日本で最も人口が多く、たくさんのファミリーが住んでいる東京都23区。
「渋谷」と聞いて最初に思い浮かべるのは、「遊びにいくところ」的なイメージが強い渋谷区ですが、恵比寿や広尾、代々木公園などの高級住宅街も「渋谷区」なんです。
今回は、子育てにおすすめできる渋谷区で今話題の施設など、子どもの成長に合わせてご紹介していきます。
高級住宅街もある渋谷区はファミリー層も多く、子育て支援も手厚いのが特徴です。
渋谷区在住の方が、赤ちゃん期から受けられるおすすめの子育てサポートをご紹介します。
「新生児訪問」とは、生後28日までの赤ちゃんのために、必要に応じて保健師または助産師が訪問してくれます。
授乳や体重の増加など、生まれたばかりの赤ちゃんへ訪問サポートを専門家にしてもらうことができます。
「こんにちは赤ちゃん訪問」とは生後4か月までの乳児のいる家庭すべてに、保健師、助産師または看護師が訪問してくれ、健康状態の確認や育児・産後の相談、地域の子育て情報の提供を行ってくれます。
子育てに忙しいママ・パパが「こんにちは赤ちゃん訪問」の時期を忘れることがないように、赤ちゃんが生後2か月に入ったら、訪問の手紙を送付してくれるのは嬉しいですね。
訪問時間は30分程度で、わからないことや困っていることなど小さなことでも気軽に相談できるそうです。
また、訪問するスタッフは渋谷区が委託した女性スタッフで、訪問の際には保健所発行の訪問相談員証を必ず提示してくれるので安心です。
これらの相談を無料で行ってくれるのもありがたいですね。
初めての赤ちゃんの場合、上手におっぱいを飲んでくれるか、不安になるママも多いのではないでしょうか。
渋谷区では母乳相談も行っていて、対象は5か月未満の赤ちゃんをもつ母親で、予約なしで参加できます。
場所:中央保健相談所、恵比寿保健相談所、幡ヶ谷保健相談所
日程は保健相談所ごとに違いますので、お住まいに近い保健相談所を確認するのをおすすめします。
また、時間帯によって混み合っている場合がありますので余裕を持っていきましょう。
持ち物は母子健康手帳、バスタオルのみで参加可能です。
渋谷区では育児学級というものを開催しており、対象年齢は前期で4~6か月児、後期は9~12か月児です。
主な内容は前期であれば、乳児の事故予防ついてと月齢に応じた離乳食の進め方と試食で、後期であれば月齢に応じた離乳食と、0歳から始めるむし歯予防についてです。
場所:中央保健相談所、恵比寿保健相談所、幡ヶ谷保健相談所
開催時間:10時~11時半までの90分
持ち物は母子健康手帳と筆記用具、バスタオルをご持参ください。
参加するには渋谷区にある各保健所の直接窓口に予約をするか電話予約が必要です。
上記以外にも渋谷区では赤ちゃんのために子育て支援を行っているので、ぜひ渋谷区のホームページ等をご覧ください。
上記では、赤ちゃん期の子育てを中心に紹介をしていきましたが、ここでは、子どもと一緒に遊びながら子育てができる施設「かぞくのアトリエ」についてご紹介していきます。
地域のこどもたちが放課後時間を過ごした旧代々木学童館が、「かぞくのアトリエ」として生まれかわりました。
南新宿駅から近い「かぞくのアトリエ」は2階建てで、地下1階にはちいさな体育館タイプのプレイルームになっています。
・地下1階 プレイルーム
プレイルームにはユニークなデザインが目を引く遊具がたくさんあり、イタリアの教育機関「レッジョ・チルドレン」の研究から生み出された、あそびを通じてこどもが自ら創造性をのばすプロダクト、「PLAY+(プレイピュー)」があります。
またそのほかにも、卓球、ビリヤード、バドミントン、一輪車、竹馬、縄跳びなど遊ぶことができます。
・1階 おやこサロン
1階にはおやこサロンがあり、親同士や子ども同士の交流、休憩にご利用ができるスペースがあります。
絵本ライブラリーには絵本や紙芝居が楽しめ、和室には小さいお子さんも安心して遊べる木のおもちゃがあったりするなど、子どもが楽しむことができる工夫がされています。
また、無料のドリンクコーナーもあり、ミルク用のお湯や飲み物を利用できます。
こちらではお弁当などの飲食も持ち込んで食べることが可能です。
・1階 あけびの庭
また、外にはゆったり過ごせるあけびの庭があり、静かな空間で植物を観察しながらゆっくりとリラックスをして過ごすことができます。
・2階 アートスクール
アートスクールではさまざまな分野で活躍するクリエイターが講師となって、食・ものづくり・体操、・音楽・写真などの子どもの感性を刺激したり、親子で一緒になって考え楽しんだりする講座を開設してくれています。
また、「かぞくのアトリエ」では大人がじっくり体験できる講座などがあり、子どもだけでなく大人も楽しむことができるようになっています。
講座により対象が異なりますが、渋谷区民が優先になるのはありがたいですね。
講座はすべて予約制なので事前の申し込みが必要です。
・2階 おやこきょうしつ
上記の講座以外にも「かぞくのアトリエ」には0〜3歳児を対象にした年齢別の
おやこきょうしつを開催しています。
いつもとは違うほんの少し特別な体験や、新しいおともだちと出会う場として、
からだあそびやおとあそび、ものづくりやおはなし会など、さまざまなプログラムを通じて楽しんでみましょう。
「かぞくのアトリエ」のおやこきょうしつでは5か月間(月1回×全5回)の長期コースになっています。
0〜3歳のお子さんを対象に年齢別にクラスが用意されているためお子さんに合ったクラスを選択することができ、参加費は無料です。
また10/26(土)にかぞくのアトリエが、日頃のご利用に感謝の気持ちを込めて開催する、年に一度のスペシャルイベント『音楽と空想のパレード』を開催します。
「かぞくのアトリエ」は親子で楽しめる施設となっていますので、ぜひおでかけに行ってみてください。
場所:東京都渋谷区代々木2-32-5(小田急線「南新宿駅」徒歩2分・都営大江戸線「代々木駅」(A2)徒歩7分)
開館時間:9時30分~17時30分
休館日:日曜日・月曜日・祝日・年末年始(12月29日~1月3日)
子育てにおすすめの渋谷区で次にご紹介するのは、「こども科学センター・ハチラボ」です。
ハチラボでは大学等の研究機関と連携して子供たちの科学的思考やものづくりへの意欲を育てるために、科学実験やクラブ活動など学校の授業では体験できない科学・技術・数学のプログラムを行ってくれます。
またハチラボは、理数教育重点校を中心にすべての区立小中学校への理数教育支援を行っていく予定となっています。
最近では「リケジョ」という言葉が流行しているように理数教育に力を入れている自治体が増えているようです。
主な事業はワークショップ、科学クラブ、ハチラボ講座、プログラミング講座、ハチラボ講演会、学校支援(施設見学・ハチラボ出前講座/出前授業など)
子どもの理数教育のためにハチラボが活用されていますね。
次にハチラボの利用案内についてご紹介いたします。
開館時間:10時~17時
入館料:無料(ただし、講座内容により、教材費の実費が必要な場合があります。)
休館日:10月の休館日は15日(火)・18日(金・臨時休館)・21日(月)・28日(月)です。
住所:渋谷区桜丘町23-2文化総合センター大和田3階(渋谷駅から徒歩5分)
またハチラボは10月の19日と20日にハチラボ科学フェスタを開催します。
この機会に子どもの理数系の力を高めてみてはいかがでしょうか。
今回は、子育てにおすすめできる渋谷区という事で今話題の施設など、子どもの成長に合わせてご紹介してきました。
赤ちゃんの期に相談支援があることはもちろんのこと、小さい子供にも「かぞくのアトリエ」や「ハチラボ」など子どものための施設が多くあります。
ぜひ、子育て支援も手厚い渋谷区で子育てを始めてみてはいかがでしょうか。