家を売ることは、多くの方にとって人生のなかでも大きな取引となるため、スムーズな売却につなげるためにも、適切な準備を進めておくことが大切です。
とくに、家を売る方法や時期については、知識を備えておくことが大切です。
今回は、家を売る際に知っておきたい売却の方法や時期、事前の確認事項について解説します。
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準備として知っておきたい!家を売る3つの方法をご紹介
まず、家の売却について情報収集をすることが大切です。
そこで、家を売るための準備として、知っておいた方が良い3つの売却方法をご紹介します。
仲介
家を売る一つ目の方法は、仲介です。
不動産会社を介しておこなう仲介は、家を売る方にもっとも利用される方法となります。
売却するために必要な買主探しはもちろん、契約などの手続きについても、不動産取引のプロである不動産会社が丁寧にサポートします。
仲介手数料が生じますが、不動産会社が終始サポートしてくれるため、手間が少なく、安心して進められる売却方法です。
また、仲介は、市場価格に近い金額で売却できることも特徴で、大切な資産であるマイホームをできるだけ高く売りたいとお考えの方におすすめの方法です。
買取
家を売ることにより、できるだけ早く現金化したい方に適しているのが、買取による売却になります。
仲介によって売る場合の7割から8割のほどの価格になる傾向ですが、仲介手数料は不要で、売却にかかる手間も少ないことが大きな特徴です。
比較的スピーディーに進められる方法で、早ければ1週間前後で現金化できるケースもあります。
買取は、不動産会社が買主となって直接買い取る方法であるため、安心感もあるでしょう。
個人間での売買
一方、不動産を介さず、個人間で売買を進める方法もあります。
仲介手数料が必要ないことがメリットですが、売主の方が自分で買主を探し、契約などの手続きもご自身でおこなうことになります。
売買契約書の作成や登記の手続きなど、専門性の高い手続きが必要です。
万が一、トラブルが生じたときにも、個人売買の場合は自分で対応しなければならないため、注意が必要です。
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タイミングも大切!準備段階で検討したい家を売る時期を解説
大切な資産であるマイホームをできるだけ好条件で売るには、タイミングの考え方も重要になります。
ここでは、季節と築年数、税金の面から、家を売るのに適した時期について解説します。
季節
1年のなかで、家を売るのに適した時期として挙げられるのが、1月から3月です。
新年度や新学期が始まる4月に向けて、1月から3月に不動産取引が増える傾向があるためです。
この時期は、子どもの入学・進学などの節目を迎えるファミリーも多く、不動産購入に取り組む方が増えると考えられます。
そのため、この時期に向けて、家を売る準備を進めることはおすすめです。
仲介の場合、家を売るためにかかる期間は、物件によっても異なりますが、3か月から6か月ほどであることが一般的です。
たとえば、2月や3月に家を売りたいと考えるケースでは、売却の準備をはじめる時期は、10月から年末ごろまでがひとつの目安になります。
家を売ることを検討したら、できるだけ早めに準備に取り組みはじめるのがよいでしょう。
築年数
家を売る際には、築年数も重要な要素です。
一般的に、家は築年数が増えるにつれ、価値が下がる傾向にあるといわれています。
木造住宅であれば、法定耐用年数は22年とされており、その年数を超えても売却をすることは可能ですが、資産価値はゼロに近くなる可能性があります。
目安として、一般的な一戸建て住宅であれば、築20年までが高く売れやすい時期といえるでしょう。
とくに、築年数が6年から10年の不動産は、内装や設備の状態が新築物件と比べても遜色なく、売却しやすい傾向にあるとされています。
買主からみると、新築物件よりも、築浅の家のほうが広めの物件を購入しやすい場合もあるため、築浅の不動産が高く売却されやすい理由となっています。
譲渡所得税の税率
家を売ることによって得られる売却益を譲渡所得といい、その譲渡所得にかかる所得税や住民税のことを譲渡所得税といいます。
譲渡所得税の税率には、不動産を所有した年数が関係してきます。
家の売却をした年の1月1日時点で、所有期間が5年を超えていると、長期譲渡所得として扱われ、税率は20.315%です。
所有期間が5年以内であると、短期譲渡所得として扱われ、税率は39.63%になります。
つまり、売却の時期が5年を超えるかどうかによって、税率が大きく変わり、ひいては課税額にも影響するのです。
家を売る際には、準備の一環として、ケースに応じた適切な売却の時期も見極めることが大切です。
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スムーズに家を売る準備!事前の確認事項を解説
不動産売却をするときには、スムーズに売るための事前確認が大切です。
最後に、家を売るための準備として、事前に確認しておきたい項目について解説します。
住宅ローンの残債の確認
家を売る際には、決済のときに住宅ローンを完済すること、抵当権の抹消登記をおこなうことが必要です。
そのため、家を売る事前準備として、完済前の場合には、ローンの残債を確認しておきましょう。
しかし、住宅ローンの残債があっても、家を売ることをあきらめる必要はありません。
一般的に、家の価値は築年数を経るとともに下がるため、完済するよりも前に売るほうが、高額になるケースもあります。
残債を事前に確認するには、月々の返済額や残高が書かれている返済予定表や、金融機関から10月から11月ごろに郵送される残高証明書を見るといった方法などが挙げられます。
売却見込みの金額で、残債が完済できそうかの見通しをつけることが大切です。
残債が売却見込み価格を下回るアンダーローンの場合は、売却益の一部を返済に充てることにより、家を売ることをスムーズに進めやすくなります。
一方、残債が売却見込み価格を上回るオーバーローンの場合には、残債の一括返済のために、売却したお金に自己資金を追加するなどの対策が必要です。
準備段階での慎重な事前確認と検討が重要です。
相場を把握しておく
家を売るときには、事前に売却相場を調べて、おおまかに把握しておくこともポイントです。
相場を把握したい場合、成約価格や取引価格の情報が閲覧できるWEBサイトを確認すると参考になります。
たとえば、指定流通機構(レインズ)が運営し、成約価格の情報が確認できるレインズ・マーケット・インフォメーションがあります。
また、国土交通省が運営し、不動産の取引価格などの情報が閲覧できるWEBサイトの不動産情報ライブラリーも有用です。
不動産情報ライブラリーは、以前に運用されていた土地総合情報システムが進化したものにあたり、価格情報のほかにも地形や人口などの情報も閲覧できます。
いつまでに売りたいかを明確にする
家を売るときの準備の一環として、いつまでに売りたいといった希望を明確にしておきましょう。
たとえば、時間的なゆとりがないときには、安い価格で売ることになってしまうかもしれません。
そうならないためには、いつまでに売りたいといった希望を明確にして、できるだけスケジュールに余裕をもって進めるようにしましょう。
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まとめ
家を売る際には、時期の見極めやローン残債の確認などの下準備が大切です。
売り出す時期については、季節以外にも、所有期間や築年数など、ケースに応じて考慮することも大切です。
また、準備段階で売却方法の検討も必要ですが、大切な資産であるマイホームを市場相場に近い価格で売るためには、仲介がおすすめです。
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株式会社リードホーム スタッフブログ編集部
都心・城南エリアで土地・一戸建て・マンションをお探しの方のために結束したファミリータイプ住宅売買の専門集団です。目黒区・港区・渋谷区・世田谷区・品川区・大田区の居住用物件のみに特化しております。ブログでは不動産売却などの記事をご提供します。