戸建てに防犯カメラを設置！効果を発揮させるためのポイントとは？

▼ 効果が激減する場合も？戸建てに防犯カメラを設置する際のポイント
▼ 防犯カメラの効果を発揮させよう！戸建てに適した対策とは？
▼ 戸建て以外の設置場所！防犯カメラはどのような場所に多い？
▼ まとめ

防犯カメラは「マンションやお店に設置するもの」と思われがちですが、最近は防犯対策として戸建てに設置する方が増えています。
しかし防犯カメラの設置と一口にいっても、取り付ける場所を考えないと効果が激減し、十分な効果を得られないかもしれません。
この記事では、戸建てに防犯カメラ設置を検討する場合のポイントや、効果を発揮できる設置方法をお伝えします。

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効果が激減する場合も？戸建てに防犯カメラを設置する際のポイント

戸建てへの防犯カメラ設置は、防犯対策として有効的です。
マンションなどの集合住宅と比べ、戸建ては防犯面で脆弱と言われています。
1度浸入してしまえば人目につきにくく、玄関や窓などの開口部がたくさんあるからです。
戸建てはマンションに比べて侵入経路が豊富にあるのも、脆弱と言われる理由の1つ。
そのため最近は戸建てに防犯カメラを設置する方が増えていて、防犯意識の向上がうかがえます。
しかしなにも考えずに防犯カメラを設置するのではなく、注意すべきポイントをおさえておくことが大切です。

ダミーカメラを使うときは注意

戸建てに防犯カメラを設置すると、カメラの本体代のほかに、モニター設置費や工事費などで数十万円の費用がかかります。
そのためダミーカメラを検討する方もいるでしょう。
なにも設置しないよりはダミーカメラがあった方が防犯対策にはなりますが、以下の注意点に気を付けましょう。

あまり安いものだとバレる可能性がある
ダミーカメラの価格はピンキリですが、安いものであれば数千円程度で購入できます。
しかしあまり安いものを購入すると、ダミーだとバレてしまうかもしれません。
そのため値段だけで判断せず、本物のようなタイプを選んでください。
ダミーカメラはインターネットで手に入れることもできますが、ホームセンターなどに直接足を運び、実物を見て判断するのがベターです。

破損しても気づきにくい
本物の防犯カメラの場合、不具合が起きるとモニターの映像に影響が出るため、破損や故障に気づきやすいのがメリットです。
しかしダミーカメラの場合、モニターなどがないため破損や故障に気づかない可能性があります。
本体やレンズをこまめにチェックし、破損や故障がないか確認しておきましょう。

防犯カメラに詳しい方は騙せないかも
いくら高品質なダミーカメラであっても、防犯カメラに詳しい方が見るとダミーだと気づかれる可能性があります。
防犯カメラに詳しい侵入者がいるかもしれないので、ダミーカメラを設置する場合は、効果を過信しすぎないようにしましょう。

個人情報の取り扱いに注意

防犯カメラの設置位置によっては、お隣さんやお向かいさんが映ってしまうかもしれません。
自分の所有する戸建てならどこに設置してもいいわけではなく、もし近所の方が映ってしまう場合は個人情報保護法に違反する可能性があります。
個人情報保護法が関わってくるのは、個人情報を取り扱う業者のみですが、関係ない家の映像をわざわざ残しておく必要はありませんよね。
そのため近隣住民の迷惑になるような取り付け方はしないようにしましょう。
また、防犯カメラが近所の家のベランダに向いていて洗濯物が映ってしまうケースがあります。
その場合もトラブルに発展するおそれがあるので、十分に注意してください。

防犯カメラの効果を発揮させよう！戸建てに適した対策とは？

次に戸建てで防犯カメラの効果を発揮させるための対策を見ていきましょう。

死角をできるだけつくらないようにする

戸建てに防犯カメラを設置しても、死角がたくさんできてしまっては、十分な効果を発揮できません。
侵入者は死角になっているところを狙うので、防犯カメラの設置位置や向き、角度などをしっかり調整します。
玄関や勝手口、駐車場や前面道路などが映るように設置するといいでしょう。
ちなみに侵入者の多くは玄関ではなく、窓を使って部屋のなかに入ってきます。
平成30年における住宅侵入被害のなかで、窓からの侵入は半数以上という結果に。
玄関や勝手口などの出入り口が狙われると思いきや、無防備になりやすい窓からの被害が多いのです。
そのため１階部分に掃き出し窓がある場合や、大きな開口部がある場合は、その部分にも防犯カメラを設置すると安心できます。
また道路に面していない場所（戸建ての裏など）は狙われやすく、浸入されやすい場所です。
そのような場所に開口部があれば、設置を検討してみてください。

撮影中シールを貼る

撮影中シールを貼るのも、防犯カメラの効果を発揮させる対策です。
戸建てにおける防犯カメラは、ただ設置するだけでなく設置していることをアピールしなければなりません。
防犯カメラの存在をアピールすることで、防犯効果がより高まり、犯罪率の低下が期待できます。
設置している場所に「監視中」「防犯カメラ設置中」といったシールやステッカーを貼り、防犯意識の高い戸建てだということをアピールしましょう。
シールやステッカーは、防犯カメラの購入時に付いてくることもありますし、インターネットなどで購入することも可能です。

戸建て以外の設置場所！防犯カメラはどのような場所に多い？

では戸建てのほかに、どのような場所に防犯カメラは設置されているのでしょうか？

コインパーキングや月極の駐車場

コインパーキングや月極の駐車場は、車両の盗難や車上荒らし、車を傷つけられたといった被害が多い場所です。
コインパーキングや月極の駐車場は屋外にあることも多く、侵入者や犯罪を完全に防げません。
しかしそのような場所だからこそ防犯カメラが役に立ちます。

教育施設

幼稚園や保育園、小学校や中学校などの教育施設は、今まで以上に危機管理や防犯意識の向上が求められています。
そのため教育施設でも防犯カメラの設置が増加中です。

お店

飲食店やコンビニエンスストア、ショップなどの店舗に防犯カメラを設置すると、万引き防止につながります。
お客さんに対しての対策だけでなく、従業員による内引き（お店のものを店員が盗難する行為）防止も期待できるでしょう。
従業員を適切に管理するため、レジ付近や商品棚、バックヤードなどに設置するのがおすすめです。

お寺や神社

お寺や神社は賽銭を盗まれたり放火されたり、大切な文化財を傷つけられたり、誰でも侵入できる場所だからこそ起こる犯罪が懸念されます。
深夜などは人目につきにくいので、夜間でも録画できるタイプを導入するといいですね。

ホテルや旅館

不特定多数が出入りし、かつ宿泊する施設の場合、防犯カメラを設置すると安心です。
空港に近い場所や有名な観光スポットにあるホテルや旅館は、外国人観光客も多く利用します。
犯罪やトラブルを未然に防ぐため、エントランスやロビー、廊下や食堂などに設置する方が多いです。

事務所やオフィス

事務所やオフィスといったワークスペースも、防犯カメラの代表的な設置場所です。
オフィスには大切な書類やパソコンやサーバーなどの備品、金庫など紛失できないものがたくさん。
事務所荒らしや社員の不正などを防止するため、事務所やオフィスに防犯カメラを導入する企業も増えています。
最近は遠隔操作ができたり、パソコンとつなげられるタイプも販売中です。