港区で不動産売買を検討している場合、周辺エリアの理解は、大切なポイントのひとつになり得ます。
また、地域に根付く教育機関について知ることも、港区の周辺環境を知る一環として有用です。
そこで今回は、港区にキャンパスを持つ東京慈恵会医科大学について、概要や学部、社会貢献の取り組みを解説します。
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港区の東京慈恵会医科大学!教育や歴史の概要をご紹介
東京慈恵会医科大学をはじめとする伝統校や有名大学など、複数の教育機関があることは港区の魅力のひとつであり、周辺環境を知るうえで、外せない要素といえるでしょう。
まずは、港区にある東京慈恵会医科大学について、概要や特徴からご紹介します。
東京慈恵会医科大学の教育
東京慈恵会医科大学のはじまりは、1881年に高木兼寛が創設した成医会講習所です。
創設者である高木兼寛は、実学的医学を重要としていましたが、同時に、人間形成のための教育も大切に考えていました。
現在、東京慈恵会医科大学では、建学の精神を表す標語として「病気を診ずして病人を診よ」の言葉を掲げています。
創設者の思いが凝縮して込められている標語といえるでしょう。
医学的な力量だけでなく、人間としてもあたたかい心をもった医師の育成を目指すことが、建学の精神が意図するものです。
建学の精神により垣間見える東京慈恵会医科大学の姿勢からも、豊かな人間性と高い技術を持った人材を育む教育機関であることがうかがえます。
また、東京慈恵会医科大学では、大学としての目的や使命も定めています。
医師や看護師を育み、医療の実践と医学研究などへの振興から、人々の健康や福祉に寄与することが、東京慈恵会医科大学が掲げる使命の概要です。
東京慈恵会医科大学の歩み
港区にキャンパスを構える伝統校であることも、東京慈恵会医科大学の特徴であり、概要です。
高木兼寛が、1881年に成医会講習所を創立し、翌年に戸塚文海とともに慈善病院となる有志共立東京病院を発足したのが、当初の概要となります。
有志共立東京病院の設立趣意の概要としては、貧しいために治療の時期を逃し、苦しむ人が救うことでした。
成医会講習所などの実習病院として、有志共立東京病院は医学教育の場となっていました。
1884年には、米国宣教師を招き、看護婦教育に取り組んでいます。
英国留学でナイチンゲール看護学校を目にした高木兼寛が、日本における近代看護教育を積極的におこなった取り組みでした。
1921年には、財団法人東京慈恵会医科大学を設置、1933年には大学本館を竣工し、創立50周年の式典も催されました。
その後の沿革の概要としては、社会に貢献する医療人を輩出しながら、1980年には創立100年を祝う式典もおこなわれています。
2000年代に入っても、附属病院中央棟や大学1号館の竣工など、施設の充実も進み、2010年には大学創立130年を迎えました。
現在、東京慈恵会医科大学は、港区にある西新橋キャンパスをはじめ、ほか2つのキャンパスを設け、多くの学生たちを育んでいます。
●所在地:東京都港区西新橋3258
●アクセス:方法都営三田線「御成門駅」より徒歩約3分
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医師と看護師を育む!港区の東京慈恵会医科大学の学部をご紹介
港区にキャンパスを構え、学生たちの医療に対する学びだけでなく、人間性も育む東京慈恵会医科大学には2つの学科があります。
ここでは、港区にある東京慈恵会医科大学の学部と学科について、ご紹介します。
医学部医学科
港区の東京慈恵会医科大学には医学部があり、学科は医学科と看護学科の2つです。
医学部医学科では、6年間にわたって、人々の健康増進や疾病の克服に貢献するための医学知識や技能を学びます。
見学の精神として「病気を見ずして病人を見よ」の標語を掲げる東京慈恵会医科大学では、知識や技術、習慣を身につけるだけではなく、豊かな人間性も兼ね備えた医師になることも重視しているポイントです。
責任感や倫理観を身につけながら、実践する学びを大切にしています。
港区にある東京慈恵会医科大学では、医学部医学科のカリキュラムも、学年に応じたバランスの良い内容で設計されていることが特徴です。
カリキュラムの概要は、1年生から3年生で基礎的な学びに取り組み、3年生からは臨床医学も組み込んで、さまざまな実習なども含みます。
ほかにも、外国語や総合教育なども学べる内容です。
たとえば、医学生としてのスタートとなる1年生では、生命現象を理解するために生物学や物理学を統合した生命基礎科学を学びます。
3年生後期になると、臨床医学についても、いよいよ学びがはじまります。
一方で、教養ゼミは、1年生から6年生まで、何度でも選択履修が可能なことが特徴です。
医学部看護学科
東京慈恵会医科大学には、4年制で、少人数制の教育をおこなう医学部看護学科もあります。
1学年に60名の学生が学んでいますが、その少人数制に対して、40名の専任教員が個性を大切にした手厚い教育のを実践しています。
グループワークや演習も採用した授業も多く、学生の能力を高める工夫が取られており、1年生から4年生まで綿密なカリキュラムが設計されていることもポイントです。
たとえば、1年生から、生活援助の基礎や方法だけでなく、生活援助の実践として基礎看護実習をおこないます。
生活援助の実習は、2年生で生活過程援助実習や地域連携実習、3年生や4年生は領域別実習と進みます。
そのほかにも、外国語や情報科学、保健医療や選択による保健師教育課程など、東京慈恵会医科大学の医学部看護学科では幅広い学びが可能です。
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港区で地域や社会にも貢献!東京慈恵会医科大学の取り組みを解説
港区にキャンパスをもつ東京慈恵会医科大学では、地域医療者への公開講座など、さまざまな面からの社会貢献の取り組みにも尽力しています。
ここでは、港区にある東京慈恵会医科大学の社会貢献の取り組みについて解説します。
東京慈恵会医科大学の取り組み
港区の東京慈恵会医科大学は、公開講座や小中高校生への教育活動など、社会との連携に取り組み、幅広い活動をおこなっていることも注目したいポイントです。
公開講座では、地域と密着し、一般の方や地域医療者を対象にした学びの提供や、一時救命処置の普及のための研修もおこなっています。
次世代を担う小学生から高校生にも、医学をわかりやすく伝える教育活動も取り組みのひとつです。
地域医療への貢献
社会貢献は、教育分野にとどまらないことも特徴であり、東京慈恵会医科大学に付属する4つの病院でも地域医療への取り組みがおこなわれています。
具体的には、ソーシャルワーカによる相談窓口の設置や学生の臨床実習、病院ボランティアの募集などです。
産学官連携
東京慈恵会医科大学では、教育や診療を使命とするほか、国内外の企業や研究機関と連携をして、研究成果を社会に還元することも重要と考えています。
具体的な取り組みは、産官学連携の取り組みでは共同研究や研究資料の提供、技術指導などです。
SDGs
港区の東京慈恵会医科大学では、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けても取り組みをおこなっています。
教育については、人類の健康や福祉に寄与する教育や医療活動を実践をすることや、地域連携看護学実践研究センターの運営により、地域住民を支えることなどの活動です。
ほかにも、研究、医療、法人運営のそれぞれの分野で、SDGsの目標達成に取り組んでいます。
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まとめ
港区には、医学だけでなく、人間性の育みも重視する東京慈恵会医科大学があります。
東京慈恵会医科大学には、6年制の医学部医学科と4年制の医学部看護学科が設置されており、実習も交えながら優れた医療人の育成に注力されています。
また、さまざまな社会貢献にも取り組み、公開講座や地域医療などを通じ、地域とのつながりも大切にしている教育機関です。
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株式会社リードホーム スタッフブログ編集部
都心・城南エリアで土地・一戸建て・マンションをお探しの方のために結束したファミリータイプ住宅売買の専門集団です。目黒区・港区・渋谷区・世田谷区・品川区・大田区の居住用物件のみに特化しております。ブログでは不動産売却などの記事をご提供します。