多くの方にとって、マイホームは人生最大の買い物です。
初めての大きな買い物だからこそ、どんな流れで家を購入するのか、買主として何をすれば良いのかがわからず不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、建売住宅を購入する前に知っておきたい、建売住宅を購入する前後の流れについてご紹介します。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら建売住宅を購入する流れ①契約前の準備
建売住宅を購入する際には売買契約をしますが、契約前にもいくつかするべきことがあります。
ここでは、売買契約をするまでの流れをご紹介します。
購入の申し込み
内見をおこない購入する建売住宅が決まったら、売主へ購入の申し込みをして購入の意思を伝えましょう。
申し込みの際には、価格などの購入希望条件を記載した購入申込書に署名・押印をして売主へ提出します。
申し込みの時点では法的拘束力がなく、もし購入に至らなかった場合でもペナルティはありません。
ただし、申し込みは建売住宅を購入するのが前提なので、よく検討したうえで申し込むことをおすすめします。
契約日・契約条件の調整
申し込みと同時に、売主と契約日や契約条件の調整をおこないます。
売買価格をはじめ、契約日や手付金の金額などもこの段階で調整するのが一般的な流れです。
不動産仲介業者がいる場合は、仲介業者を通して希望の条件を伝えて交渉します。
重要事項説明書と売買契約書の事前チェック
重要事項説明書と売買契約書は契約当日に説明を受けますが、可能な限り事前に確認しておくと良いでしょう。
どちらも重要な書類ではあるものの、初めて家を購入する方がその場で説明を受けて内容をすべて理解するのは困難です。
事前に確認しておけば理解が深まり、質問もしやすくなります。
買主から依頼しないと事前にもらえないケースが多いため、重要事項説明書と売買契約書のコピーを事前に受け取れるよう不動産会社に依頼するのがおすすめです。
また、購入前にホームインスペクションを利用する場合は、売買契約の前に実施しておきましょう。
手付金の準備
売買契約の際には、買主から売主に手付金を支払う必要があります。
手付金の額は両者の交渉により決定されますが、販売価格の5%~10%が一般的です。
現金で支払う場合には現金の準備を、振り込みの場合には振り込み元の口座に資金を準備しておきましょう。
手付金を支払った後に買主の都合で購入をやめる場合は、手付金は返還されないことに注意が必要です。
建売住宅を購入する流れ②売買契約
建売住宅を購入する流れのうち、最も大きなイベントが売買契約です。
売買契約の流れをご紹介します。
重要事項説明を受ける
契約前に、まずは不動産会社から重要事項説明を受けます。
重要事項説明とは、購入する物件に関する重要なことについて重要事項説明書に基づく説明を受けたうえで、書面に署名・押印するものです。
売買契約より前に実施することが義務付けられていますが、売買契約の直前でも構わないため、売買契約と同日におこなうのが一般的です。
押印に使用する印鑑は認印でも問題ありませんが、場合によっては実印を指定されるケースもあります。
売買契約をおこなう当日に慌てないためにも、どの印鑑を用意すれば良いかを事前に確認しておきましょう。
売買契約の締結
重要事項説明に問題がなければ、売買契約書の書面に署名・押印し、契約を締結します。
事前に契約書の内容を確認しておけば、相違点がないかをチェックするだけで済むため、スムーズかつ安心して売買契約が進められるのがメリットです。
事前に確認していない場合、不明点は納得できるまで繰り返し質問するなど、時間をかけてでも内容を理解することをおすすめします。
重要事項説明と売買契約はとくに重要なので、後戻りできない段階になってから後悔しないよう、見落としがないかを念入りに確認しておきましょう。
また、売買契約時に手付金も同時に支払います。
手付金を振り込む場合、売買契約前に振り込みを済ませ、売買契約の時点で振り込まれていることを確認できる状態にするのが一般的です。
住宅ローンの申し込みの準備
建売住宅を購入する際には、ほとんどの方が住宅ローンを組んで代金の支払いをおこないます。
住宅ローンを利用するには金融機関に申し込む必要があるため、申し込みに必要な書類などを準備しておきましょう。
売買契約の日に必要な書類への記入をおこなうケースもあるため、事前にスケジュールを確認しておくとスムーズです。
申込書への押印も基本的には認印で問題ありませんが、認められないケースもあるため、申込書の説明書きを読み、問題ないか確認しましょう。
住宅ローンの申し込みには、申込書だけでなく所得証明書や住民票など、その他の書類も必要です。
どんな書類が必要かは金融機関によって異なるので、事前に指定された書類を確認しておくことをおすすめします。
不動産会社が用意する書類が必要なケースもあるので、必要に応じて売買契約の際に打ち合わせしておくと良いでしょう。
建売住宅を購入する流れ③契約後
契約後から入居までの間にも、買主がするべき重要な項目は数多くあります。
契約後の流れをご紹介します。
住宅ローンの申し込みと融資承認の連絡
用意しておいた必要書類を持参して、金融機関に住宅ローンの申し込みをおこないましょう。
買主が自分で金融機関に出向くケースのほか、インターネットで申し込みができるケースや不動産会社が代行するケースもあります。
住宅ローンの申し込みには仮審査と本審査があり、審査にかかる期間は仮審査で1週間、本審査で2週間ほどが目安です。
申し込みを済ませたら、金融機関から融資承認の連絡が来るまで待ちましょう。
不動産会社の提携ローンであれば、不動産会社を通じて審査結果を聞くケースもあります。
金融機関から融資承認の連絡が来たら、不動産会社に連絡しましょう。
引き渡し日などの日程調整
建売住宅の引き渡し日や、引き渡しの前におこなう立会い検査の日程などは、売買契約の際に決めるのが一般的です。
しかし、契約後のこのタイミングで日程の再調整をするケースも少なくありません。
とくに、建売住宅が完成する前に売買契約を締結した場合には、何らかのトラブルにより住宅の完成時期が遅れるケースも想定されます。
引き渡しと立会い検査の日程に変更がないかを、売主に確認しておきましょう。
また、引き渡し前におこなう立会い検査は、住宅の施工品質などを確認する重要な機会です。
売主から日程の提示がないときは、忘れずに日程を聞きましょう。
司法書士に必要書類を送付
購入した建売住宅の所有権移転や抵当権設定などの登記手続きは、専門家である司法書士に依頼するのが一般的です。
どのような書類が必要かは、売買契約時に不動産会社から説明があるケースが多く見られます。
必要な書類を用意しておき、司法書士に送付しましょう。
立会い検査と引き渡し
引き渡しの前に、建売住宅を最終確認するために立会い検査が行われます。
施工品質に問題がないか、契約したとおりの建物になっているかどうかをしっかりと確認しましょう。
立会い検査で指摘した事項は売主に補修してもらい、補修後に問題がないことを確認したうえで引き渡しに進みます。
引き渡しは金融機関でおこなうことが多く、残代金を支払って登記手続きに必要な書類に署名・押印します。
引き渡しが完了し、司法書士による登記手続きが済めば、どのタイミングで引っ越しても問題ありません。
まとめ
建売住宅の購入にはさまざまなステップがありますが、一連の流れを把握しておけば安心して契約できます。
人生で最大の買い物だからこそ、気になった点は遠慮せずに質問し、納得したうえで契約に臨みましょう。
株式会社リードホーム スタッフブログ編集部
都心・城南エリアで土地・一戸建・マンションをお探しの方のために結束したファミリータイプ住宅売買の専門集団です。目黒区・港区・渋谷区・世田谷区・品川区・大田区の居住用物件のみに特化しております。ブログでは不動産売却などの記事をご提供します。