東京都世田谷区で土地購入を検討しているファミリー向けに、住みやすさや土地価格についてご紹介していきます。
また高級住宅街についても見ていきましょう。
世田谷区は人口が23区の中で一番多く、面積も大田区と並んで最も広い街です。
全体的に閑静な住宅地が多いため、ファミリーにとって住みやすさを感じられる街になっています。
ファミリーが住みやすい理由は、区による子育て支援にもあります。
ここ10年子どもの数が増え続けている地域で、待機児童数が多いのですが、区は保育所の定員増に取り組んでおり減少傾向になっています。
都会でありながらも自然が豊かで、子どもたちが遊べる大小様々な公園が多くあることも特徴です。
治安の良さを感じている人も多く、町内会などの防犯意識が高いので安心感があります。
また交通の利便性が高く、新宿や渋谷にも30分以内で出ることができるなど、都心への通勤通学にも便利です。
高級住宅地もあるため、物価が高い印象の方も多いかもしれませんが、古くからの商店街がある地域も存在し、そのような地域では物価も安く暮らしやすいです。
世田谷区にある駅の周辺はほとんどが住宅街で、住みやすく人気の街が多くなっています。
特に子育てファミリーに人気があるのは「二子玉川」です。
どんな街かというと、おしゃれな雰囲気の街で、二子玉川駅には東急田園都市線の急行も停車します。
他にも商店街に活気がある「経堂」や「祖師ヶ谷大蔵」もおすすめの街で、自然が豊かな場所が良い場合には「喜多見」も魅力的です。
中でも世田谷線沿線は生活コストを下げたい人におすすめで、「世田谷」や「上町」ではボロ市というイベントが開催されることもあります。
東京都の中でもファミリーにおすすめできる住みやすい街が多いことが魅力ですね。
世田谷区ではファミリー向けに「せたがや子育て応援アプリ」をリリースしています。
地域の子育て支援情報が配信されているので、世田谷区に引っ越しをしたらすぐに利用したい便利なサービスですね。
また「世田谷版ネウボラ」という育児支援サービスも特徴です。
フィンランドの育児支援を参考にしており、妊娠期から子どもが小学生になるまで、一貫した育児のアドバイスやサポートを受けられる場所となっています。
各総合支所健康づくり課にネウボラ・チームを発足しており、保健師や母子保健コーディネーターなど複数の子育ての専門家が多面的に支援できる体制を整えています。
妊婦を対象に「せたがや子育て利用券」の配布も行われており、それを利用すると一時預かりや交流イベントに参加ができます。
1冊で10,000円分相当のサービスが受けられるお得なチケットなので、ぜひ利用していきたいですね。
このような支援の充実で、住みやすい街が実現しているようです。
世田谷区の中でも高級住宅街と言われるエリアはどこなのか、またどんな街なのかご紹介していきます。
高級住宅街に明確な定義はありませんので、まずは高級住宅が多く並ぶエリアを見ていきましょう。
世田谷区の中では成城・深沢・等々力・尾山台・奥沢・代田・瀬田・上野毛が挙げられます。
その中でも特に戸建てがメインでデザイン性の高い住まいも多く、高級住宅街としての歴史があるのは、「成城」です。
どんな街かというと、成城には「成城憲章」が設けられており、「隣地境界線から1m以上後退」「敷地の20%を緑に」など住民によるルールが守られています。
そのため多くのお宅の庭やエントランスにはたくさんの緑が植えられているのがわかります。
高級住宅街に住んでいる人は、社会的地位が高い方が多いこともあり、治安が良いことが挙げられます。
近くに大使館があるような場合には警備も行き届いており安全です。
また高級住宅街には大豪邸が多いため人口密度が低く、ゆったりした雰囲気も特徴です。
騒音に困ったりすることもなく、住みやすい静かな環境で暮らすことができます。
子育てにも優しい環境であり、老後を静かに過ごすのにも住みやすい街です。
また街路樹が多く緑に囲まれていることが多いのもメリットです。
高級住宅街特有の建物のルールが定められている場合も多いので、街並みが美しく気品があることもメリットと言えるのではないでしょうか。
世田谷区全体の2019年の基準地価は、前年と比べてどのくらい高くなっているのでしょうか。
2019年の土地価格は平均71万2393円/㎡となっており、前年からの変動率は+4.25%です。
最近では2014年から緩やかに上昇傾向にあります。
また世田谷区の中でも特に土地価格の変動率上昇が高い3つのエリアを見ていくと、太子堂・奥沢・三軒茶屋が挙げられます。
まず太子堂は、土地価格が109万6000円/㎡で前年からの上昇率が+9.13%になっています。
奥沢は土地価格が85万3500円/㎡で変動率が+9.07%でした。
三軒茶屋は土地価格109万2000円/㎡で変動率+8.94%です。
土地価格が特に上昇している3つのエリア、太子堂・奥沢・三軒茶屋がどんな街なのか見ていきましょう。
まずは太子堂です。
太子堂は商店街やスーパーなどが充実しており、お買い物の際にはなんでも揃う街並みです。
世田谷区でありながら物価も比較的安く、ファミリーに優しく住みやすいのではないでしょうか。
深夜営業しているチェーン店やドラッグストア、コンビニなど便利なお店も豊富で、生活に困ることも無さそうです。
乳幼児がいるファミリー層も多く住んでおり、安心感があることも特徴です。
近隣に小さな公園があり、少し足を延ばすと世田谷公園という大きな公園もあるので子どもたちを遊ばせることもできます。
評判の良い小児科があったり、いざという時の大きな病院も近隣にあったりと、子育てがしやすい環境のようです。
続いて奥沢はどんな街でしょうか。
奥沢は自由が丘駅にも近く、商店街が充実していて、ご近所同士の交流も多く治安が良い街です。
奥沢駅の周辺にはコンビニやスーパーも点在しています。
他にもパワースポットとしても人気の奥沢神社があったり、郵便局や交番などがあったりと暮らしに必要なものはそろっていることが特徴です。
病院も複数あり、小児科も10件あるなどファミリーも安心して暮らすことができそうです。
新宿や渋谷、品川も奥沢駅から所要時間30以内なので通勤通学にも便利です。
自然もほどよくあり季節を感じられるので、穏やかな生活を送れるのではないでしょうか。
最後に三軒茶屋がどんな街か見ていきます。
三軒茶屋は駅周辺に飲食店やスーパーなど多数のお店があって、にぎやかで楽しい街並みです。
それでいて駅前を離れると住宅街が立ち並び、暮らしは静かに送れる環境であることが特徴です。
おしゃれなカフェからこじんまりした居酒屋まで、いろいろなジャンルの飲食店があるのでお店選びが楽しいですね。
生活に必要な銀行や郵便局、コンビニ、スーパー、ドラッグストアはすべて豊富にそろっており、24時間営業のお店もいくつかあります。
夜遅くなった場合や生活リズムが逆転している人にも暮らしやすいです。
また三軒茶屋は東急世田谷線と東急田園都市線の2線を利用できます。
渋谷まで直通で4分、新宿にも乗り換え1回で20分以内で行けますので通勤通学にも便利な街で、どこに行くにもアクセス抜群で住みやすいです。
バスも多く通っているので休日などもファミリーでの近隣へのお出かけにも困りませんね。
今回はファミリーにとって住みやすい世田谷区についてまとめました。
土地価格は年々上昇傾向にあり、高級住宅街と呼ばれるエリアも魅力的な、ファミリーにとっても住みやすい街が多いことが特徴です。
ぜひ住みやすい世田谷区で土地購入を検討してみてはいかがでしょうか。