ひとくくりに「庭付きの一戸建て」と言っても、庭の地面に用いる素材には複数の種類があります。
庭の地面に用いる素材によっては、作り出す雰囲気の違いのほか、メリットやデメリットも違うため、事前に各素材の特徴を押さえておくことが大切です。
そこで今回は、庭付き一戸建ての庭の地面に用いる代表的な素材である芝・砂利・コンクリートのメリット・デメリットについてご紹介します。
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弊社へのお問い合わせはこちら一戸建ての庭の地面に用いる素材!①芝生
「庭」と言えば自然を象徴する芝生を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
庭の地面に用いる芝生には「天然芝」と「人工芝」があり、それぞれメリット・デメリットがあります。
天然芝のメリット
庭の地面の素材に天然芝を用いるもっとも大きなメリットは、自然の素材が作り出す緑色の魅力を味わえることです。
人工の芝生と違い、天然芝は季節によって景観の変化を楽しめます。
自然の芝は歩きやすく、小さい子どもやペットと駆け回ったり散歩をする場面にも適しています。
また、マイホームの庭で家庭菜園やガーデニングをする場合も、自然の素材の天然芝を用いるとほかの植物と庭の地面との調和が取りやすいこともメリットのひとつです。
天然芝による青々とした地面と植物によって、より庭が華やかで美しくなるでしょう。
天然芝のデメリット
天然芝にはさまざまなメリットがある一方で「天然の植物」特有のデメリットが存在します。
天然芝は青々とした緑色のイメージがあると思いますが、日当たりの悪い場所ではなかなか育ちません。
また、秋から冬は、一時的に芝生が枯れ、庭の地面が一面茶色になってしまうのです。
日当たりの良い場所だった場合は、育ちが良過ぎて芝刈りが頻繁に必要になるなど、想像以上に手入れが大変になる季節もあります。
「天然芝による綺麗な庭」に憧れのある方は、育ちの悪いケースがあることや冬にかけて枯れてしまうこと、手入れが大変になることなどの注意点も事前に理解しておきましょう。
人工芝のメリット
人工芝とは、ナイロンやポリエステルなどを使って天然芝に似せて作られた人工的な芝生のことを指します。
人工芝のメリットは、なんといってもメンテナンスが不要で青々とした緑を1年中保てることです。
一度敷いてしまえば、8~10年ほどは使えるため、なかなか庭の手入れに時間を割けないという方に適しています。
天然芝と違い頑丈に作られており、庭でサッカーやゴルフなどを楽しみたい方におすすめの素材です。
人工芝のデメリット
庭の地面に人工芝を敷くデメリットは、まず導入コストが高くなりやすいことです。
天然芝と比較すると価格が10倍ほど違う可能性があることや、10年後には再度購入しなければいけないことを考慮して検討する必要があります。
また、1年中青々とした緑が保てる点は人工芝のメリットでもありますが、デメリットとして捉える方もいます。
秋や冬の寒い時期に青々と茂っている芝に違和感を覚えてしまう方も少なくないでしょう。
そのほかにも、人工芝は熱によって溶ける可能性があるため、自宅の庭でバーベキューや花火をしたいと考えている場合は注意が必要です。
一戸建ての庭の地面に用いる素材!②砂利
庭の地面に用いる素材として芝生と同様に高い人気があるのが「砂利」です。
芝生とはまた違った雰囲気を作り出す砂利ですが、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
砂利のメリット
庭の地面の素材に砂利を用いるメリットは主に3つあります。
形や色の種類が豊富
ひとことで「砂利」と言ってもその形や色、大きさはさまざまです。
グレーや黒、茶色の砂利を用いてシンプルやスタイリッシュな庭にしたり、オレンジや白、赤や青など複数の砂利を組み合わせて華やかな庭にしたりすることができます。
使う砂利によって庭の雰囲気が大きく左右されるので魅力的と言えます。
庭の一部分を違う種類の砂利にして、デザインするなど、アレンジも自由自在です。
自宅の雰囲気に合った砂利を選んで庭に統一感を作るなど、自分好みの庭づくりが楽しめます。
雑草の対策になる
庭の地面に砂利を厚めに敷くことで、土から生えてくる雑草を防ぐことができます。
なぜなら、太陽の光を砂利が遮断するため、雑草が育たない環境を作るからです。
砂利を敷いてしまえばデザイン性の高い庭と雑草対策が同時に叶います。
防犯効果がある
砂利の上を歩くときは音がなるため、不法侵入などの犯罪から家を守る効果があります。
砂利が敷かれている家のほうが、防犯対策されていない家より侵入されるリスクが低くなります。
とくに、人目のつきにくい庭の裏側や玄関周りなどに砂利を敷いておくと、防犯効果の向上につながるでしょう。
砂利のデメリット
砂利は、デザイン性だけでなく、防犯対策などの機能性も兼ね備える素材ですが、主に2つのデメリットが存在します。
掃除に手間がかかる
庭に木を植えている場合は秋から冬にかけて落ち葉が目立つようになりますが、庭の地面が砂利の場合は、ほうきが使えず掃除がしにくい点がデメリットとして挙げられます。
平坦な地面ではないため砂利と砂利のすき間に落ち葉が入り込むことも多く、1枚1枚トングで取るなど手間がかかってしまいます。
冬に積雪がある地域では、雪かきもしにくく感じるでしょう。
砂利がバラバラになる
庭の地面に砂利を敷いてからしばらく経つと砂利がバラバラになることや、いつの間にか量が減ってしまうことがあります。
そのため、定期的に砂利のメンテナンスが必要になります。
砂利が少なくなると雑草が生えてくる恐れもあるため、量の減少に気づいたら速やかに砂利を追加しましょう。
一戸建ての庭の地面に用いる素材!③コンクリート
近年では芝生や砂利ではなく、コンクリートを庭の地面の素材として選ぶケースが増えています。
平坦なコンクリートを庭の素材にするメリットやデメリットにはなにがあるのでしょうか。
コンクリートのメリット
コンクリートのメリットのひとつは、耐久性や強度の高さです。
車の重さに耐えられるため、駐車場としても利用できます。
友人や親戚を家に招く際はもちろん、子どもが車を持つ年齢になったときも駐車場の心配は必要ありません。
また、コンクリートで地面を舗装するため雑草対策にもなり、雑草が生えないことで虫が寄り付くことも少なくなります。
平坦なコンクリートの地面は雪かきや落ち葉などの掃除も簡単であるため、庭の手入れを面倒に感じる家庭にぴったりの素材であると言えるでしょう。
手入れする時間はないけれど、見た目は綺麗に保ちたいという家庭におすすめです。
コンクリートのデメリット
一方で、コンクリートの設置時と撤去時に期間と費用がかかる点が大きなデメリットになります。
コンクリートは設置が完了するまで1週間ほどかかる素材で、天候によって施工期間が延びたりさまざまな手順が発生することから、芝生や砂利と比較すると高額になる傾向にあります。
くわえて、1度コンクリートで舗装をしてしまうと自分で撤去することはできず、業者に頼まなければいけません。
素材の変更をしたいと思っても、期間や費用が再度かかることを把握しておきましょう。
まとめ
一戸建ての庭の地面に用いる素材には、芝生や砂利、コンクリートなどさまざまな種類があります。
芝生はさらに天然芝と人工芝に分かれており、それぞれメリット・デメリットが異なります。
庭のある一戸建てを購入する際には、どのような庭が良いのかイメージを膨らませつつ、各素材の特徴を考慮したうえで購入しましょう。
株式会社リードホーム スタッフブログ編集部
都心・城南エリアで土地・一戸建・マンションをお探しの方のために結束したファミリータイプ住宅売買の専門集団です。目黒区・港区・渋谷区・世田谷区・品川区・大田区の居住用物件のみに特化しております。ブログでは不動産売却などの記事をご提供します。