新築住宅を建てる際、テレビアンテナの種類を選ぶ必要があります。
地上波デジタル放送受信のためのアンテナは、八木式アンテナ、デザインアンテナ、室内アンテナの3種類です。
この記事では、それぞれのアンテナの特徴やメリットとデメリットをご説明します。
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弊社へのお問い合わせはこちら新築住宅のテレビアンテナの種類1:八木式アンテナ
地上波デジタル放送受診用としてもっとも一般的なのが、八木式アンテナです。
テレビアンテナと言われて多くの方がイメージするような、魚の骨もしくは鹿の角と言われるような形をしています。
八木式アンテナの設置場所
八木式アンテナは、屋根の上に設置されることが一般的です。
しかし、見た目をすっきりさせたい場合や、悪天候の影響を避けるために、ベランダや、ときには屋根裏に設置するケースもあります。
その場合は受信感度に問題が出ることもあるため、設置業者との相談が必要です。
八木式アンテナのメリット
八木式アンテナは、受信感度が良いことがメリットとして挙げられます。
魚の骨のような部分(素子)の本数が多いほど、受信しやすいという特徴があります。
また、家でもっとも高い場所に設置できるため、それも受信感度の良さにつながっています。
この感度の高さから、電波塔が遠い場所など、電波を受信しにくい地域では八木式アンテナを選ぶことになります。
また、八木式アンテナは施工にそれほど高い技術は必要でないため、細かい調整をしなくても受信しやすいのもメリットです。
このようなメリットの多さから、八木式アンテナは多くの家庭におすすめできるアンテナであると言えます。
八木式アンテナのデメリット
八木式アンテナを避ける理由としてよく聞かれるのが、見た目の悪さです。
昔から使用されているテレビアンテナの方式のため、デザインに古さを感じる方が多いようです。
また、屋根の上に設置した場合は台風や大雪の場合に影響を受けやすく、アンテナが破損する恐れがあります。
ただし最近の地上波デジタル放送用のUFHアンテナは、アナログ放送時代のVHFアンテナと比較するとはるかに軽量化されています。
そのため、昔ほど天候の影響を受けることは少なくなっています。
八木式アンテナの設置費用
八木式アンテナは本体代金が2千円~1万円ほどで、安価なのも特徴です。
設置費用は1万5千円~3万円ほどです。
本体価格と設置費用を合計すると、1万7千円~4万円ほどの予算を考えておくと良いですね。
新築住宅のテレビアンテナの種類2:デザインアンテナ
2012年ごろから一般的に利用されるようになってきたデザインアンテナは、その名のとおり色や形のデザインが豊富です。
「平面アンテナ」や「フラットアンテナ」とも呼ばれることもあるように、薄型で、長方形の形状をしています。
現在、新築住宅において、もっともよく選ばれているのが、このデザインアンテナです。
デザインアンテナの設置場所
デザインアンテナは、家の外壁に設置されることが一般的です。
デザインアンテナの色も豊富なため、外壁の色に合わせたものを選択する方が多いようです。
外壁の他にも、ベランダや屋根裏に設置されることもあり、その場合は電波がきちんと受信できるか確認することが大切です。
デザインアンテナのメリット
デザインアンテナがよく選ばれる理由としては、そのデザイン性の高さが挙げられます。
デザインアンテナは八木式アンテナと比較するとコンパクトで、シンプルな作りのため、新築住宅の外観になじむのが特徴です。
好みのデザインを選べるため、目立たない色にする他、あえて差し色となるような色を選択することもできます。
また、設置場所が屋根の上ではなく、外壁などに取り付けるため、天候の影響を受けにくいのもメリットです。
アンテナの破損などの心配も少なく、劣化が遅くなり、耐久性が高い傾向にあります。
デザインアンテナのデメリット
メリットが多く、人気の高い多いデザインアンテナですが、デメリットもあります。
設置場所が八木式アンテナのような屋根上よりも低所になるため、建物の構造や、近隣環境によっては受信しにくく、設置が適さない場合があります。
ただし最近のデザインアンテナは性能が上がっており、以前よりもはるかに受信感度が良くなりました。
それでも電波が受信しにくい場合はブースターを取り付ける方法もあるため、設置業者と相談すると良いでしょう。
また、デザインアンテナは施工に高度な技術が必要となるため、業者を選ぶ必要があります。
下手な設置をしてしまうと、視聴に影響が出る恐れがあります。
デザインアンテナの設置費用
デザインアンテナの本体価格は、5千円~1万5千円ほどです。
技術が必要とされる設置には費用がかかり、2万円~3万円の設置費用がかかります。
合計すると、2万5千円~4万5千円ほどの費用となりますが、ブースターを設置した場合は追加費用がかかります。
新築住宅のテレビアンテナの種類3:室内アンテナ
これまでご紹介した2種類のテレビアンテナと違い、設置工事の必要がないのが室内アンテナです。
机の上に載せられるほど小型で、無線インターネットのルーターとも似たような形状をしている他、壁に貼り付けるタイプのものもあります。
3種類のテレビアンテナのなかで、もっとも手軽に設置できます。
室内アンテナの設置場所
室内アンテナはその名のとおり室内に設置します。
電波を受信したいテレビに繋げて利用するため、テレビの横に置くことが一般的です。
電波を良く受信できるように、窓際に設置されることが多いです。
室内アンテナのメリット
室内アンテナは外に設置する必要がないため、家の外観を損ねません。
外から見たときのデザインを完璧に保ちたい場合は、室内アンテナを選ぶと良いでしょう。
また、室内アンテナは手軽に設置できるのが大きなメリットです。
工事を外部に依頼する必要もなく、自分で簡単に設置できます。
室内アンテナはホームセンターなどで安く手に入れられるため、費用を抑えることが可能です。
室内に設置しているために劣化の心配も少なく、悪天候でも壊れることはありません。
室内アンテナのデメリット
手軽に設置できる室内アンテナですが、屋外に設置する他のテレビアンテナと比較すると、電波が弱いのがデメリットです。
そのため、室内アンテナが利用できる地域は、電波塔に近く、強い電波を受けられる地域に限られます。
それでも台風など悪天候のときには、テレビが映らなくなるというトラブルもよく起きます。
コンクリート造など、電波を遮断する建物内でも、電波が届かないことがあります。
このように電波の感度が弱いため、室内アンテナを購入して設置しても、必ず映るとは限りません。
室内アンテナの設置費用
室内アンテナは本体価格が1千~3千円ほどと、お手軽な価格で購入できます。
また、設置費用もかからないため、費用面でのメリットもありますね。
アンテナ端子のない部屋でもテレビが見たいときに、ひと部屋だけ室内アンテナを導入することもおすすめです。
まとめ
新築住宅で選ぶことになる、テレビアンテナの種類を3つご紹介しました。
昔からある八木式アンテナ、スタイリッシュな見た目のデザインアンテナ、また、手軽に導入できる室内アンテナと、それぞれ特徴と良さがあります。
ご希望と、ご自宅の状況に合わせて、最適なテレビアンテナを選んでくださいね。
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