引っ越し先を検討する際、ご自身、もしくはお子さんが進学する学校の周辺で物件探しをしたいという方も多いのではないでしょうか。
また、住みたいエリアにどのような学校があるのか興味をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、東京都港区にある「北里大学 白金キャンパス」の概要や学部の内容、特徴について解説します。
港区にお住まいをご検討中の方や、東京都の大学に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
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東京都港区にある「北里大学 白金キャンパス」の概要
東京都には大学が数多くありますが、進学先を決める際には、大学の授業内容や特徴をチェックしたうえで検討したいですよね。
そこでまずは「北里大学 白金キャンパス」の概要として、建学の精神や沿革、アクセス方法について解説します。
「北里大学 白金キャンパス」の建学の精神
北里大学は、微生物学者である北里柴三郎が設立した北里研究所を起源とする大学です。
大学を設置したのは「学校法人北里研究所」で、東京都港区白金に本部を構えています。
港区白金をはじめ、神奈川県、青森県、新潟県にもキャンパスがあり、薬学部、獣医学部、医学部、看護学部、理学部などを有する理系の大学です。
北里大学では、北里柴三郎が門下生に説いていた理念を受け継ぎ、以下の4つを建学の精神として掲げています。
●開拓…科学の世界でパイオニアとなり、独創性に富んだアイデアを持つ
●報恩…育ててくれた人と社会に貢献することで恩に報いる
●叡智と実践…習得した知識と技術を実践で活かして社会に還元する
●不撓不屈…いかなる困難にも屈せず果敢にチャレンジする
北里大学では、この建学の精神に徹して学業に励み、技能を磨き、将来貢献できる科学人を育成しています。
「北里大学 白金キャンパス」の沿革
昭和32年に北里研究所の創立50周年記念事業として「学校法人北里学園」が設立され、これを契機に衛生学部（化学科・衛生技術学科）が開設され、これが北里大学の始まりです。
その後、昭和39年に薬学部、昭和41年に畜産学部、昭和45年に医学部、昭和61年に看護学部が設置されるなど、さまざまな学部が増設されました。
看護学部が設置された年に、北里大学東病院も開設されています。
平成に入ると、平成6年に理学部、平成12年に水産学部、令和に入ると令和5年に未来工学部、令和6年には健康科学部が開設され、現在では9学部を有する生命科学の総合大学となっています。
「北里大学 白金キャンパス」への交通アクセス
都心から「北里大学 白金キャンパス」へ行くには、JR渋谷駅から田町駅行きの都バス「田87」系統に乗車し、「北里研究所前」で下車します。
バスの乗車時間は約15分です。
JR恵比寿からは徒歩15分でアクセスできますが、田町駅行きの都バス「田87」系統に乗車すると、約7分で「北里研究所前」に到着するため、バスを利用する学生も多く見られます。
また、東京メトロ日比谷線を利用する場合、「広尾駅」から徒歩10分です。
東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線「白金高輪駅」からも徒歩10分でアクセスできます。
●所在地：東京都港区白金5-9-1
●アクセス方法：東京メトロ日比谷線「広尾駅」より徒歩10分
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東京都港区にある「北里大学 白金キャンパス」の学部
「北里大学 白金キャンパス」は、薬学部が中心のキャンパスです。
白金キャンパスには、法人本部をはじめ、北里研究所病院、北里柴三郎記念博物館が併設されています。
薬学部では、大学附属病院に勤務している薬剤師や医師が講義や実習をおこなっており、実践的な教育を受けることが可能です。
北里大学の薬学部には、薬学科（6年制）と生命創薬科学科（4年制）があります。
実際にどのようなことを学べるのか、それぞれの学科の内容についてご紹介します。
薬学科（6年制）
薬学科は、薬剤師の養成を目的とする学科です。
6年間の学びと実習を通じて、薬剤師国家試験の受験資格取得を目指します。
2年次までに、物理、化学、生物など薬学を研究するための基礎的な知識を習得し、3年次には薬剤師に必要な専門知識を学びます。
4年次には医療現場での実習に向けた事前準備をおこない、5年次には長期実習、6年次には卒業論文の作成や国家試験対策をおこなうのが主なカリキュラムです。
また、「プレゼンテーション実習」では、グループ討議やわかりやすく説明する力を養います。
早期から研究に取り組む「プレ特別実習コース」も用意されています。
卒業後は、大学院博士課程（4年制）に進学し、さらに研究を深めることが可能です。
生命創薬科学科（4年制）
生命創薬科学科の主な目的は、修士課程進学を視野に入れた研究者の育成です。
1年次には、研究に必要な知識を学び、研究機関への見学もおこないます。
2年次には、薬学科と同様に薬学を研究する基礎的な知識を習得し、3年次には研究に必要な知識と技術を身につけます。
4年次には研究活動を中心におこない、卒業論文を学会で発表することも可能です。
4年次終了後は、博士後期課程（3年制）に進学することもできます。
このように、北里大学薬学部は2つの学科を併設し、薬の専門家と研究者の育成に力を入れています。
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東京都港区にある「北里大学 白金キャンパス」の特徴
最後に、「北里大学 白金キャンパス」の3つの特徴について解説します。
特徴1：チーム医療教育プログラム
北里大学では、医療系学部と専門学校、そして3つの附属病院が緊密に連携し、チーム医療実践教育をおこなっています。
この取り組みの目的は、質の高い医療を提供するために、チーム医療の重要性と構成員の専門性を理解し、協力して治療にあたる基本的な能力を修得することです。
「オール北里チーム医療演習」では、救急医療や災害時の医療など、さまざまなテーマを設けてディスカッションをおこなうなど、2日間にわたって演習がおこなわれます。
特徴2：就職に強い
北里大学は、就職に強いことも大きな特徴です。
薬学部では、過去5年間すべての卒業生が大学病院や企業などに就職しています。
大学病院や製薬会社、薬局への就職が多いですが、厚生労働省や東京都庁、地方自治体に就職し、活躍している卒業生もいます。
特徴3：国際交流活動
学祖である北里柴三郎は、オランダ人医師から熱心な指導を受けたことをきっかけに医学を志し、ドイツに留学後、数多くの研究業績を上げています。
このことを背景に、北里大学では「世界に学び、世界に貢献すること」を大切にし、国際交流活動を積極的に行っています。
薬学部では、6年次に約2週間の海外研修に参加することが可能です。
アメリカの大学病院や地域の薬局での見学、カンファレンスへの参加を通じて、アメリカの医療や薬剤師業務を体験し学ぶことができます。
また、海外から多くの研究生や実習生を受け入れており、共同研究や国際セミナーも積極的におこなっています。
2024年には、10か国・地域11大学から留学生を迎え、国際チーム医療演習を開催するなど、国内外で活躍できる医療人の育成を目指している大学です。
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まとめ
北里大学は、微生物学者である北里柴三郎の意思を受け継ぎ、9学部を有する生命科学の総合大学として医療の現場で活躍できる人材を育てています。
白金キャンパスは薬学部中心のキャンパスで、実際に現場で活躍する薬剤師や医師から講義や実習を受け、実践的な知識と技術を習得できるカリキュラムになっています。
チーム医療や国際交流活動を活発におこなっており、国内外で貢献できる薬剤師を目指せる大学なので、ぜひ薬剤師を目指す方や興味のある方は港区での暮らしを検討してみてください。
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株式会社リードホーム スタッフブログ編集部
都心・城南エリアで土地・一戸建て・マンションをお探しの方のために結束したファミリータイプ住宅売買の専門集団です。目黒区・港区・渋谷区・世田谷区・品川区・大田区の居住用物件のみに特化しております。ブログでは不動産売却などの記事をご提供します。
