子から留守が多いと判断されると狙われるリスクが高まるため、外から見た際に生活パターンを推測されないような対策が必要です。
防犯対策が不十分
防犯対策が手薄で不十分だと推測される新築一戸建ては、空き巣犯に狙われやすくなってしまいます。
セキュリティが万全な住宅より、防犯対策が手薄な住宅のほうがリスクが少なく侵入しやすいからです。
玄関の鍵をかけずに外出している、縁側の窓をいつも開けっ放しにしているなど、防犯対策への意識が低い住宅は空き巣犯にとって恰好の的になってしまいます。
空き巣犯は実際に犯行に及ぶ前に下見をすると言われており、その際に住宅の防犯対策がどの程度おこなわれているかを確認しています。
下見の際に防犯対策が不十分だと判断されれば、空き巣の被害に遭う可能性がより高くなってしまうでしょう。
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新築一戸建てで空き巣被害に遭わないための防犯対策
空き巣被害に遭いやすい新築一戸建てにおいては、空き巣を防ぐための防犯対策が必要不可欠です。
新築一戸建てにおすすめの防犯対策をご紹介します。
窓の防犯対策
空き巣の侵入経路でもっとも多いのが、窓からの侵入です。
割った窓ガラスの隙間から手を差し込んで鍵を開けるケースが多いため、窓ガラスが割られないように対策しましょう。
効果的なのが、2枚のガラスの間に防犯膜を挟んだ防犯ガラスを採用することです。
費用的な問題で防犯ガラスを使うのが難しい場合は、窓ガラスに防犯フィルムを貼るのも良いでしょう。
また、窓の鍵を防犯性の高いものにすることも効果的です。
暗証番号ダイヤルつきのものなど解錠に時間がかかるものにしたり、上部に補助錠を付けたりするのがおすすめです。
玄関の防犯対策
出入り口である玄関も空き巣の侵入経路として狙われやすいため、防犯対策が欠かせません。
玄関の鍵は二重ロックにし、できるだけ侵入に時間がかかるようにすることがポイントです。
ピッキングに時間がかかるディンプルキーを使用したり、サムターンカバーを付けたりするのも良いでしょう。
また、一定の防犯性があると判断された商品に付けられるCPマークが付いたドアを使うのも効果的です。
防犯性能が高く頑丈なドアであれば、こじ開けられるリスクも軽減できます。
住宅の外の防犯対策
新築一戸建てでは、住宅の中だけでなく外の防犯対策も重要です。
簡単にできる対策の1つが、踏むと音が鳴る防犯砂利を敷くことです。
空き巣犯は音が出るのを嫌うため、敷地内に防犯砂利を敷けば住宅に侵入されるリスクを軽減できます。
また、動いている人物や物体に反応して自動で照らしてくれるセンサーライトや、防犯カメラの設置も効果的です。
空き巣被害は、深夜2時から4時の犯行も多いため、センサーライトを付けておけば空き巣の抑止力となってくれるでしょう。
玄関、窓に近い場所や死角になりやすい場所、カーポートなどに設置すると良いです。
防犯カメラは空き巣の抑止力になるだけでなく、万が一空き巣の被害に遭ってしまった場合にも証拠を残せます。
ダミーカメラを設置する方もいらっしゃいますが、安すぎるダミーカメラは空き巣犯に見破られてしまい、逆効果になる恐れがある点に注意しましょう。
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まとめ
一戸建てはマンションなどと比べて空き巣の被害に遭いやすいため、遭いやすい理由と住宅の特徴を把握し、防犯対策をおこなうことが重要です。
セキュリティ対策が万全でない新築一戸建てはとくに狙われやすいので、空き巣の被害に遭わないよう建物の内外で防犯対策をおこないましょう。
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株式会社リードホーム スタッフブログ編集部
都心・城南エリアで土地・一戸建・マンションをお探しの方のために結束したファミリータイプ住宅売買の専門集団です。目黒区・港区・渋谷区・世田谷区・品川区・大田区の居住用物件のみに特化しております。ブログでは不動産売却などの記事をご提供します。