念願のマイホームを購入するとなると、内装や設備にこだわりたいという方も多いのではないでしょうか。
天井に設置するタイプの窓「トップライト」もおすすめしたい設備のひとつです。
壁に埋め込むタイプの窓には馴染みがあっても、トップライトを身近に感じる方は少ないかもしれません。
この記事では、トップライトとはどのような設備なのか、設置するメリット・デメリットについてご紹介します。
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弊社へのお問い合わせはこちら不動産購入にあたり設置できる「トップライト」とは?
トップライトとは物件の屋根や天井側に開口を作って設置する窓のことで、天窓とも呼ばれています。
そのほか「ルーフ窓」「ルーフウィンドウ」と呼ばれるケースもあります。
トップライトは主に窓が1面だけにしか設置されていない家や、日当たりが期待できない家などに設置されることが多いです。
窓を通して光を取り入れることだけを目的としたものや、部屋の換気をおこなえるものなど、さまざまなタイプのトップライトが存在します。
トップライトの種類
トップライトの種類は、窓の開閉の仕方によって主に「固定式のフィックス」「手動式」「電動式」に分かれます。
フィックスとは固定式のトップライトで、光を取り入れることに特化しており窓を開閉することはできません。
開閉できるものは手動式と電動式に分かれ、開閉用の棒やハンドルを用いて手動で開閉するタイプと、リモコンや壁付けのスイッチで窓の開閉ができるタイプがあります。
電動式のトップライトのなかには、雨を感知すると自動で閉まる便利なオート式のものも商品化されています。
この開閉できるトップライトは、押し出して窓を開けるタイプと窓部分を回転させて開ける回転式のタイプなどがあり、取り付ける場所や用途によって複数の種類から選ぶことが可能です。
たとえば、清掃まできちんと自分でおこないたいという方は回転式のトップライト、吹き抜けの天井に設置する方は電動式のトップライトなど、住宅のデザインやライフスタイルに沿って選択すると良いでしょう。
トップライトが設置された不動産購入をおこなうメリットとは?
不動産購入の際にトップライトが設置された物件を選ぶと、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、トップライトが設置された物件の主なメリットを5つご紹介します。
メリット①採光性が高くなる
トップライトのもっとも大きなメリットは、効率よく太陽の光を室内に取り込めることです。
通常の窓のように側面に設置されるのではなく天井に窓があるため、家の目の前に大きな建物があるなど、日当たりが悪い立地の場合でも光を確保できます。
とくに都会や住宅街など建物が密集しているエリアでは、トップライトが大活躍してくれるでしょう。
トップライトの採光性の高さは建築基準法でも認められているほどで、壁面の窓と比べて約3倍の光を取り入れてくれます。
なかなか部屋を明るくできない室内にでもトップライトを設置すれば、太陽の光で効率よく光を取り入れることが可能です。
メリット②換気がスムーズになる
開閉可能なトップライトは、設置することによって室内の風通しを良くする役割も担います。
空気は暖かいと上に昇り、冷たいと下に残る性質があるため、トップライトを開けることで熱を外に逃す空気のとおり道ができます。
トップライトを開けることで普段から効率よく換気をおこなうことができ、とくに夏季は快適な室内を保てるでしょう。
メリット③プライバシーを確保できる
トップライトの意外なメリットはプライバシー性です。
とくに住宅地などの家が密集しているエリアでは、隣の家との距離が近く、普通の窓では室内が見えてしまうのではないかと不安になる方もいらっしゃるでしょう。
天井に窓があるトップライトなら周囲からの視線や姿を気にせず、プライバシーを確保しながら窓を開放することができます。
夜は室内で星空をゆったりと贅沢に観賞することもできるでしょう。
メリット④光熱費の削減につながる
トップライトは採光性と通風性の高さを兼ね備えているため、室内の照明や冷暖房の使用頻度が減少し、結果的に光熱費を抑えることにもつながります。
なぜなら、夏は熱を逃し、冬は太陽の光を効率良く取り入れることが期待できるからです。
トップライトのなかには断熱性の高いガラスを使用している種類もあるため、設置時に検討してみてはいかがでしょうか。
メリット⑤おしゃれな家を演出する
トップライト自体におしゃれなイメージを持つ方も多いように、差し込む太陽の光が表情のある室内を演出する点もメリットのひとつです。
トップライトと合わせて室内のレイアウトやデザインを考えるのも楽しいですね。
天窓の真下に寝具を設置するなど、トップライトを楽しめる空間を作ってみましょう。
トップライトが設置された不動産購入をおこなうデメリットとは?
トップライトが設置された物件にはたくさんのメリットがありますが、いくつかのデメリットも存在します。
不動産購入の際には、設置する設備のメリットだけでなくデメリットも把握したうえで判断することが重要です。
ここでは、トップライトが設置された物件の主なデメリットを5つご紹介します。
デメリット①掃除の手間がかかる
トップライトは天井に設置される窓のため、拭き掃除などのメンテナンス作業が大変です。
長い棒タイプの掃除用具があれば簡単に清掃できる場合もありますが、脚立や足場を設けなければ届かない高さにある場合も多く、通常の掃除より手間がかかるのは避けられないでしょう。
外側のガラスの汚れは業者への依頼が必要になる可能性もあります。
ご自身でこまめに掃除したい方は、室内から外側も掃除できる回転式のトップライトがおすすめです。
デメリット②雨漏りのリスクがある
トップライトは屋根に窓を埋め込み、隙間を樹脂などで塞いでいるため、経年劣化による雨漏りが生じる可能性があります。
年月の経過とともに隙間が広がることや、開閉の噛み合わせが悪くなるケースも考えられます。
屋根の点検や修繕時には、同時にトップライトの点検もおこない、耐用年数を越えたら交換するなどリスク回避の工夫を検討しましょう。
デメリット③結露が起こりやすい
通常の窓に結露が起こるように、トップライトにも結露が起こります。
とくにトップライトは高い位置にあるため室内の湿度の高い空気が溜まりやすく、冷えたトップライトと触れた際に結露が起こりやすいです。
結露をそのまま放置してしまうとカビの発生や建材が腐る原因になるため、室内の湿度をコントロールする必要があります。
デメリット④暑くなりすぎることがある
日当たりの良い南側などにトップライトを設置すると、夏は強い日差しで暑くなりすぎるケースがあります。
採光性の高いトップライトは、設置する場所によってメリットがデメリットに変わることもあるため、注意が必要です。
トップライトを設置する屋根は直接光が入りにくい北向きにする、ブラインドを設置する、遮熱・UVカット機能の高いものを選ぶなど、1年を通して使えるように工夫すると良いでしょう。
デメリット⑤雨の音が気になる
トップライトの性質上、雨がダイレクトに窓に当たることは避けられません。
そのため、雨音を考慮して設置場所を判断する必要があります。
「静かな場所じゃないと寝付けない」「作業に集中できない」という方は寝室や作業部屋、書斎、勉強部屋には設置しないほうが良いでしょう。
まとめ
トップライトとは天井に設置された窓のことで、採光性や通風性の高さに定評のあるおしゃれな設備です。
数多くのメリットがありますが、掃除の手間や雨漏り・結露のリスクもあるため、不動産購入にあたりトップライトの設置を検討している方は、メリットとデメリットをふまえてから判断することをおすすめします。
株式会社リードホーム スタッフブログ編集部
都心・城南エリアで土地・一戸建・マンションをお探しの方のために結束したファミリータイプ住宅売買の専門集団です。目黒区・港区・渋谷区・世田谷区・品川区・大田区の居住用物件のみに特化しております。ブログでは不動産売却などの記事をご提供します。