家族が増えたりなど住まいが手狭になって、土地の購入を検討している方は、近隣調査という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
ここでは土地を購入検討している方に向けて、近隣調査とはなにか、その必要性や方法などについて解説していきますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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どんな人がまわりにいるのかを知る
物件の間取りや内装などは、内見をすればわかってしまうことですが、土地の近隣の情報については、調査をしないとわからない部分になります。
周りの住人はどういう人かや、どういう性格で、トラブルなどは起こさないか、気になることは多くあるかと思います。
できるだけ周りにどんな人がいるのかを知るために、近隣調査の必要性は高いと言えるでしょう。
ゴミの分別はされているかどうか
たとえば、ゴミ置き場を見るだけでも、しっかりとゴミが可燃か不燃か、ペットボトルとビン、カンは分けられているかを確認することができます。
このようにちょっとしたチェックをするだけでも、近隣の人たちがどのような人たちなのかをある程度類推することができるので、必要性としては高いことがわかります。
ゴミ置き場にゴミが散乱していたり、分別がしっかりされていない場合には、規則に放漫な人が近くに住んでいる可能性があるので、もし気になるのであれば住まないという選択をすることもできます。
子どもがいるかいないかがわかる
小さなお子さまがいる家庭では泣き声や騒ぎ声がどうしても聞こえてくるという可能性があります。
自身にまだ子どもがおらず、子どもの声が騒音に聞こえてしまうという場合には調査の必要性があると言えるでしょう。
子どもの声は一回の内見程度では聞こえてこないものです。
近隣調査をしっかりとおこない、子どもがいるかいないかを確認しておく必要があります。
土地の近隣調査の項目
騒音や臭気
土地の近隣調査をおこなう際の項目としては、まずは騒音や臭気があげられます。
騒音は、先ほどご説明した子どもの泣き声だけではなく、車の走行音や、田んぼが近い場合は、田園機械の作業音などのことをいいます。
騒音は日々の生活のなかでどうしてもストレスになってしまいがちなので、できれば避けたいところだと思います。
騒音被害のチェックは欠かさずおこなっておきましょう。
もう一つの臭気については、車の排気ガスや、地方であれば家畜のにおいなどがあげられます。
どうしても一度の内見だけでは、風向きの関係でチェックができない場合があります。
住んでみて風向きが変わったら、すごいにおいがして生活しにくいと感じることも珍しくありません。
臭気のチェック項目もしっかりと確認しておきましょう。
事件や事故など
事件や事故があったかどうかなどは、内見の際にはチェックすることができず、地域の人たちと仲良くなってから知ることが多い情報になります。
事件が多い町では、なにかと不安になってしまうかと思います。
また、治安の悪い地域であればそもそも土地を購入しない、という選択肢を取ることもできるので、なるべく早めに項目としてチェックしておき、安全性の有無を確かめておきましょう。
近隣環境に影響を及ぼす人や建物
人の出入りが激しい宗教施設や、悪臭のするゴミ屋敷などが近隣にないかも確認しておきましょう。
場合によっては近隣地域の治安を乱し、町の雰囲気を悪くしてしまっている可能性があります。
調査をおこなうだけでなく、実際に自分の目で施設や人物を確認してみて、どの程度影響を及ぼしそうかを把握しておくのも良いかと思います。
町内行事や決まり事など
町で催しものがあったり、行事などがある場合に、それに必ず参加しなければならないかどうかを確認しておきましょう。
場合によっては町内会費を支払うことになったり、地域のトラブルに巻き込まれる危険もあり、わずらわしさを覚えてしまうこともあるかもしれません。
今後の生活のなかでなにかと不便を感じてしまうかもしれないので、事前に項目としてチェックしておいたほうが良いです。
隣地との境界など
隣地との境界が曖昧な場合だと、もしも購入した土地を売却しようとなったときに、手続きが面倒になるケースがあります。
トラブルが発生する可能性もあるので、なるべく土地を購入する前に境界ははっきりしているかどうかを確認しておいたほうが良いでしょう。
土地の近隣調査の方法
土地の所有者に確認する
近隣調査の方法としてはさまざまありますが、まず一つは土地の所有者に確認するという方法があります。
所有者が売却する土地を購入するのであれば、所有者はその地域に長く住んでいたことだと思いますので、近隣の情報を多く持っている可能性が高いです。
住んでいた人の生の声がもっとも説得力をもっているものなので、良い部分も悪い部分も聞くことができるかと思います。
仲良くなっておくことで、近くに安いスーパーマーケットがあるなどの有益な情報を手に入れることができる可能性もあります。
また、物件に住んでいなかった場合は、その所有者の親が住んでいたという場合もあるので、所有者の親御さんに確認してみるのも良いですね。
隣に住んでいる人に確認する
所有者に確認することができなかったのであれば、隣に住んでいる人に確認してみるという方法があります。
隣に住んでいる人も、同様に近隣の情報を多く持っている可能性が高いです。
また、今後、ご近所付き合いをすることになる可能性もあるため、親しくなるきっかけとして利用することもできるでしょう。
また、もしも隣の人の性格が悪い場合には、その段階でチェックすることができるので、隣に住んでいる人が性格の悪い人だった場合購入を見送るということもできます。
隣に住んでいる人からも情報を聞きだしておきましょう。
周辺住民に確認する
周辺住民に確認するという方法もあることを覚えておきましょう。
周辺住民であれば、少し離れた地域のうわさなどを知っている可能性もあります。
周辺の空き巣被害や過去の自然災害などについても、周辺に住んでいる方複数人に確認しておくことによって知ることができます。
周辺住人とも仲良くすることができるきっかけとなるので、近隣の人にもぜひチェックしておくようにしましょう。
町内会長に確認してみる
地域によっては、町内会長にものすごい権力が集中しているというケースがあります。
はたから聞くとあまり良いイメージがないかもしれませんが、町内会長や町の大抵の情報を持っている可能性が高いため、地域の犯罪の情報や、良い情報などを確認することができるでしょう。
また、町内会によっては高額な町内会費を支払わされる可能性もあるため、あらかじめ町内会長に確認しておくことによって、それらの費用を支払うことを回避することができる可能性もあります。
なるべく町内会長にも確認して、地域の情報や町内会費を知るきっかけを作りましょう。
もしも高い町内会費を要求してきて、それをデメリットと感じることがあるのであれば、その時点で契約の見送りをすることも可能です。
まとめ
ここまで、子どもの成長など、さまざまな理由で土地を購入する予定の方に向けて、土地の近隣調査の必要性やチェック項目、方法などについて解説してきました。
なるべくチェックできるところはチェックしておくことによって、実際に住んでみたら理想と違った、ということがなくなる可能性が高くなります。
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