目黒区・世田谷区・港区・渋谷区は、都心からのアクセスの良さや環境の良さから、マイホーム購入を検討している方に人気のエリアです。
しかし、立地は問題ないものの、家の間取りや設備、内装の雰囲気などが求めるイメージと合わない…そんなケースは思いのほか多いのではないでしょうか。
せっかく気に入った立地で物件を見つけたのなら、思いきってリノベーションし、自分のライフスタイルに合わせた間取りや好みの内装に変え、こだわりの家を創るのも一つの方法です。
マイホームは家族が落ち着いて暮らす場所ですので、家の外見と同じくらい、あるいはそれ以上に、内装にこだわりたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、リノベーションの大きなキーポイントである「壁」に注目していきます。
リノベーションの方法と、おすすめの材料についてご紹介しますので、家のリノベーションを検討中の方だけでなく、これから新築される方もぜひ参考にしてみてください。
リノベーションで自分だけのこだわりの住まい空間を創るために、まずキーポイントとなるのが「壁」です。
壁を活かすことで、部屋の表情、間取りや部屋の役割も変えられるので、リノベーションを検討する際は、まずは壁をアレンジする事から考えてみるとよいでしょう。
では、このリノベーションにはどのような方法があるのでしょうか。
ここでは、3つの方法と、それぞれの魅力についてご紹介します。
クロスの変更は、部屋の雰囲気をすぐ変えられる方法で、大がかりな変更をすることなく比較的すぐにとりかかることのできる方法です。
クロスのデザインを一新するだけでも空間の表情は変わりますが、貼る材料を変更すると、その素材によっては断熱性能をアップさせたり、湿度を調整したりする効果がうまれます。
自分の好みの素材に変更するだけで、こだわりの空間ができあがるので、素材を変更するリノベーションはおすすめの方法の一つです。
家族構成やライフスタイルに合わせて部屋を広く使いたい場合におすすめなのは、仕切を取り除くリノベーションです。
部屋を仕切っているものを取り除けば、広い空間を生み出せるので、特にキッチンと一体化してLDKとして家族が集まる広いスペースを創りたい場合には、仕切りを取り除くリノベーションが効果的です。
また、仕切りをなくすことで、家の中にめぐる空気がスムーズに流れ、窓から差し込む光が奥まで届くため、明るく清々しい部屋になるでしょう。
家族が増えた場合や、自分の趣味に没頭できる部屋を創りたい場合などには、新たに空間を創る方法もおすすめです。
たとえば子供が成長して部屋をいくつかに分けたい時、一つの部屋の広さは狭くなってしまいますが、壁を設置すれば子供部屋を増やすことができます。
用途によって空間を使い分けたい時のために、完全に仕切ってしまうのではなく、可動式の壁にするのもおすすめです。
クロスとして一般的なのは紙で、漆喰や珪藻土などの自然素材も人気がありますが、こだわりの空間を創るリノベーションとして、石材を取り入れるのも個性的です。
石材には様々な種類があるので、好みや部屋に合った石材をチョイスしてみてはいかかでしょうか。
天然石の中で代表的な大理石は、見た目はシンプルですが高級感を演出する素材として人気です。
今あるものに貼る施工で、簡単に部屋の雰囲気を変えられるので、高級感のある空間を創りたい方におすすめです。
レンガは、アンティークな雰囲気を創り、インテリアとしての表情を持つことから、リビングに重厚感のある空間を演出したい方におすすめの石材です。
レンガの原料は泥や粘土なので、水分を吸収し湿度を調節する効果もあります。
レンガ色で創る部屋は華やかな雰囲気にもなり、レンガは住む人のこだわりを感じさせる魅力ある石材です。
ブリックタイルとは、レンガや天然石に似せて作った製品で、本物に比べると軽量で施工しやすく、レンガ調あるいは天然石調に仕上げる石材です。
本物を薄くスライスしたような形状に作られており、何十年も経過したような質感や、色合いも豊富な種類があり、簡単に好みに合わせた演出ができます。
レンガのように見える材料としては、このブリックタイルが多く使われています。
モルタルは、ざらざらとした手触りで冷たい印象がありますが、クールでモダンな雰囲気の空間を演出する石材として人気です。
見た目はシンプルですが、そのシンプルさが逆に部屋の家具を引き立たせ、クールな印象なのにどっしりとした重厚感がモルタルにはあります。
水に強い性質なので、キッチンや洗面所などの水を使う場所に使用するのも良いかもしれませんね。
モルタルに、木材や天然石を張り付けるような方法もできますし、こだわりの空間を演出する土台としておすすめの石材です。
こだわりの住まい空間を創る材料として、木材を使うリノベーションもおすすめです。
木材には湿度を調節する効果があり、さらに保温性も高いので、人工的なものとは違い、自然のぬくもりを感じられるでしょう。
木目が出す独特な木の風合いを感じ、ナチュラルな雰囲気を出したい方や、ぬくもりを感じる部屋を創りたい方におすすめです。
木材は、年数が経つにつれて風合いが変化するのも特徴の一つで、家族の成長とともに、家も歳を重ねていく…そんな楽しみもあります。
また、すき間をあえて作るように木材を並べて設置する間仕切りは、圧迫感がなく、やわらかく空間を仕切れるためアクセントになります。
さらにすき間から風や光が心地よく通るため、開放的で素敵な部屋になるでしょう。
使用する種類によって部屋の表情はがらりと変わるので、ライフスタイルや好みに合った木材を選んで、こだわりの空間を創ってください。
天然無垢材のパイン材で作られた壁は、ナチュラルな雰囲気を演出してくれます。
色味が明るめのパイン材は、部屋を明るい印象にしてくれるので、子ども部屋やリビングなどに人気です。
ヒノキは、木目のキメが細かく、木肌が白いため、高級木材としての印象が強い種類の木です。
独特な香りは、人の気持ちを落ち着かせるリラックス効果があると言われており、ヒノキを使った部屋は、室内をめぐる風から自然の香りがする癒しの空間になるでしょう。
ヒノキは硬いので、傷がつきにくく丈夫ですから、リビングや玄関など人の出入りが多い場所にも安心して使えます。
足場板とは、建築現場で見られる足場を組む際に使われる木材で、値段も比較的安いのも魅力ですが、あえて使い古した感じがかっこいいと人気です。
男前風のインテリアが好みの方や、部屋を倉庫風に仕上げたい方など、ビンテージ感のある雰囲気を好む方が増えており、そういった雰囲気の部屋を創りたい場合は、足場板はおすすめの木材です。
一部に足場板を貼ればインパクトがあり、小物を飾りたい場合には、直接餓釘や画鋲を打ち付けてディスプレイできるので、個性を思いきり表現したこだわりの空間になります。
室内は白い天井が多く使われていますが、足場板を使うことで、レトロな雰囲気を演出できるのも素敵ですね。
マイホームを購入する際、やはりエリアを重視したいものですが、物件にもこだわりたいと思うのは当然です。
気に入ったエリアが見つかったら、現存する物件を思い切ってリノベーションするのも検討してみてはいかがでしょうか。
また、今回ご紹介したリノベーションは、新築物件の参考にもなりますので、ぜひチェックして自分だけのこだわりの空間を演出して、素敵なマイホームにしてください。