東京都には都会でありながら住みやすい場所が数多くありますが、世田谷区の豪徳寺駅エリアもそのひとつです。
新宿からわずか15分の至近距離にありながら、閑静な住宅街が広がることが豪徳寺駅エリアの魅力です。
今回の記事では、世田谷区豪徳寺駅エリアの特徴や住みやすさ、そして気になる地価まで詳しく紹介します。
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まずは豪徳寺駅エリアのある世田谷区とはどんな区なのかを紹介し、豪徳寺駅エリアの特徴を解説します。
豪徳寺駅エリアのある世田谷区について
世田谷区は、東京都の西部に位置する特別区のひとつです。
東京都23区のなかでは最大の約94万人の人口を抱え、南側は多摩川を挟んで神奈川県と隣接しています。
世田谷区は二子玉川、三軒茶屋、下北沢などの商業地が有名ですが、区内の9割以上は住宅地区とされていて、豪徳寺駅エリアも閑静な住宅街が広がります。
世田谷区はさらに世田谷・北沢・多摩川・砧(きぬた)・烏山(からすやま)の5つの地域に分けられていることが特徴です。
各地域には区の総合支所が置かれていて、豪徳寺は北沢地域に含まれます。
豪徳寺という地名について
豪徳寺という地名は、彦根藩の井伊家の菩提寺である豪徳寺に由来します。
豪徳寺は1480年(文明12年)に建立された「弘徳院」という名の庵がもととなっています。
1633年(寛永10年)に世田谷領が彦根藩の管轄となった再、二代目当主である井伊直弼の菩提寺とされました。
豪徳寺という名前は、井伊直弼の戒名である「久昌院殿豪徳天英居士」に由来しています。
豪徳寺は招き猫発祥の地
豪徳寺は、招き猫発祥の地として有名です。
井伊直弼が江戸郊外に鷹狩りに出たときの帰り道、弘徳庵の前を通った際に、飼われていた猫に手招きをされたそうです。
猫に従い門に入った途端激しい雷鳴と豪雨が立ちこめましたが、井伊直弼は猫のおかげで難を逃れました。
猫と弘徳院に感謝した井伊直弼は寺の再建に尽力し、やがて猫が亡くなると、院の和尚は猫を祀ったお堂を造り右手を挙げた猫の姿をかたどった「招福猫児」を作るようになりました。
これが不運を避けて福を呼び込む招き猫の由来とされています。
豪徳寺駅エリアではさまざまな招き猫が見られる
豪徳寺には「招猫殿」と呼ばれる猫の姿をした観音像が祀られたお堂があり、大量の招き猫が祀られていることから多くの観光客が訪れます。
しかし豪徳寺駅エリアには、豪徳寺以外にも多くの招き猫スポットがあります。
まず目につくのが、豪徳寺駅の改札を抜けたすぐ目の前にある招き猫です。
そのまま商店街を歩くと、電信柱やちょっとした場所で招き猫を見つけられます。
招き猫の焼き印の入った和菓子を販売している店、招き猫の箸置きや器を置いた店などもあるので、招き猫を探して歩くのも豪徳寺駅エリアの楽しみ方のひとつです。
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世田谷区豪徳寺駅エリアの住みやすさ
ここからは、豪徳寺駅エリアの住みやすさを紹介していきます。
豪徳寺駅エリアの中心豪徳寺駅の特徴
世田谷区のやや東側にある小田急小田原線豪徳寺駅は、東急のローカル線である世田谷線の接続駅です。
豪徳寺駅には小田急線の各駅が停車し、新宿まではわずか9駅、15分の近さです。
東急の山下駅とは直接接続してはいませんが、ごく近距離なので乗り換えに不便はありません。
そのため豪徳寺駅エリアからは、新宿方面だけではなく、三軒茶屋や下高井戸方面へのアクセスも良好です。
豪徳寺駅エリアの住みやすさ
豪徳寺駅エリアについては、静かで住みやすい住宅地と評判です。
街全体が静かな住宅地となっていて、日中には子連れのファミリーや高齢者をよく見かけます。
駅付近に大きな公園はありませんが、高徳駅と山下駅の西口付近から、経堂駅方面にかけて「北沢川緑道ユリの木公園」と呼ばれる緑道になっています。
また、豪徳寺駅エリアは世田谷区内でもとくに治安がいいことでも知られています。
豪徳寺付近にある交番のお巡りさんが、定期的にパトロールをしてくれているそうです。
ただ、道幅が狭く一方通行が多いので、自転車や自動車との接触事故には気をつける必要があるでしょう。
豪徳寺駅エリアのショッピング事情
豪徳寺駅前には大きな商業施設はありませんが、「山下商店街」という名の商店街があります。
山下商店街には150を超える店舗があり、飲食店や居酒屋はやや少なめですが、衣料品やクリーニング店、美容院や理容店などがみられます。
歯科医院や薬局、郵便局や銀行もあるので、生活に困ることはありません。
商店街にはトップパルケと呼ばれるスーパーもあり、24時まで営業しているので、お仕事帰りのお買い物もできます。
レトロモダンな雰囲気を残したお店もあり、安心してお買い物ができる落ち着いた商店街であることが、山下商店街の特徴です。
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世田谷区豪徳寺駅エリアの地価の特徴と推移
最後に世田谷区豪徳寺駅エリアの地価について、特徴やこれまでの推移を紹介します。
豪徳寺駅エリアは世田谷区52エリア内で18番目に地価が高い
豪徳寺駅エリアは、世田谷区を52エリアに区分して地価の高い順に並べたなかでは18番目に位置します。
2021年(令和3年)の世田谷区の公示地価平均は、71万9,776円/平米(237万9,425円/坪)で、昨年と比較しての変動率は-0.58%とわずかながら下落しました。
ちなみに世田谷区の公示地価は、東京23区中12位です。
世田谷区でもっとも地価が高いのは、太子堂エリアで135万2,333円/平米、2位は下北沢エリアで114万3,428円/平米、3位が三軒茶屋エリアで113万2,000円となっています。
18位の豪徳寺駅エリアの公示地価は73万5,500円/平米(243万1404円/坪)で、世田谷区平均を15,724円上回りました。
世田谷区豪徳寺駅エリアの地価の特徴
2021年(令和3年)の世田谷区豪徳寺駅エリアの公示地価平均は73万5,500円/平米(243万1,404円/坪)でしたが、これは前年比-1.32%の下落でした。
2020年(令和2年)の基準地平均は70万4,000円/平米(232万7272円/坪)で、前年比+0.26%とわずかながら上昇しています。
豪徳寺駅エリアでもっとも高額な地点は「世田谷区豪徳寺1-22-5」(77万8,000円/平米)で、もっとも低額な地点は「世田谷区豪徳寺1-53-8」(63万0000円/平米)です。
世田谷区豪徳寺駅エリアの地価の推移
世田谷区豪徳寺駅エリアの地価については、1983年(昭和58年)から38年分のデータがあります。
それによると、公示地価で最高値をつけたのは1993年(平成5年)で、160万0000円/平米でした。
反対にもっとも安値だったのは2013年(平成25年)の62万1,500円/平米で、両者の差異は2.57倍です。
基準地価については最高値が1987年(昭和62年)の153万0000円/平米(1987年)、最低値は1983年(昭和58年)の37万1,000円/平米(1983年)で、両者の差異は4.12倍にも及びます。
豪徳寺駅エリアの公示地価は2020年(令和2年)までは7年連続で上昇していましたが、最新の2021年(令和3年)では下落に転じたことから、コロナ禍の影響も鑑みて様子を見守る必要があるでしょう。
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まとめ
世田谷区豪徳寺駅エリアの特徴や住みやすさ、地価などを紹介してきました。
世田谷区豪徳寺駅エリアは、東京23区のなかでもっとも人口の多い世田谷区にありながら、閑静な住宅街が広がる住みやすい街です。
治安もよくファミリーで住んでも安心なので、世田谷区にお住まいを検討するときには豪徳寺駅エリアを候補に入れてみてはいかがでしょうか。
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