戸建てはマンションなどの集合住宅に比べ、侵入被害にあいやすいと言えます。
道路に面していたり開口部が多かったり、侵入箇所が多いからです。
そのため、戸建てに引っ越しした際は窓センサーの取り付けを検討してみてください。
この記事では戸建ての防犯グッズの1つ、窓センサーをテーマに、侵入されやすい場所や適した設置場所をお伝えします。
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弊社へのお問い合わせはこちら戸建ての窓は侵入口として狙われやすい場所!
戸建ての窓は、玄関よりも侵入されやすい場所と言われています。
侵入者の約60%は窓から侵入し、その一方、玄関から侵入されたケースはわずか20%です。
意外な結果にビックリする方もいるかと思いますが、戸建ての玄関は道路に面しているのが一般的です。
そのため人目が気になり、家に入ることをためらう侵入者もいます。
侵入者は人目のつかない場所を選ぶので、玄関からの侵入はそもそも考えていないケースもあるでしょう。
最近の戸建ては、玄関にセンサーライトや防犯カメラが設置されることも多く、玄関から侵入されるケースはさらに減少しています。
「戸建ての防犯対策=玄関を重視する」というイメージがありますが、玄関だけではなく窓などの開口部もポイントです。
窓からどうやって侵入するのか?
窓からの侵入手口はガラスを割って入る「ガラス割り」が一般的と言えます。
こじ破り
こじ破りは戸建てにおけるガラス割りの代表格とも言われるほど、多くの侵入者が使う手口です。
三角割りとも呼ばれ、マイナスドライバーを使って窓を三角に割ります。
鍵の近くにあるサッシをドライバーでたたくと大きな音を立てずにヒビを入れられ、気づかれることなく侵入できてしまうのです。
打ち破り
大胆な侵入手口が打ち破りです。
トンカチやバットなどで窓を思いっきり破壊するため、大きな音が出ます。
お店などは打ち破りを使って侵入し、警察や警備会社が来るまえに現場を後にする侵入者も多いです。
狙っているものが決まっているときにも用いられる手口と言えるでしょう。
焼き破り
焼き破りとはガスバーナーを使用して戸建ての窓ガラスを焼き、開いた穴から手を入れ開錠する侵入方法です。
侵入までには時間がかかりますが、大きな音が出ず、焼き続ければ必ず穴を開けられるので、侵入の手口として最近増えています。
日本の戸建てではこの焼き破りを使った手段は利用されませんでした。
外国人侵入者が持ち込んだとされ、今では侵入手口の1つとして知られています。
このように戸建てにおける窓からの侵入手口は複数あり、どの方法を使って入ってくるかわかりません。
在宅時の侵入だけでなく、不在時の空き巣や夜間寝静まったあとの忍び込みなど、いつ被害にあうか予測もしにくいでしょう。
そのため戸建ての場合、玄関よりも窓の防犯設備を整えることが大切です。
勝手口にも注意
窓に焦点を当ててお伝えしましたが、実は勝手口も狙われやすいところです。
勝手口は人目に付きにくい住宅の反対側や、奥まったところに設置する方が多く、死角になる可能性があります。
勝手口は玄関に比べて簡単な構造になっていることも多く、戸締まりも忘れがちになる部分です。
そのため侵入者にとっては恰好の入り口となり、侵入を許してしまいます。
また玄関と比較すると、勝手口にセンサーライトや防犯カメラを設置する方は少数です。
防犯対策を軽視しがちな勝手口こそ、窓と同じような対策が必要といえるでしょう。
戸建てへの侵入を防ぐ窓センサーとは?
では戸建てへの侵入を防ぐ、窓センサーとはどのようなものなのでしょうか?
窓センサーとは窓の開閉や振動を感知すると、アラームが発動するセンサーです。
インターネットで「窓センサー」と入力するとさまざまな窓センサーが出てきますが、一般的に以下の種類に分類されます。
開放検知型
開放検知型とは2つのセンサーを使って、侵入者を感知するタイプです。
一般的にはサッシと窓ガラスにそれぞれセンサーを取り付け、2つの距離が一定以上離れたときにセンサーが反応します。
引き違い窓などが開閉したときに感知してくれるので、掃き出し窓や腰窓が多い戸建てにおすすめです。
ただし開放検知型は窓がある程度開かないと感知しないものも多くあります。
窓ガラスが割られて開錠されるまではセンサーが反応してくれないので、注意しましょう。
衝撃検知型
衝撃検知型は窓ガラスが割られたり、トンカチやバッドなどを使って破壊されたりしたときに役立ちます。
先述したこじ破りや打ち破りの際にも、効果を発揮してくれるでしょう。
ただし、衝撃検知型のなかには少しの振動で反応してしまうものもあります。
台風や強風、ペットが窓にぶつかった衝撃も感知してしまうので、海沿いやペットを飼育している戸建てに設置するときは注意が必要です。
また、なかには道路を走るトラックの振動で誤作動を起こすものもあるそうです。
なんども誤作動を起こしてしまうと面倒ですし、アラーム音が近所迷惑になる可能性もありますよね。
今ご紹介したように、窓センサーには大きく分けて開放検知型と衝撃検知型の2種類がありますので、戸建ての仕様や目的、生活スタイルに応じて選んでみてください。
未然に侵入者を防ごう!戸建てにおける窓センサーの設置場所
では戸建てで窓センサーを導入する際、設置場所はどこにすればいいのでしょうか?
推奨される設置場所をご紹介します。
掃き出し窓
掃き出し窓とは窓の下部分が床まであるタイプのことです。
ベランダやウッドデッキなどと繋がっている場合が多く、多くの戸建てで採用されています。
外となかを行き来するための窓ゆえ、侵入されやすいのがデメリットです。
そのため掃き出し窓がある場合、窓センサーの取り付けを検討してみてください。
雨樋を使って2階に上がってくる可能性も考慮し、可能であれば2階にある掃き出し窓にも取り付けましょう。
腰窓
腰窓とは腰までの高さがある窓で、外となかを行き来するための窓ではありません。
換気や採光のために用いられ、戸建てでは1階2階問わず導入されます。
掃き出し窓に比べて侵入しにくい窓ではありますが、油断は禁物です。
2階への設置はむずかしくても、1階にある腰窓にはぜひ設置してください。
お風呂場
戸建ての場合、お風呂場も侵入経路の1つです。
お風呂場などの水回りは1階の北側に設置されるのが一般的で、死角になる部分といえます。
換気のために窓を開けておく方も多く、お風呂場を狙う侵入者も多いのです。
また侵入者は、なかに入るまえに下見をすると言われています。
入浴中にお風呂場を下見されていると考えると、女性やお子さまのいる家庭は不安になるでしょう。
死角になっている場所にお風呂場の窓がある場合は、窓センサーを取り付けることでそのような不安も解消できます。
トイレ
戸建てのトイレもお風呂場と同様、北側に設置されることが多い設備です。
トイレの場合、小さな窓を設置するケースも多いので、「トイレからは侵入されないだろう」と思う方も多いのでは?
しかし侵入者にとって、窓の大きさは関係ありません。
小さい窓なりの侵入方法を考えてくるからです。
そのため小さな窓だからといって無防備にせず、窓センサーや導入を検討してみてください。
まとめ
この記事では戸建ての防犯グッズをテーマに、窓の対策を重視する理由や窓センサーの特徴、推奨される設置場所をお伝えしました。
窓センサーにはさまざまな種類があるため、ライフスタイルや目的に合わせて選んでみてください。
防犯対策にあまりお金をかけられないという方にも、低コストで導入できる窓センサーはおすすめです。
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