今回は、東京都港区で土地購入を検討しているファミリー向けに、港区の子育てについてご紹介していきます。
お母さん・お父さんが参加できるサロンや、父親手帳について、また大切な家族を守る防災手帳についてもまとめていきます。
港区では子育てをしているお母さんやお父さん向けに、サロン事業を展開しています。
「Hello ママサロン」「のんびりサロン」「うさちゃんくらぶ」という名称で、全て場所はみなと保健所3階の多目的室にて行われています。
それぞれがどのような内容なのかご紹介していきましょう。
Helloママサロンは、生後1~2か月のお子さんとその両親が参加できます。
内容はお母さん同士のグループ交流や助産師さんによる講話、お子さんの体重測定などです。
対象の開催日程のうち、1回のみ参加できます。
対象者と開催日程は港区のホームページで確認が可能です。
予約は不要で、会場先着順50組の定員になっています。
持ち物は母子手帳、バスタオル、赤ちゃんに必要なものでお湯は用意されているそうです。
お友達を作れるかもしれない貴重な機会なので、ぜひ利用してみてください。
のんびりサロンは、生後1~3か月のお子さんとその両親が参加できるサロンです。
保護者同士が交流できるフリースペースとして開催されています。
こちらも予約不要なので、息抜きやお出かけの際に気軽に利用できそうです。
フリースペースとなっている以外には、体重測定や手遊び、手作りおもちゃの紹介などの内容も用意されています。
お子さんの月齢ごとに決められた開催日程に何回でも利用可能なのも、嬉しいポイントです。
詳しい日程は港区のホームページで確認してください。
うさちゃんくらぶは、第1子の生後2~3ヵ月のお子さんと、お母さんお父さんが参加できる、お友達づくりの場です。
グループでの情報共有や助産師によるアドバイスなど、子育てに関する情報を得られる場にもなっています。
Helloママサロンやのんびりサロンと異なる点は、お子さんが初めてのお子さんに限られることと、予約が必要となっている点です。
お子さんの月齢によって開催日が決まっていて、開催日の前日までに電話で申し込むことが必須となります。
申し込みをすると、抽選の上、抽選結果が郵送されることになっています。
第1子の場合は疑問点や不安点も多いので、参加すれば安心できることもあるかもしれませんね。
港区は小さなお子さんと、そのお母さんお父さんのための交流の場を積極的に設けていることがわかりました。
港区には、「港区父親手帳」という手帳があります。
母子健康手帳は一般的ですが、こちらは珍しいですね。
育児初心者のお父さんのための手帳となっており、妊娠から出産にかけての発育カレンダーや出産後の成長カレンダーに加えて、育児の基礎的な知識やポイントがわかりやすくまとめられています。
港区の子育てや医療に関する情報なども盛り込まれており、地域に根差した情報が得られる点もポイントです。
各地区総合支所や子育てひろば、子ども家庭支援センター、みなと保健所で配布されています。
お父さん向けの港区父親手帳は、主に5項目の情報に整理されており、「出産準備」「出産」「赤ちゃんとの生活」「月齢ごとの育ち」「安全管理」に関する情報が記載されています。
出産準備の項目では、イラストとともに胎児の発育カレンダーやその時期のお母さんの変化、お父さんがそれに対して気を付けることがポイントごとにまとめられています。
出産についての項目では、立会い出産についてや分娩の流れ、その時のサポートなどについてまとめられています。
赤ちゃんとの生活の項目では、誕生から1歳半ごろまでの子どもの成長、それぞれの時期に気を付けるべきポイントが記載されています。
赤ちゃんの成長が著しい1年間なので、その変化について詳しく書かれていることは参考になりそうです。
4つ目の赤ちゃんとの生活の項目では、月齢ごとのスキンシップのとり方や絵本を通じたコミュニケーション、抱っこやミルク、お風呂など日々の生活の中で必須となる情報が丁寧に説明されています。
事前に知っておくことで、初めての育児でも自信を持って関われそうですね。
最後に5つ目の安全管理についての項目では、イラストと文章で自宅の中の赤ちゃんにとって危険な場所やその対策法、万が一怪我をしたときの対処法についても記載されています。
区の小児科救急指定病院リストもありますのでお子さんが急に体調を崩したときにも慌てずにすみます。
育児を楽しむための子育てひろばの紹介に加え、預かりサービスの詳細や金額、電話番号など、必要な情報がここにまとまっていますので、1冊持っておけば活躍する場面がたくさん訪れるのではないでしょうか。
港区ではお母さんだけでなく、お父さんも育児に参加しやすくなるような環境作りが行われているのですね。
港区には、「子育て家庭の防災手帳」という防災手帳があります。
いつどのような状況で災害にあっても、家族それぞれが落ち着いて対応ができるように、子育て家庭向けにつくられた手帳になっています。
港区では高層住宅で子育てをしている家族が多いことや、津波からの避難が必要になる場合もあることから、家族を守るためにはあらかじめ必要な情報を得ておくことが必要なのです。
この手帳は安全を守るための情報が、「地震の想定」「地震発生時の対応」「地震に備える」「情報・知識」の4つの章で構成されており、巻末には付録として「防災カード」と「そなえシート」が付いています。
地震の想定の章では、自宅にいる場合や外出中、家族と別行動の時など、様々な状況をイラストとともに想定した上で、それぞれの状況ごとに、どのようなことが起き得るのかが書かれています。
曜日や時間によっても家族それぞれの動きが異なりますので、様々なパターンの想定が必要です。
地震発生時の対応については、こちらもイラストでわかりやすく、子どもとどのように身を守るか、その後にすべき行動は何かなどがまとめられています。
また状況別に、外出時と自宅で対応がどう違ってくるか、避難するかどうかをいかに判断するか、家族といかにして連絡をとるかについても書かれています。
災害伝言ダイヤルについても記載がありますので、事前に家族で確認しておきたいですね。
3つ目の地震に備えるの章では、住まいを安全に保つにはどうすべきかや備蓄品などについて書かれています。
この章を参考に、家具のレイアウトを変えてみたり、最低限の備蓄もしておきたいものです。
最後の情報・知識の章では、港区で想定される水害や津波に関する情報、そして、それらに対する区の対策や公開情報がまとまっています。
巻末付録の防災カードやそなえシートは、家族会議などを開いて、事前に内容を把握して家族間で共有しておくと安心です。
この手帳をうまく活用しながら、いざという時のために備えを十分にして、慌てず行動できるようにしておきたいですね。
小さなお子さんがいたり、保育園に預けていたりする場合には、その都度子どもの成長に合わせた避難グッズや、家族それぞれの行動が変わってくると思います。
大人も子どもも、いつどこで災害に巻き込まれるかわからないので、こまめに話し合いをしておくことが大切ですね。
今回は港区の子育てに関する情報をまとめました。
港区では、保護者が父母どちらも前向きに子育てに参加できるような場の提供や、情報の提供などがおこなわれていることがわかりました。
ぜひ港区での子育てを楽しんでみてください。