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家の内壁にはどのような種類がある?それぞれのメリットとデメリット

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家の内壁にはどのような種類がある?それぞれのメリットとデメリット

家の内壁にはどのような種類がある?それぞれのメリットとデメリット

家を新築するとき、外壁だけでなく内壁にもこだわりたいですよね。
家の内壁と一口にいってもさまざまな種類があり、「どれを選べばいいのかわからない」という方も多いでしょう。
今回は内壁の種類とともに、それぞれのメリットとデメリットを見ていきます。
家を新築する方や、リフォーム、リノベーションを検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

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日本の家に多く使用される内壁の種類「ビニールクロス」

日本の家に多く使用される内壁の種類「ビニールクロス」

家における内壁の種類として、まずクロスが挙げられます。
ビニールクロスといって、塩化ビニール樹脂などを主な原料とし、ビニールシートに紙を打って作られているのが特徴です。
日本にある多くの家の内壁にビニールクロスが使われ、とてもポピュラーな種類といっていいでしょう。
ではクロスには、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

クロスのメリット


●汚れが落ちやすいのでお手入れやメンテナンスが楽
●安い価格で施工できる
●デザインや種類のバリエーションが豊富


クロスのメリットとして、まず「汚れが落ちやすいのでお手入れやメンテナンスが楽」という点が挙げられます。
汚れた場合は中性洗剤を含めた水を布にしみこませ、固く絞って拭き取ることが可能です。
先述した通りビニール樹脂が主な原料なので、油や水をはじいてくれるのがクロスのメリットですね。
掃除やメンテナンスを楽におこないたい方や、汚れが不安な方はクロスタイプの種類を選んでみてください。
また、クロスは「安い価格で施工できる」というのも大きなメリットです。
大量に生産でき、500番クロスと呼ばれる種類は1平方メートルあたり1,000円程度で施工できます。
一般的な家で多く使われているのは1000番台のクロスなのですが、そのなかでもグレードが高く機能性が優れていても、ほかの内壁の種類に比べると安価です。
家にかける予算が限られている場合や、内壁以外の別のところにお金をかけたい場合、ローコスト住宅を建てる際は、ぜひクロスを検討してみてください。
クロスのメリットはそれだけではありません。
「デザインや種類のバリエーションが豊富」という点もクロスの魅力です。
とくにポリ塩化ビニールのクロスは加工がしやすいため、柄やデザインが豊富にそろっています。
木目調やレンガ調、花柄などさまざまな種類があるので、リビングや子ども部屋、寝室という風に空間に合わせて選べるのが嬉しいですね。

クロスのデメリット


●アレルギー物質が含まれる
●湿度の影響を受けやすい


クロスのデメリットは、「アレルギー物質が含まれる」という点です。
ホルムアルデヒドというものが接着剤に含まれていて、シックハウス症候群などの健康被害が懸念されます。
最近では接着剤がデンプンを使ったものに切り替えられつつありますが、アレルギーが心配な方は控えた方がいいでしょう。
また「湿度の影響を受けやすい」のもクロスのデメリットです。
結露が発生しやすい種類のため、クロスの継ぎ目部分が水分を含み、剥がれやすくなります。
水分を放出する暖房器具(石油ストーブやガスファンヒーター、ストーブなど)を使用する場合は、クロスの剥がれに注意が必要です。

家の内壁に高級感をもたらす種類「木材」

家の内壁に高級感をもたらす種類「木材」

家の内壁に高級感や存在感をもたらす種類として、木材があります。
檜や杉、ウォルナットやチークなど木材にはたくさんの種類があり、木目や耐久性が異なるのが特徴です。

木材のメリット


●調湿効果がある
●木の香りや木目を楽しめる
●経年劣化を楽しめる


木材のメリットとして、まず「調湿効果がある」という点が挙げられます。
ジメジメしているときは空気中の湿気を吸い、乾燥しているときに吐き出す性質を持っているのが特徴です。
そのため快適な湿度を保て、結露やカビの発生をおさえられます。
結露やカビは健康にも影響するので、健康的な生活を送れるのが木材の大きなメリットですね。
また、「木の香りや木目を楽しめる」という点も木材ならではのメリットです。
使用する木材の種類によって香りは異なりますが、木材にはフィトンチッドという成分が含まれています。
フィトンチッドはリラックス作用がある成分として注目されているので、木材は心も体も癒やされる内壁の種類でしょう。
木材独特の木目を家のなかで楽しめるのもメリットではないでしょうか?
そして、経年劣化を楽しめるのも木材のメリットです。
使えば使うほど木材に味が出てくるので、家への愛着もより湧きますね。
新築時が一番美しい内壁の種類とは異なり、歴史を刻んだ分美しくなるのが木材です。

木材のデメリット


●コストがかかる
●割れたり反れたりするリスクがある


木材は大量生産できない材料なので、その分割高になるのがデメリットです。
木材を内壁に使用する場合、3割程度のコストアップになるといわれています。
無垢材など上質な材料を使えば使うほど高級感のある仕上がりになりますが、その分割高になるということをおさえておきましょう。
また、木材のデメリットとして「割れたり反れたりするリスクがある」という点も挙げられます。
調湿効果により木材が湿気を吸うため、吸いすぎると割れたり反れたりするのです。
定期的なメンテナンスをおこなうことで、そのようなリスクを軽減できます。

日本の家でおなじみの内壁の種類「塗り壁」

日本の家でおなじみの内壁の種類「塗り壁」

塗り壁は、日本の家で昔から使用されてきた内壁の種類です。
下地のうえに土などの自然素材を塗った内壁のことで、何層にも重ねて塗り固めていきます。

塗り壁のメリット


●天然素材のため、一般的に科学物質が不使用
●職人が仕上げた手仕事の風合いを楽しめる
●種類が豊富


塗り壁のメリットは、「天然素材のため、一般的に科学物質が不使用」という点です。
土や植物、水などが主な原料なのでアレルギーを引き起こしにくく、健康面でも安心できる家を建てられます。
左官職人が手で仕上げていくので、「職人が仕上げた手仕事の風合いを楽しめる」というのも、塗り壁のメリットでしょう。
日本より古くから伝わってきた手法で家づくりをおこないたい方は、塗り壁の内壁を選ぶのがおすすめです。
また、「塗り壁はクロスのように種類があまりないのでは?」と思う方も多くいます。
しかし塗り壁は顔料や素材の配合具合で、さまざまなデザインに仕上げることが可能です。
体に優しい天然素材を使用しつつ、バラエティ豊かなデザインを持ち合わせているのが、塗り壁の大きなメリットですね。

塗り壁のデメリット


●仕上がりが左官職人の腕に左右される
●施工費がかかり、工期も長い


塗り壁のデメリットは、「仕上がりが左官職人の腕に左右される」という点です。
先ほどもお話ししましたが、塗り壁は左官職人による手作業でおこなわれます。
そのため職人の技術力や腕によって仕上がりが左右され、「誰がやっても同じ」というわけにはいきません。
同じものが2つない、塗り壁の持つ魅力だと思い楽しんでみるといいですね。
また、塗り壁は施工費が割高で工期が長いという点もデメリットです。
手作業で少しずつ仕上げていく内壁の種類ということを念頭におき、コストアップや工期の長さを覚悟しておく必要があります。

まとめ

この記事では家の内壁をテーマに、クロスと木材、塗り壁のメリットとデメリットをそれぞれお伝えしましたが、いかがでしたか?
どの内壁の種類にも利点と欠点があるため、コストや使い勝手を理解しておくことがポイントです。
内壁は部屋の雰囲気やイメージを決める役割を持っているので、じっくり考えて選んでくださいね。

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