現在はアパートやマンション、一戸建てに風呂が付いているのは普通ですが、築年数が古い物件のなかには風呂なし物件も少なくありません。
風呂なし物件は人気がなく売却できないのではとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、風呂なし物件にもいくつかのメリットがあり、売却方法を工夫すれば高値での売却が可能です。
この記事では、風呂なし物件のメリット・デメリットと、上手な売却方法をご紹介します。
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風呂なし物件は資産価値が低く、売却にもデメリットしかないのではとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、風呂なし物件にも売却における強みやメリットがあるため、メリットを買い手にアピールすれば風呂がなくても売却が可能です。
風呂なし物件を売却する際の代表的なメリットをご紹介します。
間取りが広い
風呂なし物件では、風呂がない分居住スペースを広く取れるのがメリットです。
風呂を設置するためには、浴槽や洗い場のスペースはもちろん、脱衣所のスペースも確保しなければいけません。
しかし、風呂なし物件であればこれらのスペースを用意する必要がないため、居住スペースが広く取れます。
同じ面積でも、風呂がある物件と比べて風呂なし物件のほうが部屋を広く使えるため、より広い家を探している方にとってはメリットとなります。
ガス代や水道代が節約できる
風呂なし物件では、風呂に入るためにかかるガス代や水道代が節約できるのもメリットです。
総務省が実施した2021年度の家計調査によると、全世帯の1か月あたりの水道代平均は4,291円、ガス代平均は4,066円です。
水道代とガス代のすべてが風呂によるものではありませんが、風呂なし物件ではおよそ6割が節約できると言われています。
光熱費を節約したい方にとって、水道代とガス代が毎月5,000円ほど節約できるのは大きなメリットだと言えるでしょう。
さまざまなニーズに対応できる
風呂なし物件は、安い物件を探している方だけでなくリフォームできる物件を探している方もターゲットにできるなど、さまざまなニーズに対応可能です。
風呂なし物件は築年数が比較的古い建物が多く、その分価格も安いため、「とにかく安い物件が買いたい」と思っている方にとっては魅力的だと言えます。
くわえて、「安く買った物件を自分の好きなようにリフォームしたい」というニーズにも対応できるため、想像以上に幅広いニーズに対応できます。
風呂なし物件を売却する際のデメリット
風呂なし物件には、メリットがある一方デメリットも存在します。
風呂なし物件を上手に売却するためには、メリットだけでなくデメリットも理解しておきましょう。
風呂なし物件を売却する際の代表的なデメリットをご紹介します。
銭湯に行く必要がある
風呂なし物件に住む場合、家に風呂がないため銭湯などを利用しなければならないのがデメリットです。
近くに銭湯がある場合はそれほど大きなデメリットにならないケースもありますが、立地や買い手のライフスタイルによってはマイナスポイントになってしまいます。
遠方にある銭湯に行くのには手間だけでなくお金もかかってしまうため、風呂に入るためにわざわざ遠くまで外出しなければならないのは面倒だと考える方も多くいます。
風呂なし物件を売却する際には、近くにある銭湯やシャワーを使える施設など、近所にある風呂の代わりになる施設を買い手に説明するのがおすすめです。
ガスが引かれていない物件もある
風呂なし物件では、給湯設備の必要がないためそもそもガスを引いていない物件もあります。
都市ガスもプロパンガスも両方ない場合は、カセットコンロで料理をすることになるほか、冬場のキッチンでも水しか使えないなど、生活がとても不便に感じることもあるかもしれません。
ガスが引かれていて給湯設備がある場合には、買い手にそのことをしっかりと伝えましょう。
ガスが引かれていない場合、費用に余裕があればガスが使えるようにリフォームするのも手段の一つです。
相場より安い価格でないと売れない可能性が高い
風呂なし物件は、上記のデメリットから需要が少なく、相場より安価な価格設定でなければ売却できないケースが多いのがデメリットです。
風呂なし物件を相場と同じ価格で売却しようとしても、なかなか買い手は見つかりません。
そのため、風呂なし物件の売却では、相場より価格を安くして買い手を見つける必要があります。
ただし、同じ風呂なし物件でもそれ以外の条件が異なるため、どの程度価格を下げる必要があるかは物件によって異なります。
なるべく高く売却したいとお考えの場合には、これからご紹介する売却方法もぜひご確認ください。
風呂なし物件を上手に売却する方法
風呂なし物件は、相場よりも安い価格でないと売却できないケースが多いのが実情です。
しかし、売却方法を工夫すれば高値で売却することも不可能ではありません。
風呂なし物件を上手に売却する方法をご紹介します。
メリットを強調する
風呂なし物件のメリットを強調することで、物件の魅力をアピールする方法も有効的です。
ガス代や水道代が節約できること、間取りが広いことなどをアピールし、風呂がないことに対する買い手の不安を解消させましょう。
居住スペースだけでなく収納スペースも広いことや、室内に洗濯機を置けるスペースが確保できることなど、具体的にメリットを説明するのもおすすめです。
メリットが買い手に伝われば、高値で売却できる可能性が高まります。
近くに銭湯があればそのことを伝える
近くに銭湯など風呂に入れる施設がある場合には、そのことを買い手に説明しましょう。
風呂なし物件でも、家の近くに風呂に入れる場所があるなら問題ないと考える方もいます。
そのような方が買い手であれば、銭湯が近くにあることをアピールすることで購入してもらえる可能性が上がります。
不動産売買が活発な時期に売却する
不動産売買が活発な時期に売却活動をおこなうことで、買い手が見つかりやすくなり、高値で売却できる可能性が上がります。
一般的に、春先の2月から3月、秋の9月から11月頃は不動産売買が活発になると言われています。
これらの時期は新生活を始める方が多く、物件を購入する方も増えるため、買い手を見つけるチャンスです。
売却する時期を選べる場合には、これらの時期に合わせて物件の売却活動をおこなうと良いでしょう。
資産価値を高めたうえで売却する
風呂なし物件をそのまま売却するのではなく、資産価値を高めたうえで売却するのも有効的です。
資産価値を高める方法には、以下のようなものがあります。
●物件を解体して更地にする
●工事をして風呂を設置する
風呂なし物件は築年数が比較的古い建物が多いため、いずれは建て替えが必要になります。
買い手が購入後に物件を解体して新たに建てることを考えると、あらかじめ解体して更地にした状態で売却するのも方法の一つです。
また、どうしても物件が売れない場合には、工事をして風呂を設置してから売却する方法もあります。
ただし、いずれの方法も資産価値を高めることはできますが、多額の費用がかかってしまうのがデメリットです。
費用をかけても買い手が見つかるとは限らず、かけた費用が無駄になってしまう可能性もあるので、解体や工事をする場合にはよく検討しましょう。
まとめ
風呂なし物件は一般的な物件と比較して需要が少ないものの、メリットもいくつか存在します。
メリットを強調するなど売却方法を工夫すれば売却できる可能性が上がるので、ご自身の物件に合った売却方法を選んで上手に売却しましょう。
株式会社リードホーム スタッフブログ編集部
都心・城南エリアで土地・一戸建・マンションをお探しの方のために結束したファミリータイプ住宅売買の専門集団です。目黒区・港区・渋谷区・世田谷区・品川区・大田区の居住用物件のみに特化しております。ブログでは不動産売却などの記事をご提供します。