新築住宅だけでなく、中古住宅も選択肢に入れてマイホームを探す方も多いのではないでしょうか。
中古住宅は新築より安く購入できるメリットがありますが、希望どおりの物件を見つけるためには探し方を工夫しなければなりません。
この記事では、中古住宅を探す前に知っておきたい基本的な探し方、コツ、注意点などをご紹介します。
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中古住宅は、築年数や仕様、設備の新旧など、新築とは異なるさまざまな要素を考慮したうえで探す必要があります。
選択肢が豊富な中古住宅のなかから理想の物件を見つけるためには、効率良く探すことが欠かせません。
まずは、中古住宅を効率的に探す基本の方法をご紹介します。
こだわりたい条件を決める
中古住宅を探す際には、こだわりたい条件を決めておくことが重要です。
さらに、それらの条件を優先度順に並べ、譲れない点と妥協できる点にわけておくと良いでしょう。
こだわりたい条件を明確にして順位付けをしておけば、異なる条件の中古住宅で迷った際にも判断しやすくなります。
希望をすべて満たす物件があれば理想ですが、物件を探しているうちに時間だけが過ぎてしまうケースもあります。
たとえば、譲れない点として築年数を挙げるケースは多いですが、築年数が古くてもリノベーションによって新築同様の見た目や快適さにすることも可能です。
妥協できる点を少し増やすだけで良い物件に出会えるケースもあるため、こだわりたい条件を整理し、条件を絞っておくことがポイントです。
不動産会社に相談する
こだわりたい条件が整理できたら、不動産会社に相談して物件を探すのがおすすめです。
不動産会社は物件探しのプロであり、業者専用のデータベースを使って膨大な物件情報のなかから理想に近い物件を探せます。
最新の情報が確認でき、気になった物件を内見するまでの段取りもスムーズなので、効率的に物件探しが進められます。
とくにおすすめなのが、物件を探しているエリアに強い地域密着型の不動産会社に相談することです。
地域密着型の不動産会社なら、インターネットには掲載されてない物件情報など、地域ならではの情報を持っている可能性があります。
現代では物件情報をインターネットに掲載するのが一般的になっていますが、希少性が高く大々的な宣伝を避けたい物件など、あえて情報を公開しないケースもあります。
そのような物件の情報を得るためにも、不動産会社に相談して物件の情報提供を依頼すると良いでしょう。
中古住宅の探し方のコツ
中古住宅を効率良く探すためには、探し方のコツをつかむことも重要です。
良い物件ほど早く売れてしまうため、理想の物件を手に入れるには段取り良く探さなければなりません。
そこでこの章では、中古住宅の探し方のコツをご紹介します。
予算の上限を決める
中古住宅を探す際には、予算の上限を決めておくのがコツです。
先に物件を決めてしまうと、予算をオーバーし、返済が苦しくなるおそれがあります。
金融機関によっては税込み年収に対し、35%前後を返済額としたローンも組めますが、返済額が増えすぎると生活費を圧迫してしまいます。
無理なく返済できるよう、1年間の返済額は税込み年収の25%までを目安に、ご自身の年齢や家族構成などを考慮して予算を決めると良いでしょう。
リノベーションを前提に物件を探す
条件に合う中古住宅が見つからない場合は、リノベーションを前提に探すと選択肢を増やせます。
リフォームが基本的に原状回復を指すのに対して、リノベーションは工事によって新たな価値を付加することを指します。
水回りや設備の交換はもちろん、間取りの変更もできるため、中古住宅の選択肢を大きく広げることが可能です。
大がかりなリノベーションは費用がかかりますが、新築の注文住宅の購入をした場合と比較すると、必ずしも割高になるわけではありません。
中古住宅でありながら新築住宅のような美しく快適な物件にすることもできるため、リノベーションを前提に物件探しを進めるのも手段の1つです。
周辺環境を確認する
中古住宅を探していると、どうしても物件ばかりに目が行きがちですが、物件の周辺環境も重要なポイントです。
たとえば、お子さまの誕生をきっかけに住宅を探す方であれば、お子さまが通うことになる学校の場所や近隣の育児環境を確認する必要があります。
それ以外にも、買い物や病院などの利便性、駅からの距離や近くの道路の交通量、周辺の治安や雰囲気など、確認しておきたいポイントは多くあります。
周辺環境は将来的に売却できるかどうかにも関わってくるため、将来的に住み替えをご検討されている方は入念にチェックしておくと良いでしょう。
また、住宅が立っているエリアの災害リスクも確認しておくことをおすすめします。
各自治体がホームページなどで公開しているハザードマップを利用して、購入を検討している物件にどのような災害リスクがあるのかを把握しておきましょう。
中古住宅の探し方における注意点
中古住宅の探し方には、新築の注文住宅を探すときとは異なる注意点が存在します。
理想の中古住宅を見つけるためにも、中古住宅の探し方の注意点を把握しておきましょう。
築年数によって条件が異なる
中古住宅は、築年数によって販売価格など、さまざまな条件が異なります。
築年数が古い物件は販売価格が安くなるものの、減税の制度は新築よりも少ないため、トータルで見るとあまりお得にならないケースもあるのが注意点です。
また、金融機関によっては築年数を住宅ローンの条件にしているケースもあり、築年数が古い物件では住宅ローンを組めない可能性があります。
減税制度や住宅ローンについて不安がある場合は、物件を紹介された際に、その点を不動産会社に確認してみると良いでしょう。
住宅の購入以外にも費用がかかる
中古住宅を購入する際にかかる費用は、住宅の購入費用だけではありません。
売買を仲介した不動産会社に支払う仲介手数料をはじめ、登記などの諸経費がかかるほか、税金を納める必要もあります。
さらに、中古住宅を購入する場合はリフォームやリノベーションをすることも多いため、工事費用の準備も必要です。
特に注意したいのは、現在の耐震基準が設定された1981年より前に建てられた中古住宅を購入するケースです。
1981年以前に建てられた住宅は現在の耐震基準を満たしていない可能性があり、耐震補強工事が必要なケースもあります。
中古住宅を購入する際には、購入費用以外にもお金がかかることを考慮して予算を考えましょう。
住宅ローンや住宅ローン控除が利用できない場合がある
前述のとおり、金融機関によっては住宅ローンの申し込み要件に築年数の上限を設けているケースがあります。
築年数の上限がない住宅ローンを申し込む方法もありますが、特定の住宅ローンを希望する場合は、あらかじめその条件を確認しておきましょう。
また、住宅ローンを利用した場合でも、築年数などの条件を満たしていないと、住宅ローン控除が利用できないという点も注意点として挙げられます。
住宅ローン控除を利用できれば最長で10年間節税できるため、購入前に住宅ローン控除の対象になる物件かどうかを確認することをおすすめします。
まとめ
中古住宅の購入をスムーズに進めるには、こだわりたい条件に優先順位をつけてから不動産会社に相談することをおすすめします。
中古住宅ならではの探し方のコツや注意点を把握したうえで、理想の住まい探しを進めましょう。
株式会社リードホーム スタッフブログ編集部
都心・城南エリアで土地・一戸建・マンションをお探しの方のために結束したファミリータイプ住宅売買の専門集団です。目黒区・港区・渋谷区・世田谷区・品川区・大田区の居住用物件のみに特化しております。ブログでは不動産売却などの記事をご提供します。