注文住宅の魅力は、なんといっても自由度の高さでしょう。
ライフスタイルや今後のライフプランによって間取りやデザインを決めることができますし、予算などもご自身に合わせて組むことができます。
しかし、自由すぎるがゆえに悩んでしまうのが「間取り」です。
間取りに失敗してしまうと、日々の生活でなんとなく不便を感じてしまったり、落ち着けない空間になってしまったりするかもしれません。
そこで今回の記事では、注文住宅の間取りの決め方をご紹介します。
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注文住宅では、建築基準法を満たしてさえいれば、自由に間取りを決めることができます。
間取りを決めるのは、注文住宅の楽しみのひとつでもありますが、その自由度の高さが逆に悩むところでもあるでしょう。
間取りは生活のすべてにかかわる重要なところなので、失敗はしたくないものです。
そこで、間取りを決めるときのチェックポイントをみていきましょう。
<生活導線>
生活導線とは、日常生活するときに移動する導線のことを指します。
間取りを決めるときには、家族の意見を考慮しつつ、それぞれが生活しやすい導線になっているかを具体的にイメージしましょう。
たとえば、キッチンは食材を出し入れしやすく、すぐに調理台で調理できるか、そのあと棚からお皿を持ってきて、盛り付けしやすいかなどを考えます。
ほかにも、朝起きてから朝食をとって、出勤・登校しやすいかどうかなども考慮したいところです。
<採光・風通し>
マイホームの日当たりや風通しは、間取りを決める上でこだわりたいことのひとつです。
リビングなど家族団らんのスペースは、とくに日当たりが良くなることを意識するといいかもしれません。
一方で、バスルームやトイレ、収納スペースなどの日当たりの優先度は低めです。
また、風通しがよくなるように工夫することも、快適なマイホームをつくるポイントです。
1つの部屋に、窓を対面に2つ配置することで、風の通り道をつくることができます。
<今後のライフプラン>
今現在の家族構成だけではなく、数年後、数十年後の家族構成も考慮しましょう。
数十年後には子どもが大きくなり、子どもだけの部屋が必要になるかもしれません。
現状のことだけでなく、今後のライフプランも考慮した間取りにすることで、長い期間快適に過ごすことができます。
<玄関と階段の配置>
玄関と階段の配置も、住みやすい間取りを決める上で重要です。
玄関の配置は、どういった道路に面しているかを考慮して、道路~玄関までの導線も決める必要があります。
2階建て以上の注文住宅でしたら、階段の位置と部屋までの導線も考慮しなくてはなりません。
最近では、子ども部屋を2階にする場合、リビングに階段を設置し、顏を合わせてコミュニケーションが取りやすい間取りも人気があります。
<コンセントの位置>
意外と忘れがちなのが、コンセントの位置です。
間取りを決めるときから、家具や家電の位置をイメージしておきましょう。
コンセントなどの配線を適当に決めてしまうと、思ったスペースに家電が配置できなかったり、タコ足配線だらけでコードが邪魔になってしまったりすることもあります。
<家の中以外のスペース>
注文住宅の場合、間取りを決めるのは家の中だけではありません。
家の外のスペースをどう活用するのかも決めていきます。
お庭があって家庭菜園を楽しみたいのなら、外に蛇口を設置すると便利です。
また1台分の駐車スペースを用意していたが、ゆくゆく複数台車を所持することもあるようでしたら、駐車スペースは広めにつくるなども考えておきましょう。
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注文住宅の間取りの決め方!生活導線の考え方と例
さきほども少し触れた生活導線ですが、大きく4つ分類されます。
●家事導線:家事をするときに移動する導線のこと
●通勤導線:出かけるときに移動する導線のこと
●衛生導線:バスルームやトイレに移動する導線のこと
●来客導線:お客さんが来たときに移動する導線のこと
それぞれの導線の考え方と例をご紹介します。
<家事導線>
家事は日常生活を送る上で、必ず行う行為ですが、できるだけ手間や時間を削減したいものです。
少しでも家事を効率よく行うためには、家事導線が重要なポイントとなります。
家事の中でもとくに手間がかかる料理と洗濯には、どちらも「家の出入りが発生する」という共通点があります。
料理はスーパーなどでの買い物が必要ですし、洗濯はベランダなどで干さなければなりません。
この手間がかかる家事を効率化させるためには、家の出入り・料理・洗濯の3つをセットにして家事導線をつくるといいでしょう。
<通勤導線>
朝の時間はとくに忙しいものです。
家族それぞれが朝食をとって出かける準備をするので、通勤導線を考慮していないと家の中で混雑してしまいます。
朝の混雑解消には、家族が行き交う通路を広めにすることでぶつからずにすみます。
また、洗面台などサニタリースペースも余裕をもつことで、複数人が身だしなみを整えることができるでしょう。
洗面台の両側にコンセントを設置すれば、ドライヤーや髭剃りなどを同時に使用することが可能です。
<衛生導線>
水回りはできるだけ集めたほうが効率的ですが、トイレの設置場所は迷ってしまいます。
ダイニングの隣は音が気になりますし、キッチンの隣は衛生面で抵抗を感じてしまうかもしれません。
最も無難なのが廊下に設置するケースです。
しかし、廊下がない間取りであれば、玄関横も検討してみましょう。
<来客導線>
よく家に来客があるようでしたら、来客導線もしっかり考えましょう。
来客動線のポイントは、来客者が移動しているときにプライベートな物が見えないようにすることです。
見せたくないものは来客導線から見えない場所に設置するなど、工夫が必要です。
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注文住宅の間取りの決め方!ゾーニングとはなにか
注文住宅の間取りの決め方で、おすすめなのがゾーニングです。
ゾーニングとは、庭・車庫・リビング・キッチン・バスルーム・ベッドルーム・子ども部屋など、それぞれの部屋をきっちり配置するのではなく、似ている部屋(用途ごと)をグルーピングして、そのグループごとに家のどこに配置するかを決めることです。
「間取り」というと部屋の細かいことばかり気になるものですが、まず重要なのは、土地にどう建物を配置するのかをプランする配置計画です。
<敷地内のゾーニング>
まずは敷地内のゾーニングからはじめましょう。
道路と土地の関係(高低差など)、周辺環境を確認しながら、門や住宅、庭や車庫の配置を決めていきます。
せっかく購入した土地のスペースが無駄になってしまうと勿体ないので、不要な空間がないかもこのとき確認します。
<室内のゾーニング>
土地に対して建物の配置が決まったら、つぎに室内のゾーニングを行います。
どんな部屋が必要か、先述しているように生活導線などを考慮しながら、リビングやキッチン、ベッドルームなどの配置を決めます。
快適に間取りにするためには、細かいところを検討する前に、部屋と部屋のつながりを考えましょう。
グルーピングの仕方はそれぞれですが、家族の中心となるリビングなどは「パブリックゾーン」、子ども部屋やベッドルームは「プライベートゾーン」、バスルームなど生活の機能面に関わるところは「サービスゾーン」などと定義します。
そして、この3つのゾーンをつなぐ廊下や階段は「移動ゾーン」です。
ゾーニングをするときは、キッチンの隣にダイニングを設置するなど、関連性のある部屋を側に配置するのが基本になります。
家族のライフスタイルと照らし合わせると、ゾーニングしやすくなります。
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まとめ
自由すぎるがゆえに悩んでしまう注文住宅の「間取り」。
間取りの決め方はいろいろとありますが、まずはゾーニングを行い、おおまかな設計図をイメージしてみるといいかもしれません。
もちろん、生活導線や今後のライフプランを考慮することで、より快適な間取りをつくることができます。
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