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世田谷区立図書館を大解剖!利用方法から図書館の取り組みまで紹介します

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世田谷区立図書館を大解剖!利用方法から図書館の取り組みまで紹介します

世田谷区立図書館を大解剖!利用方法から図書館の取り組みまで紹介します




インターネットが発達したことにより、本もデジタルで読む時代となり、紙の本を手に取る機会はずいぶん減ってきています。

 

それでも子どもと一緒に、一枚ずつページをめくる時間を大切にしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

 

世田谷区立図書館は、そんな思いをサポートしてくれるさまざまな取り組みを行っています。

 

この記事では、世田谷区立図書館の概要と取り組み、そして図書館が行っている子育て支援などについて詳しく紹介していきます。

 

世田谷区立図書館の概要


世田谷区立図書館の概要


 



世田谷区には、弦巻にある中央図書館をはじめとして、世田谷地域に4つ、北沢地域に2つ、多摩川地域に4つ、砧地域に2つ、そして烏山地域に3つのあわせて16の図書館があります。

 

ほかに5つの図書室、2つの図書館カウンターがあり、図書施設としては全部で23施設にも上るというのですから驚きですね。

 

それぞれの施設は図書館情報システムでオンラインで結ばれているため、借りたい本や資料が近くの図書館になかったとしても、ほかの図書館から取り寄せられるため便利です。

 

まずはそれぞれの施設の役割を紹介しましょう。

 

<各施設の役割>

 

・中央図書館

中央図書館は専門性の高い資料を幅広く収集しており、他の図書館で必要な資料が不足している場合に提供しています。CD・カセットテープの所蔵あり。

 

・地域図書館

各地域にある16の図書館は、主に娯楽や教養、趣味や実用書など、地域市民の利用頻度が高いと思われる図書、またその地域の特性や歴史を踏まえた資料を提供しています。※経堂をのぞく図書館で、CDの所蔵あり。

 

・地域図書室

蔵書が23万冊ほどの小規模な施設で、娯楽や教養などの資料を揃えています。

 

・図書館カウンター

資料は保有しておらず、予約した資料の貸し出しや返却など、図書サービスに特化した施設です。

 

<図書館の利用方法>

 

それでは各図書館の利用方法を確認しておきましょう。

 

世田谷区にある図書施設を利用するには、利用者登録をしたうえで、世田谷区立図書館共通で利用できるカードの発行が必要です。

 

なお利用者登録に関しては、住所や年齢による登録制限がないため、世田谷区民でなくても利用できます。

 

登録の際には、運転免許証や健康保険証など、氏名と住所が確認できる身分証明書が必要です。(小学生以下は不要です。)

 

図書やCDなどの資料を借りるときには、利用カードを添えて貸出窓口で手続きをします。

 

なお貸し出し可能な資料数と貸し出し期間は以下の通りです。

 

・図書(雑誌・紙芝居を含む) 全館で合計15冊、2週間まで貸し出し可能

・音響資料(CD・カセットテープ) 全館で合計6点まで、2週間まで貸し出し可能

 

借りた資料を返却するときには、貸し出しを受けた図書施設まで行かなくても、世田谷区内にあるほかの図書施設でも返却が可能なので利用してみてください。

 

図書館が閉まっているときには、設置されているブックポストに返却できます。(紙芝居や大型絵、音響資料やCDDVDがついている図書などをのぞく)

 

2週間以上返却が遅れると、新しく予約ができなくなり、さらに遅れた場合には、貸し出しが停止されてしまいます。

 

返却が遅れるときにはあらかじめ延長手続きを取るなど、マナーを守って図書館を利用するようにしましょう。

 

なお会館時間や車椅子用トイレの有無などは各施設によって異なるため、利用するときには各図書館に直接お問い合わせをしてください。

 

世田谷区立図書館の取り組み


世田谷区立図書館の取り組み



 

それでは世田谷区立図書館が、これまでどのような取り組みを行ってきて、これからどのように成長していこうとしているのかを紹介します。

 

世田谷区では、知識や情報、文化の拠点として世田谷区立図書館を充実・発展させることを目的に、「世田谷区立図書館ビジョン」として図書館サービスの基本方針を示し、さまざまな取り組みを行っています。

 

第一次図書館ビジョンは平成22年に策定されましたが、その後インターネットの爆発的普及などにより図書館を取り巻く環境が大きく変化しました。

 

図書館にもデジタル化への取り組みが求められるようになり、情報発信の役割にも大きな期待が寄せられるようになってきたのです。

 

その一方、地域住民のコミュニティの核として、公民館のような役割を果たそうとする図書館も見られるようになるなど、図書館に求められる役割は変化し続けています。

 

こういった変化を踏まえ、世田谷区は平成26年に第二次図書館ビジョンを策定しました。

 

第二次図書館ビジョンでは、中央図書館をはじめとした各地域図書館などからなる図書館ネットワークを確立し、区民の学びや生活の質を高める学びと情報の拠点となることを目指すとしています。

 

こうした取り組みのもと、図書館情報システムをすべての地域図書室にも導入してネットワーク化を図るなど、市民の利便性を高めてきました。

 

また子ども向けのお話会や大人同士の読書会を実施するNPO法人との連携、学校おはなし会ボランティアを育成する講座など、地域人材を活用する取り組みも積極的に行っています。

 

さらに図書や資料から知識や情報を得るだけではなく、図書を通じて区民同士が情報交換し、共通の関心を持った仲間と出会う機会を提供する「学習活動発表会」などの取り組みも実施してきました。

 

世田谷区立図書館は、地域との連携を取り交流の場となることで、区民と共に学び成長していく図書館となる取り組みを、これまでも、そしてこれからも目指しているのです。

 

世田谷区立図書館が実施している支援


世田谷区立図書館が実施している支援



 

それでは具体的に、世田谷区立図書館が区民の図書活動を充実させるためにどのような支援を行っているのか紹介します。

 

<学校支援>

 

世田谷区立図書館では、区立小中学校を対象として、調べ学習資料の貸し出しや、「出張お話会」、中高生対象の「職場体験の受け入れ」など、学校支援などの取り組みを積極的に行なっています。

 

たとえば「出張お話会」では、主に小学校2年生を対象として、図書館員が学校まで足を運んでお話をしてくれます。

 

これは絵本や紙芝居の読み聞かせ、パネルシアターなどを実施し、子どもたちがお話の楽しさに目覚め、図書館の利用を促そうという取り組みです。

 

<子育て支援>

 

世田谷区では、生後34カ月の乳幼児検診のときに、「乳幼児パック」として赤ちゃんの絵本選びに悩んだときの絵本リスト「しゅっぱつしんこう」などを配布する取り組みをしています。

 

乳幼児パックには、絵本リストのほかにも「おかあさん・おとうさんへ」と題されたわらべうたの紹介や、図書館の利用案内「としょかんへいこうよ」などが含まれています。

 

図書館共通利用カードの登録申込書も一緒に配布されるようになっていて、出産を機に図書館の利用を促す取り組みです。

 

少し大きくなった35歳向けの子どもにおすすめのブックリスト「たのしいえほんのたび」も用意されるなど、世田谷区立図書館では、初めての子育てで絵本選びに迷う両親をサポートする仕組みが整っています。

 

また各図書館では、不定期で乳幼児や幼児、小学生を対象とした「おはなし会」の取り組みもしているので、世田谷区に住んだときには積極的に図書館を活用してみてくださいね。

 

まとめ


 

世田谷区には、中央図書館を筆頭に全23もの図書施設があり、地域の情報・文化の拠点としての役割を担っています。

 

区民の図書活動を充実させるためのさまざまな取り組みも行っており、幼児や子どもだけではなく、地域の大人も図書を通じて交流できる仕組み作りにも積極的に取り組んでいます。

 

これから世田谷区にお住まいになる方は、ぜひ近くの図書施設を利用してみてくださいね。

 


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