東京都渋谷区は東京都の特別区のひとつで、ターミナル駅でもある渋谷区は副都心と呼ぶにふさわしい繁華街です。
原宿や表参道は日本のファッション界をリードし、代官山や恵比寿にはオフィスのほかにも多数の商業施設や飲食店があり賑わいをみせています。
松濤や代々木上原のような高級住宅地、代々木や千駄ヶ谷にはオフィス街などがあり、渋谷区のなかに商業施設・高級住宅地・オフィス街といったように、バリエーション豊かな地域を形成しています。
そんな渋谷区内には、区内在住・在勤・在学の方が利用できる公共のスポーツ施設が充実しています。
体育館や武道場、プール、トレーニング室、フットサル場、運動場など設備が充実しており、なかには会議室や軽食レストランを完備する施設まで。
そこで今回は人気の高い、渋谷区内おすすめ公共スポーツ施設をご紹介しています。
<公共施設とは思えない充実ぶり>
渋谷区の運営する公共スポーツ施設といえば抜群の人気を誇る「渋谷区スポーツセンター」。
施設の外観も内装も比較的新しく、隅々まで管理されており清潔でいつでも気持ちよく利用できます。
施設は1階から3階、そして屋外まであり、以下のような設備が整っています。
・1階…子ども用プール、25mプール、第1・2・3武道場
・2階…トレーニング室・軽食ラウンジ・大体育館
・3階…第1スタジオ・幼児体育室・小体育室・大体育館(観覧席)・会議室(第1~3)
・屋外…運動場・テニスコート・フットサル場・壁打ち練習場・相撲場
施設の写真をチェックすると、設備の新しさや美しさが一目でわかります。
特筆すべきは武道場で、剣道、空手道、体操などに使用できる板張りの武道場はもちろん、柔道、合気道、軽体操などに使える畳の部屋、さらに弓道、アーチェリーに使える武道場と使用目的に合わせて使い分けができるのが魅力です。
<子ども教室など各種教室も開催中>
渋谷区スポーツセンターでは3ヶ月教室(大人向け・子ども向け)を開催しており、リラックスヨガやダンス教室、キッズかけっこ教室、バレエ教室などたくさんのプログラムが組まれています。
第1スタジオと幼児体育室やプールを使い、大人と子どもに分かれてレッスンが受けられる仕組みとなっています。
ヨガなどは初めておこなう方にはとっつきにくいかもしれませんが、初心者向けヨガ教室も開催されており、レベル別にスクールに参加できるのが嬉しいところ。
<渋谷区スポーツセンターへのアクセスや利用方法は?>
渋谷区スポーツセンターへのアクセスは、京王新線の幡ヶ谷駅下車後徒歩6分、または小田急線・代々木上原駅下車後15分と比較的駅に近い立地となっています。
バスを利用するなら渋63・渋66系統の幡代下車徒歩 5分、幡ヶ谷下車で徒歩7分となっています。
施設を利用するには「渋谷区施設予約システム」での予約が必要です。
このシステムを利用するには事前登録が必要なので注意してくださいね。
<温水プールがメインのスポーツ施設>
渋谷区宇田川町にある代官山スポーツプラザには、以下のような設備が整っています。
・温水プール…メインプール(25m×13m)、サブプール(13m×4m)、幼児プール(屋外、夏期のみ利用可)
・多目的ルーム…232.32㎡、壁面ミラーつき
・レクリエーションルーム…149.08㎡、分割利用可能
代官山スポーツプラザのプールは天井が高く、気持ちよく利用できる開放感あふれるプールとして大好評です。
9:00~21:00まで一般開放されており、気軽に利用できるのが魅力です。
また、プールを利用できるのは区内在住・在勤・在学の3歳以上の方限定で、お子さんの場合オムツが取れていることが基本条件となっています。
プールの利用料は高校生以上の大人は2時間400円(延長料金 1時間200円)、小中学生が 2時間100円(延長料金 1時間50円)となっています。
60歳以上の方や身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・愛の手帳を持っている方と、付き添いの方(1名)は無料で利用可能です。
プールを利用する方は、当日、券売機で券を購入しなければならないこと、そして水泳帽の貸し出しをおこなっていないため、必ず水泳帽を持参することをお忘れなく。
ちなみに子どもの日・敬老の日・体育の日は無料で利用できます。
<プール利用時の注意点は?>
代官山スポーツプラザは施設が限られており、ほとんどの方がプールで泳ぐことを目的としています。
新型コロナウイルス感染症予防のため、団体・個人の利用では事前に入場カードの記入をすることが義務づけられているので注意してください。
団体でプールを利用する方は事前予約が必要で、あらかじめ決められた日時のみ利用可能です。
いつ、どのプールを使用できるかは代官山スポーツプラザのHPに掲載されていますので確認してくださいね。
<代官山スポーツプラザへのアクセスなど>
代官山スポーツクラブは東急東横線・代官山駅から徒歩2分の好立地。
ハチ公バス(夕やけこやけルート)の代官山駅下車徒歩2分と、バスを使ったアクセスも良好です。
施設には専用駐車場がないため、できるだけ電車やバスなど公共交通機関を利用してください(自転車用の駐輪場はあります)。
少し歩いた場所にこれからご紹介する「ひがし健康プラザ」もありますので、こちらもご活用ください。
<アリーナ (体育室)や多目的ルームなど設備充実>
渋谷区内でもかなり有名な公共スポーツ施設が、ひがし健康プラザで、スポーツ施設だけではなく医療機関や福祉施設も同じ建物に入っています。
建物自体新しく、掃除も行き届いており女性やお子さんも安心して利用できる清潔さです。
ひがし健康プラザの主な施設をチェックしてみましょう。
・アリーナ (3階)…バスケットボール(1面)、バレーボール(2面)、バドミントン(6面)
・多目的ルーム(2階)…フローリング床、壁面ミラー付き
・温水プール(地下2階)…メインプール(25m×10.5m、全5コース)、ウォーキングプール、ながれるプール、ジャグジープール、クアプール
特筆すべきは3階にあるアリーナで、卓球やバトミントン、バレーボールなどさまざまなスポーツが楽しめる広いスペースが魅力。
もちろん冷暖房完備なので、真夏でも熱中症の心配はありません。
ただし練習に必要な室内履きや運動のできる服装、ラケット、ボール、シャトルなどは各自でご用意ください。
プールはメインプールだけではなく流れるプールやジャグジープールなどもあり、高齢の方が水中トレーニングするにも便利です。
温水プールの利用料金は、高校生以上で2時間400円(延長料金 1時間200円)、小中学生は 2時間100円(延長料金 1時間50円)と、民間施設と比較してもかなりリーズナブル。
ただし水泳帽はレンタルしていないので、忘れずにお持ちください。
さらにこどもの日、敬老の日、体育の日は区内在住の方限定で利用料無料になります。
<地域包括支援センターや高齢者在宅サービスセンターもあり>
ひがし健康プラザは、スポーツ施設だけではなく地域包括支援センターやデイサービス、渋谷区口腔保健支援センター プラザ歯科診療所も入居しています。
ひがし健康プラザには高齢者の方も多数出入りしているので、くれぐれもマナーを守り落ち着いた行動をしましょう。
<ひがし健康プラザへのアクセスについて>
JR渋谷駅から徒歩15分、恵比寿駅から徒歩10分の場所にあり、渋谷と恵比寿のちょうど中間地点に位置しています。
駅からは10~15分程度の距離なので、お散歩がてら立ち寄るのもよさそうですね。
都バスは(都06/田87)系統に乗り東3丁目で下車します。
ハチ公バスの「夕やけこやけルート」であれば「東2丁目」が最寄バス停です。
渋谷区には、区民や区で働いている方、区の学校に通学している方向けの公共スポーツ施設が充実しています。
とくに温水プールは数が多く設備も新しいためとても人気があり、多くの方が楽しんでいるようです。
新型コロナウイルス感染防止のためプールに入る前に体調チェックや体温測定が義務付けられましたが、安心して施設を利用するためにも協力しましょう。
体調が悪いときは無理に施設を利用しないようにお願いします。